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犬の病気・症状

どうして犬の目やにができる?実は病気が原因だった!?

茶色の子犬

最近、愛犬の目やにが気になるという事はありませんか。前はそれほどでもなかったけど、今は目やにの量が多くなったようだと感じたり、目の下が黒ずんでいたりするかもしれません。犬の目やにには、どんな原因があるのでしょうか。

目やにが多いと、周りの飼い主さんから、きちんと愛犬の世話をしていないのではないか、と見られている様で気になるものです。

注意すべき目やにの色や原因、そして予防法について調査してみましょう。すぐに実践出来るような、目やにのケア方法についても解説していきます。

犬の目やにができる原因

困っているミニチュアダックスフンド

目やにが出来る原因は、いくつかあります。飼い主によっては、目やにというのはよくある問題だから気にすることはないと言います。しかし、原因によって深刻なトラブルになることや、放っておくと手遅れになるような事があります。

早めに原因を見極めて対処しておけば、大事に至らないケースも多くあるのです。愛犬のトラブルを的確に知るためにも、目やにが出来てしまう原因について知っておきましょう。目やにを悪化させる、八つの原因について説明します。

結膜炎・角膜炎

庭で遊ぶ3匹の子犬

犬の目やにが出来る原因として、結膜炎や角膜炎をあげられます。結膜炎というのは、まぶたの裏側に異常が発生する病気です。まぶたの裏にある結膜が、何らかの理由で炎症すると結膜炎になります。どんな理由で炎症してしまいますか。

  • 異物が目に入る
  • 涙の減少

塵などが目に入って、まぶたの裏の結膜を傷つけると炎症が発生します。涙が少なくなって汚れが流れ落ちないときや、目の玉とまぶたがこすれすぎてしまうときにも、結膜炎になってしまいます。そうすると、涙がたくさん出て目やにが増えます。

角膜炎は黒目の部分を覆っている膜が、炎症するトラブルです。黒目の膜に傷が付いたりしたときに、角膜炎になってしまいます。目を爪でひっかいた犬が、よくかかる病気です。

アレルギー

ご飯を食べる犬

アレルギーが原因で、目やにの分泌が増加することがあります。犬も人間のように、色々な種類のアレルギーを持っています。どのようなアレルギーがあるのでしょうか。

  • フードに入っている成分
  • ノミ
  • 花粉

毎日食べているドッグフードの中に、チキンの成分が入っていると、アレルギー反応を起こす犬がいます。犬によって何に反応するかは分かりませんが、病院で調べてもらえば判明します。ノミとかダニによって、アレルギーが引き起こされることがあります。

清潔な環境にいれば問題ありませんが、寝床などに発生しているノミやダニが原因になっていることがありますよ。花粉やほこりに反応して、アレルギーになることもあるので覚えておいて下さい。

アレルギーが原因で目やにができたらどういう治療を行うの?
アレルギーの場合は飲み薬などで解決する場合があります。

ドライアイ

涙やけに悩む白い犬

ドライアイになると、角膜や結膜に異常が発生し、目やにが増えてしまうことがあります。涙が十分にないと、目の中には色々な問題が起きてしまいます。ウイルスに感染することや、神経の異常が発生することがあるのです。

ジステンパーウイルスに、犬は感染しやすいので気を付けなくてはなりません。ドライアイになる主な原因は、犬の免疫細胞が涙を出す細胞を攻撃することによって起きると考えられています。どのような犬種に、この問題は発生しやすいのでしょうか。

  • シーズー
  • パグ

こういった犬種は、免疫の問題を持つことがあるので注意が必要です。ドライアイが原因で目やにが増えていることがあるので、気を付けてください。他にもペキニーズなどが、ドライアイになりやすい犬種と言われています。

目に傷

散歩しながら飼い主を見るダックスフンド

目に傷があることも、目やにの原因になります。散歩の途中にどこかにぶつかって目に傷が付くことや、他の犬とじゃれて遊んでいるうちに傷が付いてしまうことがあります。まつげや目の周りの毛が伸びてきて、目を傷つけることもあるようです。

眼球はとてもデリケートな部分ですから、ちょっとした接触で簡単に傷が付いてしまいます。傷が付くと涙の量が増えたり、充血したりします。痛みがあるときや痛がゆいときは、犬はしきりにそこを掻こうとします。

爪で掻くと、さらに傷を悪化させてしまうので気を付ける必要があります。目の周りの毛をこまめにカットするとか、目薬による治療を受けるなどの対策が必要です。いずれにしても毛の長い犬種などは、眼に傷が付かないように気を付けましょう。

眼瞼内反症・外反症

見上げながら微笑む犬

眼瞼内反症や外反症も、目やにの原因となります。この眼瞼内反症は、まぶたの一部分が中のほうに折れ曲がっていて、瞬きのたびに目を傷つけてしまう問題です。反対に外反症は、まぶた自体の縁が外側にまくれているため、結膜に異常が出てしまう症状です。

まぶたやまつげの異常は、先天性であることが多いので、子供の時からこの問題を抱えることがあります。眼瞼内反症や外反症になりやすいのは、どのような犬種ですか。

  • セントバーナード
  • ボクサー

セントバーナードやボクサーなどは、生まれつきまぶたやまぶたの被毛が目に接触しやすくなっています。ブルドッグなども、この症状が出やすいので気を付けましょう。角膜が傷つくことや、結膜が炎症することなどにより、目やにが増えていきます。

鼻炎

おすわりをするハスキー

犬でも、鼻炎になることがあります。鼻炎になると涙が多く分泌されて、目やにが増えていきます。犬の鼻炎は鼻の粘膜が炎症し、鼻水がたくさん出る症状です。サラサラとした鼻水が出たり、黄色い膿のような鼻水が出たりします。

鼻の中に腫瘍が出来ていると、血が鼻水に混ざったりするので注意が必要です。鼻炎には、いくつかの種類があります。

  • 真菌性鼻炎
  • ウイルス性鼻炎
  • 特発性鼻炎

アスペルギルス菌に感染して起こる真菌性鼻炎や、ウイルス感染によって引き起こされるウイルス性鼻炎です。何らかのアレルゲン物質に反応して起きる、突発性鼻炎というケースもあります。鼻炎になると、涙がたくさん出て目やにが出来やすくなります。

ここがポイントあまり知られていませんが、歯周病が原因で鼻炎になる犬もいます。

流涙症

昼寝をするゴールデンレトリバー

流涙症によって、目やにが増える場合もあります。涙というのは、鼻涙菅を通って目から鼻に落ちていきます。実は外に流れ出る涙はあまり多くなく、ほとんどは鼻の方へ落ちていくのです。しかし、鼻涙菅が詰まっていると、上手く鼻へ流れません。

鼻涙菅が生まれつき狭い犬や、何かの腫瘍などで閉塞しているときには、鼻へ涙が上手く流れていかないので、外にあふれ出てきます。結果として、目の周りにいつも目やにが出来てしまうのです。犬種によって流涙症になりやすいので、覚えておきましょう。

どのような犬種に流涙症が多いですか。

  • コッカ―スパニエル
  • ベドリントンテリア
  • ゴールデンレトリバー

これらの犬種は流涙症になりやすいので、飼い主は注意してくださいね。

目やにができやすい犬種

飼い主に抱えられている犬

これまでの原因を見てきて、いくつかの犬種が目やにが出来やすいことが分かったことでしょう。もう少し詳しく、目やにが出来やすい犬種についての情報をまとめてみます。

角膜炎と流涙症ってどういう犬種に発症しやすいの?
角膜炎を発症しやすいのは、ラサアプソやシーズー、そしてパグやペキニーズです。
流涙症になりやすいのは、トイプードルやシーズーです。

マルチーズなんかも、鼻涙菅に先天的な問題が出やすいので、気を付ける必要があります。毛が長くて白っぽい犬種は、流涙症になりやすい傾向がありますので、覚えておきましょう。

白内障になりやすい犬種も、目やにが多くなります。例えば、ミニチュアシュナウザーやアメリカンコッカースパニエル、そしてボストンテリアやゴールデンレトリバーです。これらの犬種は、白内障になる傾向があります。

注意すべき目やにの色

医者のドクターストップ

犬に目やにが多い際に、注意すべき目やにの色かどうかをチェックして下さい。どんな目やにの色は、特に注意すべきなのでしょうか。

  • 緑色
  • 黄色

この二色の目やにの時には、角膜炎とか結膜炎を発症している可能性があります。その時には、目やにだけではなくて、まぶたの腫れや白目が充血していないかどうかなども確認しなくてはなりません。角膜炎の場合は、目やにが緑色っぽくなります。

ウイルスに感染しているケースや、菌に負けている場合には目やにが黄色になってきます。どうして緑や黄色になるのでしょうか。死んだ菌が涙に混ざると緑色になり、ウイルスに感染していると涙が膿となり黄色くなるのです。

茶色い色の時には、特に心配する必要はないでしょう。黒っぽい目やにや、グレーの目やには普通に塵やほこりが混ざっている状態と考えられます。タンパク質や脂質などが多く含まれて変色すると、これらの色になります。

こういった色の目やにの時には、そこまで注意しなくても良いでしょう。

目やにのケア方法

指をさす男性医者

目やにをケアする方法は、何でしょうか。目は繊細で傷つきやすいですから、ケアの仕方には細心の注意が必要です。目やにが目の周りの毛に絡まっているときには、無理矢理固い目やにを、引き剥がそうとしないで下さい。

ガーゼなどの柔らかい生地にぬるま湯を含ませて、まずは目やにを柔らかくしましょう。目やにがふやけてくると、簡単に毛から引き離すことが可能です。目の細いコームなどを使って、目やにをすくい取るようにしましょう。

固まっていない黄色っぽい目やにや、緑色っぽい目やにの時には、ティッシュを使って吸い取るようにして掃除して下さい。ガーゼの角を使って、目やにを拭き取るようにしても良いです。

目を拭いてあげるときに気をつけることってある?
吹いてあげるときに気を付けるべきなのは、ガーゼやティッシュが目の中に入らないようにすることです。目玉に触れてしまうと、より目やにがひどくなってしまいます。

ケアをし続けても目やにが一向に減らないときには、どうしたら良いですか。目薬などを使わないと改善しないかもしれないので、動物病院へ行って下さいね。

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目やにの予防法

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普段の生活から目やにを予防するには、犬の健康管理が欠かせません。目の中に毛が入らないように、こまめに顔の周りの毛を整えることや、シャンプーが目に入らないようにする事が大切です。

お散歩から帰ってきたときには、目の周りにほこりや花粉がたくさん付いていますから拭き取ってあげて下さい。

注意点

拭き取るときにはコットンなどを使って、眼球に傷が付かないようにしましょう。目やには、目に炎症が起きると多くなります。

異物が目に入らないようにするため、寝床や部屋の中を清潔にしてあげることも重要です。子ども達が部屋の中で遊んで、犬の目の中に、たくさんほこりなどが入ってしまわないように気を付けなければなりません。

春先など風が強いときには、目を洗ってあげるのも良いですよ。いつも目の状態を観察するのも、効果的な予防法です。目やにの色が、要注意の黄色や緑色ではないかを確認しましょう。

犬が目を気にするように掻いたり痛そうにしたりしているなら、すぐにチェックしたいですね。

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まとめ

茶色の子犬

犬の目やにの原因とは結膜炎や角膜炎、そしてアレルギーなどがあります。ドライアイや、目に傷があることも考えられます。いくつかの病気も目やにの理由となるので、愛犬が何に該当するか確認して下さい。

特に目やにが出来やすい犬種を飼っている方は、自分の犬の目に異常はないか毎日チェックしましょう。目やにの色が黄色や緑色は、ウイルスや菌に感染しているサインでもあります。すぐに動物病院で、処置を受けるようにして下さいね。

目やにの問題を放っておくと、病気が進行してしまうことがあります。目やにを優しく拭いてあげるなどのケアをしても状態が良くならないときには、獣医さんに相談することをおすすめします。普段から、愛犬の目の状態をチェックする習慣を付けていきましょう。

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