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犬の病気・症状

【お悩みの方必見】犬の便秘を引き起こす7つの原因と対策方法!

鼻がピンクの犬

家族同様大切な存在である犬の健康状態は、飼い主にとって常日頃から意識していることでしょう。そんな大事な犬が普段よりも便に行く回数が少ない場合、もしかしたら便秘ではないかと気になるものですよね。

普段から犬の様子をよく観察していると便秘の兆候にも日頃からしっかりと犬の状態を把握しておくことが大事です。もしも便秘になってしまった時に、原因をしっかりと突き止めて対策をおこなうことで調子も良くなり元通りの状態を取り戻せるでしょう。

犬の便秘とは?何日から便秘?

昼寝をするゴールデンレトリバー

犬も人間と同様に便秘の症状が起きることがありますが、そもそも犬は人間よりも頻繁に便をします。

お散歩をしている犬が道端で便をしている光景などよく見かける通り、犬の場合は一日に数回は便をするのが普通です。人間で言うと大人ではなく赤ちゃんに近いかもしれません。

1日に数回は便をするのが当たり前の状態ですから、2日以上便が出ないのであればそれは既に便秘の状態と言ってよいでしょう。もちろん犬により差もありますので必ずしも出ない日があったからと言ってすぐに心配する必要はありません。

とはいえ3日間便が出ない状態は何かしら危険が潜んでいる可能性があります。大切な愛犬を守るためにすぐに動物病院を受診した方がよいでしょう。

便秘の症状とは?

困っているミニチュアダックスフンド

犬が便秘になってしまった際に現れる症状は、人間が便秘になった時の症状に近いものがあります。

ですから自分に置き換えて考えると犬の便秘の症状に気が付きやすいかもしれません。具体的には犬が便秘になった時には、以下のような症状が見られます。

  • お腹の膨れ方がいつもと異なる
  • トイレに行くものの排便せず戻ってくる
  • 食欲がわかない
  • 便が硬くなったり色が黒いなど、普段と異なる便を出す

このような症状が一つでも見られるようになったら、それは便秘の可能性があるため、早めの対策をすることが大事です。便そのものの回数や状態が変わるだけではなく、便秘によって犬の行動自体もいつもとは違ってくるのも便秘の特徴です。

便秘かもと気づいたら様子をよく観察し、普段よりぐったりとしていたり元気がないなどの異常があればそれはSOSのサインでもあります。

便秘でも危険な状態とかあるの?
あります。問題のない便秘もありますが、何かしらの病気が潜んでいる可能性も十分にありますのであなどってはいけません。

便秘の原因とは?

チェックする医者

犬が便秘になってしまう原因はいくつかありますので、まずは原因を見極める必要があります。原因を知っておくことで簡単な対策で症状を解消できる場合もありますし、今後便秘にならないための改善もできるでしょう。

犬の便秘の原因は、単純なものから病気が絡んでいるものまでさまざまです。また、便秘が原因となり別の病気を引き起こすこともありますので、普段の生活において何か思い当たることはないか原因をよく考えることが大切です。

環境の変化(ストレス)

フローリングで寝る柴犬

犬はとても繊細な動物ですから、環境の変化が原因となって便秘になってしまうことがあります。例えば以下のような環境の変化があった際などは、便秘になりやすいです。

  • 引越しをして住まいが変わった
  • 犬小屋の場所がいつもと違う
  • お散歩の時間がずれた
  • 食事の時間が変わった
  • 留守番の時間が増えた

人間にとっては気にならないような些細なことも、犬にとってはストレスに感じている場合もあるのです。犬はいつもと同じ環境で同じ行動を繰り返すように本能的に出来ています。

いつもと違う要因がある場合には、無意識のうちに不安を感じてしまっているかもしれません。

ここがポイントストレスを解消できるように、また安心して暮せるように、今一度生活習慣を見直してみましょう。

運動不足

ソファの上で寝ている犬

運動不足も犬が便秘になってしまう要因の一つです。運動することにより腸内の働きが活性化されるため、毎日のスムーズな排便に繋がります。逆に運動不足になると腸の動きが鈍ってしまいますので老廃物が貯めこまれ、便秘になりやすいです。

特にこんなケースの場合には運動不足に陥りやすいですから、該当していないか考えてみましょう。

  • 完全に室内で飼育している
  • 留守がちで散歩の機会が少ない
  • ドッグランや公園など広いスペースで思いっきり走ることがあまりない

散歩の際に犬がよく排便することからも分かる通り、犬が健やかに暮らすために運動は非常に大切です。犬の種類によって適切な運動量も異なりますから、必要な運動量をしっかりと確保してあげましょう。

病気

寝転がる子犬

犬の便秘が生活習慣からくるものではない場合、病気が潜んでいる可能性もあるため特に注意が必要です。

便秘の症状を引き起こす主な病気としては以下があげられますが、どれも命を落としてしまう危険性のある病気ですから即急に動物病院を受診しなければなりません。

  • 結腸や直腸などの癌や腫瘍
  • 前立腺肥大
  • 会陰ヘルニア
  • 低カリウム血症
  • 甲状腺機能低下症
  • ポリープ

犬の様子がいつもと違う場合には、やはり何らかの病気を疑ってかかる必要があります。病気のサインを見落とさないためにも常日頃から犬と密にコミュニケーションを取るべきでしょう。

コミュニケーションをとるとストレス発散できるんだね!
コミュニケーションをとることにより犬のストレスも軽減されますから病気を未然に防ぐことにも繋がります。

水分不足

水分補給をする犬

人間が便秘になる時と同様に、水分が足りなくても犬は便秘になってしまいます。便を作るのに水分は必要不可欠であるため、腸内の水分が不足すると必然的に便秘を引き起こします。

特に水分をあまり摂取しなくなる冬場などは、それが原因で下痢になってしまうこともありますので積極的に水分を摂らせるように心がける必要があります。また運動不足に陥ると喉が渇かないため自然と水を飲まなくなり水分が不足しがちです。

犬の便の固さをよくチェックし、固めでコロコロとした便になっている際には水分不足が原因の便秘と言えるでしょう。十分な水分を飲める環境にあるか、ドッグフードを食べる時一緒に水分を摂っているかなど一度確かめてみましょう。

トラウマ

寝ているダックスフンド

犬の中にはトイレに対してネガティブなイメージを持ってしまい、それが原因で便秘になってしまう犬もいます。いわゆるトラウマによって引き起こされる便秘です。

犬はとてもデリケートな動物ですから、トイレトレーニングによって怒られた過去などがあるとそれによりトイレをするのが怖くなってしまうことがあるのです。

またきちんとしたトイレトレーニングがおこなわれなかったことから、トイレが嫌いになることもあるでしょう。トイレをすると怒られるというイメージがついてしまい、それによりトイレを避けるようになってしまうともちろん便秘になります。

トイレに対するネガティブなイメージが払拭されれば、必然的にトイレに行って便を出すようになりますので、まずはトイレへの恐怖をなくしてあげるとよいでしょう。

食事

ご飯を食べる犬

普段どのような食事を食べているか、その内容によっては便秘になりやすい場合もあるでしょう。人間も添加物が多い食べ物など偏った食生活になっていると便秘に陥りやすいですが、犬もそれと同じです。

食べた物が便となり排泄されますので、食生活の乱れは便秘に直結します。また食事の際に注意しなければならない点として、カルシウムを摂りすぎると便秘になりやすいと言われています。

骨や煮干しなどはよく与えるものでもあるでしょうから、過剰に与えていないか気を付ける必要があります。

ドッグフードの成分なども見落としがちでしょうから、便秘の原因が食事に隠れていないか、注意してみてみるとよいでしょう。栄養バランスがよい食事を与えることは健康にも繋がります。

トイレの環境が悪い

寝るフレンチブルドッグ

もし便秘になってしまった場合、トイレ環境を考えてみるのも一つの手です。トラウマが原因の場合と同様に、体調が原因で便秘になっているのではなく、単にトイレに行きたくないという精神的なものから便秘に発展してしまった可能性もあるからです。

トイレが汚れているなど不衛生な状態ですと、それだけでトイレに自ずと行きたくなくなるものです。この心理というのもやはり人間に通じるものがあります。そのようなことからトイレを我慢してしまうことのないように、こまめに掃除することが大事です。

注意点

留守がちな家ですとトイレ掃除がおろそかになってしまっている可能性が高いです。お留守番をしている間、トイレをきちんとしているかどうか見直してみましょう。

便秘対策(フードを変える)

ドッグフード

有効的な便秘対策の手段として、これまでのドッグフードから新しいものに変えてみるという方法があります。ドッグフードによってその成分はさまざまで、犬との相性というのも少なからずあります。

またドッグフードが粗悪なものの場合には、便秘や下痢などの便のトラブルが現れることが多いです。特に植物性タンパク質や人口添加物などの摂りすぎは便秘を引き起こしやすいですから、これらが多く含まれているドッグフードには注意をしなければなりません。

植物性タンパク質ってどういうものなの?
植物性タンパク質はトウモロコシや小麦などが挙げられます。これらがどの程度含まれているのか、ドッグフードの成分表示を確認してみましょう。
植物性タンパク質が原因となり消化不良を引き起こしているなどトラブルに発展していることがあるからです。

ドッグフードを身体に合ったものに変えてあげることで消化吸収がよくなり、便秘が解消されたり、逆に便の回数が減ることもあります。身体によいドッグフードに変えたことで、適正な便の回数になったと考えることができるでしょう。

大切な愛犬の健康を守るためにも、直接口に入れるドッグフードはこだわって、そしてきちんと納得してから買うのがおすすめです。ドッグフードが主食の場合には特に、気を遣ってあげるようにしましょう。

まとめ

鼻がピンクの犬

犬が便秘になる原因は非常に多岐に渡り、そして現れる症状も軽度のものから重いものまでさまざまです。ほんの些細なことが原因となっている可能性もありますので、常日頃から効果的な便秘対策を意識して生活をするのが大事になります。

便秘は軽く見られがちですが、大きな病に発展する危険性も潜んでいるため、決してあなどってはいけません。犬の健康を守るためにも毎日便の状態をチェックし、いつもと違う点はないかどうか確認するクセは大切でしょう。

犬のために少し意識するだけで、簡単に便秘を解消できたり予防することもできますから、まずは毎日の習慣づけを大事にする必要があります。愛する犬が苦しむことのないように、便秘対策を怠らないようにしましょう。

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