ドッグフード『ベストバランス』犬用を分析【原材料･価格･口コミ】
愛犬の健康のためにも、質の良い安全なドッグフードを選びたいと考える飼い主さんは多いでしょう。たくさんのドッグフードが販売されていますが、ベストバランスはどういう商品なのでしょうか？
ベストバランスに含まれている成分をはじめ、安全性や口コミ、評判など、飼い主にとって気になる情報を整理してみました。徹底分析で詳細に紹介していきます。
ドッグフードは愛犬が毎日食べるもので、栄養が豊富なのはもちろん、いつでも安心して与えられないといけません。愛犬と楽しく過ごすためには、ドッグフードの選び方がとても重要です。
【まとめ】ベストバランスを分析した結果
ベストバランスの総合評価表
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格･コスパ
ベストバランスは主に小型犬用に作られていて、1粒1粒が小さめで小型犬でも食べやすいのが特徴でしょう。無理なく食べられる大きさになっているのは評価できます。
また、価格も他のドッグフードと比較すると安いため、経済的な負担を最小限にできるというのもメリットです。ただし、価格が安い分、ドッグフードとしての品質は低いと言わざるを得ません。
詳しくは後ほど紹介しますが、成分としてアレルギーの原因になる穀類が多量に使われていたり、健康に悪影響の可能性がある添加物も使われています。
ベストバランスは安心して与えられるドッグフードとは言えません。愛犬の健康を最優先で考えるなら、むしろ与えるべきではないと言ってしまってもいいかもしれません。
残念ながらそれくらい品質は低いのです。価格が安く、犬種別に商品ラインナップが豊富ですが、成分が決して良くないため購入するかどうかは慎重に判断しましょう。
ベストバランスはこんな犬におすすめ
ベストバランスは小型犬用のドッグフードなので、基本的には小型犬を飼っている人が購入することになるでしょう。
実際には小型犬でなくても与えることはできますが、その場合はわざわざベストバランスを選ぶ理由も特にありません。ベストバランスがおすすめの犬は下記のような犬です。
- 小型犬
- 成犬もしくは老犬
- 大きいドッグフードだと食べにくい犬
以上です。これらに当てはまる犬であれば、ベストバランスは適したドッグフードと考えられます。
成犬用や、7歳以上用など、年齢別に商品がラインナップされているので、主に成犬から老犬向けに作られているのがわかります。
健康的に不安のある成分が入っていることを除けば、小型犬を中心におすすめできるドッグフードです。
ベストバランスの商品特徴
| 商品名 | ベストバランス |
|---|---|
| 種類･タイプ | 総合栄養食･ドライフード |
| 定価 | 1,620円(税込) |
| 対応犬種･年齢 | 小型犬用･年齢別 |
| 内容量 | 2kg |
| 主原料･成分 | 穀類(トウモロコシ、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール、玄米) |
| カロリー(100g当たり) | 360Kcal |
| 賞味期限 | 開封後1ヶ月 |
| 原産国 | 日本 |
ベストバランスは動物栄養学博士と共同開発された犬種別専用のドッグフードです。専門家と共同開発していますから、犬のことを知り尽くしたスタッフたちが作った商品と考えていいでしょう。
犬種別のため、特定の犬種に最適なようにも作られていて、該当する犬種を飼っているなら便利です。さらに、5つのタイプに分かれていて、愛犬の好みに合わせて適切なタイプを選べます。
- ドライタイプ
- ソフトタイプ
- パウチタイプ
- おやつタイプ
- トッピングタイプ
以上5つのタイプから好きなものを選んで与えられるので、各種類をローテーションで与えるなどの工夫も可能です。愛犬の好みに合わせてあげれば食いつきも良くなるでしょう。
販売元の情報
ベストバランスの販売元はペットフードをはじめ、衛生用品など数多くの商品を販売しているユニ・チャームです。
ドッグフードに関してもベストバランス以外にいくつかの商品を販売しているので、お世話になっている飼い主さんもいるかもしれません。
知名度も高く、ペットを飼っている方なら一度はユニ・チャームの名前を聞いたり、商品を見かけたことがあるでしょう。大きな企業で実績も豊富です。
ドッグフードに関しては、主食となるタイプだけでなく、副食として与えられるタイプも販売しているので、愛犬の食事をすべてユニ・チャームの商品で賄うことも可能です。
『ベストバランス』を5つの条件で徹底分析
ここからは専門家の目線で、ベストバランスの中身を徹底的に分析していきます。主にチェックするのは以下のようなポイントです。
- 原材料について
- 商品の安全性
- アレルギー対策の有無
- 口コミによる商品の評価
- コストパフォーマンス
これらは理想的なドッグフードを見つけるためにも、ぜひチェックしておきたい項目です。ベストバランスが愛犬に与えるべきドッグフードなのかを判断するためにも、それぞれを詳しく知っておきましょう。
1.原材料の品質
ベストバランスに使われている主な原材料は、以下の通りです。
まずは原材料を分析
穀類（トウモロコシ、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール、玄米）、肉類（チキンミール、鶏ミンチ、家禽エキス)、魚介類（フィッシュミール、乾燥小魚）、動物性油脂、豆類（大豆、大豆粉末）、野菜類（ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー）、ビール酵母、糖類（ショ糖、オリゴ糖）、チーズ、ソルビトール、ミネラル類（カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、亜鉛）､グリセリン、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸）、グルコサミン塩酸塩、保存料（ソルビン酸K）、フマル酸、着色料（二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号）、酸化防止剤（エリソルビン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス）、コンドロイチン硫酸
次に成分をチェック
| 成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
|---|---|---|
| 粗タンパク | 21.0%以上 | 18.0%以上 |
| 脂質 | 11.0%以上 | 8.0%以上 |
| 粗灰分 | 8.5%以下 | 8.0％以下 |
| 粗繊維 | 4.5%以下 | 4.0%以下 |
| 水分 | 12.0%以下 | 10.0%以下 |
どれもドッグフードにはよく使われる原材料で、特に問題ないようにも感じられますが、いくつか注意したいこともあります。
たとえば穀類ですが、穀類はドッグフードに必須の原材料ではありません。にも関わらず多くのドッグフードに使われていますが、それはかさ増しが目的です。
穀類はコストが低く、量をかさ増しするのに丁度良い原材料なのです。穀類は消化されにくい特徴もあるので、愛犬の消化器官に負担となり、同時にアレルギーの原因にもなります。
できれば入っていない方が良い穀類ですが、ベストバランスでは残念ながら使われています。また、穀類だけでなく肉類や豆類なども、どちらかと言うと粗悪な原材料が使われています。
2.安全性(添加物/製造方法など)
ベストバランスには、保存料や着色料、酸化防止剤が使われていて、安全性の観点からも疑問があります。
たとえば保存料としてソルビン酸カリウムが使われていますが、発ガン性物質を発生させるリスクがあり、できれば愛犬には与えたくない成分です。
酸化防止剤としてはエリソルビン酸ナトリウムや、ミックストコフェロール、ハーブエキスが使われていて、ミックストコフェロールとハーブエキスに関しては、天然由来の成分なので安心して与えられます。
この点は評価できるでしょう。製造方法も公式サイトを見てもわからず、どのように作られているか見えてきません。総合的に見ても、安全性が高いと言い切れる要素は少ないのがベストバランスです。
3.アレルギー対策の有無(穀物＆肉類)
原材料の項目でも紹介したように、ベストバランスには穀類や肉類が使われています。これらの原材料はどちらもアレルギーの原因になる成分です。
さらに、豆類もアレルギーの原因になる成分のため、アレルギー対策は施されていません。もちろん必ずアレルギー症状が出るわけではないので、食べ続けてもまったく問題ない犬も多くいます。
ただ、アレルギーの可能性が出るというのは事実で、リスクを抱えた状態で毎日の食事をしなければならなくなります。
安心して与えるためにもアレルギー対策はして欲しいところですが、残念ながらベストバランスはそうではありません。アレルギーが気になる飼い主さんは、避けた方が無難でしょう。
4.ベストバランスのみんなの口コミ＆評判
私はいくつかのドッグフードを愛犬に食べさせているのですが、ベストバランスは美味しいのかよく食べてくれるドッグフフードの1つです。粒が小さいのが食いつきの良い原因かもしれません。しっかり食べてくれるので満足しています。
価格が安いので美味しくないのかなと思っていましたが、愛犬の食いつきは良いですね。今のところ飽きずに毎日食べてくれているので、しばらくはベストバランスを与えようと考えています。少なくとも美味しさは問題なさそうです。
他のドッグフフードからベストバランスに替えてみたのですが、思ったよりも食べてくれません。うちの愛犬の好みではなかったのか、あまりお腹が空いていない時だと残してしまうこともあります。改めて他のドッグフフードにしようか検討中です。
いつも完食してくれるので美味しく食べてくれているようです。食いつきもよく、食事の準備をすると駆け寄ってきて早く食べたそうにしています。好みもあるでしょうが、美味しいドッグフフードなんだろうと思います。
我が家の愛犬は他のドッグフフードはあまり食べてくれず、ベストバランスだけよく食べてくれるのでよほど好みに合っていたんだと思います。私としては価格も安いのでありがたいですね。
5.価格＆1日のコスパ
| 通常購入 | 1,944円(税込) |
|---|---|
| 定期購入 | なし |
| 1日のコスパ | 26円 |
| 送料 | なし |
| 定期購入の回数縛りの有無 | なし |
| 返金保証の有無 | なし |
| お試しの有無 | なし |
ベストバランスの価格は定価で、税込1,620円で、内容量は2キロとなっています。1度に食べる量は愛犬の体重で違い、たとえば体重が1キロなら、約30グラム与えれば良い計算になります。
この場合は1日あたりの費用は26円で、コスパも優れています。ちなみに小型犬は4キロから5キロくらいの体重が多いのですが、4キロの場合の1日あたりの費用は70円ほど、5キロの場合なら85円ほどになります。
1日あたり100円に満たない費用で済むので、経済的なドッグフフードになるでしょう。実際、2キロ入ってこの価格は安いと言えます。コストパフォーマンスを重視するなら優れたドッグフフードです。
メインのドッグフフードを他のものにし、おやつ代わりや飽き防止のためにベストバランスを活用するのもいいかもしれません。
最安値はどこ？公式・amazon・楽天？
ネット通販で購入する場合、最安値のサイトはどこになるのでしょうか？amazonも楽天も有力な候補ではありますが、健康食品などをメインに扱うサイトなどでも割引価格で購入可能です。
まずは複数のサイトをチェックするのが理想的です。また、価格は時期によっても変わるため、常に同じサイトが最安値というわけではありません。
多くの通販サイトでは割引価格で販売しているので、定期的にチェックして最安値を見つけましょう。
公式サイトではドッグフフードの販売は行っていないようなので、現在のところ購入はできません。amazonと楽天を中心に、大きな通販サイトを閲覧してお得な価格になっていないかを調べる必要があります。
ベストバランスのラインナップ一覧
ベストバランスはラインナップが豊富で、たくさんの商品が販売されています。大きく分けると犬種別に6種類あります。
- ミニチュアダックスフンド用
- トイプードル用
- チワワ用
- シーズー用
- ヨークシャーテリア用
- 柴犬用
さらに成犬用や、7歳以上用、10歳以上用など、年齢別にも分かれていて、ドライタイプやソフトタイプなど、フードの硬さにも違いがあります。
とにかく細分化されているので、犬種さえ適合していればぴったりの商品を見つけられるはずです。
ドライタイプが苦手な愛犬ならソフトタイプを与えたり、おやつタイプもあるので食事以外に与えるフードとしても使えます。ラインナップが豊富で、愛犬の好みに合わせて適切なものを与えられるのは便利です。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
メリット
- 価格が安いので経済的な負担が少ない
- 種類が豊富で愛犬に合ったものを選びやすい
- 食いつき、おいしさは問題なし
デメリット
- 原材料の品質が悪く、健康面で不安が残る
- アレルギーの原因になる原材料や、添加物が入っている
ベストバランスのメリットとデメリットをまとめると、このような結論になります。価格が安いことや、種類が豊富なことはありがたいのですが、アレルギーの原因になりかねないのは評価できません。
また、添加物も入っているので健康に悪影響が出る可能性も否定できず、安心して与えられるかというと疑問が残ります。
食いつきは良いようなので、価格の安さや食いつきをとるか、それとも健康面のリスクを回避するか、どちらかの決断を求められるドッグフフードです。
我が家の一員に食べさせたい！
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