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犬の病気・症状

愛犬のフケが治らないなら動物病院へ!治療費はいくらかかる?

振り向いた茶色の犬

愛犬の体調には十分気を使います。そのため犬に少しでも変化があれば、すぐに気づくでしょう。中でも症状が顕著で分かりやすいのが犬のフケです。犬の背中の皮が薄く剥けたり、またその皮が散らばったりします。

不潔なだけではなくフケの中にはかゆみを伴うものがあり、犬の様子も痛々しくなる時さえあります。そんな犬のフケ事情ですがその原因は多岐にわたります。それでは具体的にフケの原因とは何なのでしょうか?まずは原因について見ていきましょう。

犬のフケの原因とは?

虫眼鏡と?

そもそもフケとはなにか知っていますか?フケとは人間だけでなく、犬にも起こり得るのは人間も犬も同じく新陳代謝があるからです。この新陳代謝によって古い皮膚が剥がれ落ちたものを一般的にフケと呼んでいます。

主な原因として考えられるのは、まずシャンプーに関するものがあります。

  • シャンプーの頻度はどうなのか?
  • シャンプーの洗い方は大丈夫
  • シャンプーの後のすすぎの仕方
  • シャンプーの成分について

シャンプーに関係するものは、以上が犬のフケの原因となります。

皮膚の乾燥も一つの要因です。例えば冬場など空気の乾燥する時期や、シャンプーによって皮膚の油分をぬぐいすぎてしまった時にも、皮膚の乾燥とそれによるフケはできます。こういった外的要因以外にもストレスなど犬の内面がフケとなることもあります。

また見逃しがちなのが、毎日摂取するドッグフードです。このドッグフードが合わなくても、犬の体に害を及ぼしフケとなって目に見える形で現れます。このように犬のフケの原因はかなり多くあります。

しかしどれも日常的なもので、普段から気を使っていれば特段問題になることはありません。むしろ対策の手段も多くあります。愛犬をフケから守るために、飼い主である私たちはどのように気を付けるべきでしょうか?それぞれ考えてみましょう。

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フケが出てるときはシャンプーしてもらわない方がいいの?
フケにも色んな理由があるのでまずは、皮膚疾患が絡んでないか病院で診てもらうことを勧めます。

シャンプーでフケ対策をする

まずシャンプーでフケを作ってしまう原因はその洗い方、すすぎ方とシャンプーの種類にあります。シャンプーをするとき、原液をそのまま皮膚に塗っていませんか?こうしてしまうと犬の皮膚には刺激が強すぎてしまいます。

シャンプーの原液による刺激が皮膚にダメージとして蓄積されていくと、皮膚がはがれやすくなってしまいます。シャンプーをするときは、最初に手のひらで泡立ててから、泡で洗ってあげるようにしましょう。

またシャンプーの後もしっかりすべての泡を、綺麗に落としてあげることが必要ですが、シャンプーの種類にも気を使いましょう。

注意点

洗い方を改善してもフケがで続ける場合、シャンプーの成分がそもそも合っていない可能性があります。

シャンプー選びに必要な条件は肌に合うことと、保湿性の高いシャンプーであることです。これで肌の乾燥も防げます。またストレスによるフケは運動できる環境づくりや、生活環境を清潔に保つことが対策です。

またドッグフードによるフケでは、食事を変えてあげることが大切で、さらに皮膚を強くする脂肪酸を配合したものがおすすめです。以上が主なフケへの対策です。こうした対策には、フケの原因を知ることが重要になります。

病気が原因のフケなら動物病院へ

カルテを持つ医者

フケがでてきたとき、以上のような個人で対策できる範囲での改善策を試してみる事でしょう。しかしこれまで見てきたフケへの対策や、改善策を試しても一向に改善しないことがあります。

フケの原因には実はもう一つ、重要な要因があります。それが病気によるものです。この病気が原因によるフケは、対処が遅れると状態を悪化させ、また個人では治療できません。よって病気によるフケが見られたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。

皮膚病の原因とは?

ベッドで寝ている2匹の犬

なってしまうと大変な皮膚病ですが、犬の皮膚病にはどの様な原因があるのでしょうか?

  • カビや細菌に起因するもの
  • アレルギーに起因するもの
  • 寄生虫に起因するもの

まずカビや細菌による感染の場合、様々な種類のカビや細菌が考えられますが、中でもメジャーなのがマラセチア症と濃皮症です。マラセチア症はカビの一種であるマラセチアが、犬の皮脂などを食べ異常に繁殖した結果、引き起こされるものです。

膿皮症はブドウ球菌という、皮膚の常在菌が傷口に侵入し発症します。またアレルギー性では、食物アレルギーとアトピー皮膚炎の2種類に分かれます。そして寄生虫によるものは主にダニ、またはノミが原因になります。

ニキビダニ、ヒゼンダニやこれらのダニの唾液でアレルギーが発症するのです。

病気によるフケはどのような症状がでる?

病気によるフケには、目立つ症状を伴う事があります。例えば膿皮症では始め皮膚にブツブツができ、かゆみから脱毛へと症状が移り変わります。マラセチア症では皮脂を好むマラセチア菌の影響で、皮脂を多く分泌する脇の下が赤くなります。

同じようにおなか、あごや耳を中心にも赤みがかった皮膚が見えます。この場合、独特の臭いを伴なうのが特徴でもあります。続いてアレルギー性による皮膚病ですが、顔の部位の例えば目や口、耳の周囲や脇やおなかなどかなり全身にかけて症状がでます。

ダニやノミに起因する場合、強いかゆみを伴うことが多く、犬の行動に変化が見られます。中でもノミアレルギーではお尻や、しっぽの周辺に赤い発疹が出て、その部位をこすりつけたりなめたりします。

皮膚病の治療内容

獣医に診てもらう犬

ではこれらのアレルギーや菌によるフケに対して、どのように治療を行うのでしょうか?まずどのような原因であれ、どちらも症状が出ている箇所の処置を行います。そしてある程度症状を抑えてから、根本的な原因の治療に移ります。

アレルギーによる皮膚病には、原因を特定しそれを取り除く治療をします。ノミやダニ、食事など多くの要因が考えられるアレルギーでは、何よりも原因の特定が先決です。

そして原因を特定した後に、副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制剤、抗ヒスタミン剤などの薬剤を投与し、かゆみを抑えていきます。加えて日常的に行う食事療法や、保湿性を持ち刺激を抑えたシャンプーによるケアも継続します。

菌性によるアレルギーにも、抗菌剤や軟膏などで症状の出ている箇所に処置をし、飼育環境の改善も促します。

ここがポイント菌性のアレルギーは周囲の不潔な環境が原因になっている事が多く、そういった医者の手の届かないところでのアフターケアも治療の一環です。
犬のアレルギーでも治療法はあるの?
もちろん。原因に合った治療法があります。あきらめないで病院に連れて行ってあげましょう。

皮膚病の治療費はいくらかかる?

お金とレシートを見て家計簿

皮膚病の治療に動物病院に行くと、もちろん治療費が掛かります。では相場は、どのくらいになるのでしょうか?まず治療費と一口に言っても、その内訳は様々です。

  • 診療費
  • 内服薬、外用薬
  • 処方食
  • 処置料
  • シャンプー
  • 薬浴や消毒
  • 諸検査

一般的にこれらが治療費の主な内訳です。注意しておかなければならないのは、病気の進行状況によって、治療には3か月程度かかるという点です。詳しく内訳を見ると、ここでの処置料とは毛刈りなどの処置です。

また初診であれば、血液検査、アレルゲン検査、細菌検査などに約18,000円から40,000円程度かかります。その後も経過観察のため、大体10日に一度程度の通院が必要になり、一度の診察で15,000円の負担になります。

以上をまとめると、月に3回通院し、それを3か月繰り返すので、総額平均135,000円となります。もちろん発症からの経過時間や、症状の悪化具合にもよりますが、決して少なくありません。

また初診かどうかで検査の有無があるため、多少金額は上下する可能性があります。

フケを予防できる?

指をさす男性医者

こうして治療費を見ると、その金額に愕然としてしまう人もいるのではないでしょうか?確かにフケの治療に100,000円以上かかるとなると衝撃です。しかし、前述したとおりフケにはそれぞれ原因がありました。

そしてフケの原因は対処不可応なものではなく、あくまで予防できるものなのです。感染し発症する前に対処してしまえれば犬も苦痛を味わうことなく、家計にも大きな打撃を与えません。続いてはフケを予防する方法を見ていきましょう。

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食事を改善(ドッグフード)

ご飯を食べる犬

フケの予防策はまず、皮膚を強くすることです。皮膚を強くするために、皮膚を作る食事から変えていく、というのが予防につながります。皮膚の強化に役立つ成分が以下のものです。

  • αリノレン酸
  • DHA
  • EPA
  • アミノ酸

上の3つを総称して、オメガ脂肪酸と言います。このオメガ脂肪酸が、犬の皮膚病予防に重要なものです。膿皮症やアトピーなどを予防するので、亜麻仁油やシソ油、えごま油をドッグフードに少し掛けてあげましょう。

他には皮膚の耐性を上げるアミノ酸や、アミノ酸を生成するのに必要な動物性、植物性たんぱく質を摂取させます。ドッグフードを買う時、与えるときは成分表示をよく読んで、オメガ脂肪酸やたんぱく質を多く含んだものを選択しましょう。

サプリを利用する

エサを待つ二匹の柴犬

アレルギー系の皮膚炎は、サプリメントでの予防が期待できます。種類は様々で、顆粒タイプのサプリメントは、いつも食べているドッグフードにかけるだけで摂取させられます。ごはんに混ぜて食べさせる、小粒タイプのサプリメントもあります。

サプリメントの成分は腸内環境を整えつつ、免疫力を上げるものが多いです。チーズ味で食べやすく、エゾウコギエキスや田七人参、乳酸菌や霊芝を配合することで活力や腸内環境をサポートするものが例として挙げられます。

サプリメントは一つ一つ成分や、効果に差異があります。普段の食事やドッグフードの中に少し混ぜるだけで摂取しやすいので、手軽に必要な成分を得ることができるのが利点です。

サプリで体内を改善することが皮膚病の改善につながるんだね!
そうです。皮膚病の予防と同時に、体内環境を整えることができるのです。

まとめ

振り向いた茶色の犬

犬のフケの原因には多くの原因がありましたが、それと同じように対策も数多くあります。フケの原因となるシャンプーや生活環境などは、個人でも容易に対処できますが、個人でできる環境の改善などを図っても改善しないときがあるのです。

そういった時は犬のフケの原因が、病気である可能性があります。もし病気であれば、強いかゆみや赤い発疹が犬に現れ、対処が遅れるほど症状の悪化を招きます。そんなときは動物病院にすぐに連れていきましょう。

しかし動物病院でかかる費用は、かなりの高額になります。そこで試したいのが予防です。普段犬に食べさせるドッグフードに、ひと工夫を加えるだけで皮膚病の予防になり、結果として動物病院での負担をなくします。

サプリメントや食用油は手に入りやすいので、試してみましょう。

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