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犬の病気・症状

犬の腎不全は治らない!?おすすめの対策方法6つ!

犬

犬が患ってしまう可能性がある病気の1つに、腎臓の機能が悪くなってしまう腎不全が挙げられます。

腎不全になると犬の体内に本来ある機能が正常に働かず、様々な健康上のトラブルが起きてしまう可能性もあるため注意が必要です。

日ごろから予防を目的とした対策を取ることが重要で、食事の内容を見直し工夫するだけでも効果が期待できるでしょう。愛犬の健康状態を維持するためにも、以下にまとめる内容は是非とも覚えておくべきです。

腎臓の働きとは?

先生

まずは腎不全を予防するための対策を知る前に、腎臓の働きについて知りましょう。犬の腎臓には尿として体内の老廃物を排出する働きがあり、水分と一緒に体外へ出して血液を綺麗にします。

血液が腎臓に流れるとネフロンという尿作成装置に入り、糸球体というフィルターでろ過されます。その他にも生命維持のために体内環境を一定に保つ、また血圧を調節するなどの働きもあります。

あるデータによると、赤血球を作る働きや骨を強くする働きもあるとのことです。腎臓だけでも犬の全身に関わる大きな役割を担っているのだとわかるでしょう。

犬の腎不全とは?

犬

上記でも紹介した通り、犬の腎臓には尿を作る以外の働きもあります。わかりやすくまとめると、以下の通りです。

  • 血液から尿を作る
  • 毒素や老廃物をこしとるフィルター
  • 不必要な水分を排泄する
  • 血圧の調整

犬が腎不全になってしまうと、これらの働きに悪影響を及ぼす可能性もあるのです。腎臓の機能が残っていれば早期発見や治療により健康を取り戻せるかもしれませんが、中には完治できないものもあります。

症状が急激に現れて体調に変化が見られる犬は、最悪の場合もありえます。腎臓は犬の健康にとって重要な臓器ですが、日ごろから食事のバランスを整えるなどの対策を取ることで犬の命は守れるでしょう。

腎不全となる原因は様々であり、加齢や腎毒性のある物質の誤飲なども考えられます。しかし日常的な食事に問題があり腎不全となる犬も存在するため、与えるエサの内容により左右されるとも言えるでしょう。

犬の腎不全の症状

犬

そもそも犬の腎不全には大きく急性と慢性の2つの種類が存在し、それによって見られる症状が異なる場合もあります。まず急性腎不全ですが、以下のような症状が現れた場合は疑いが強くなります。

  • 動きたがらない
  • 食欲がなくなる
  • 嘔吐してしまう
  • よだれが出てしまう
  • 脱水症状が見られる
  • 排尿をほとんどしない
  • 背中を丸める

次に慢性腎不全の犬に見られる症状ですが、急性の場合と同じような症状もあります。それを抜いてまとめると、以下の通りです。

  • 薄い尿を頻繁にする
  • 水を異常に飲む
  • すぐに疲れてしまう
  • 食欲が急激になくなる
  • 痩せてしまう

上記の症状が何度も見られる場合腎不全以外の病気の可能性もあるため、できるたけ早めに動物病院を受診してください。

また上記の症状が見られても、急性か慢性かを自己判断することは犬のためにも良くありません。

どちらにしても適切な治療を行いその後の予防に役立てるためには、獣医に診せることが重要と言えるでしょう。

腎不全の原因

チェックリスト

複数の原因が考えられますが、犬の腎不全には以下に挙げることが関係するでしょう。

  • 老化
  • 偏った食事
  • 糖尿病
  • 犬種による影響

まず老化についてですがあるデータによると、犬は7歳以上になると腎不全になりやすいとのことです。慢性腎不全の場合、10歳から13歳の老犬になると発症確率が高くなるともあります。

偏った食事により腎臓に負担をかけすぎてしまうことも原因となり、日ごろから対策を取る必要があるでしょう。

何かしらの原因で糖尿病を患ってしまった場合、合併症の1つとして慢性腎不全が起こる可能性もあります。犬種による影響も存在し、上記のデータによると以下の犬種は遺伝の影響で腎不全になりやすいです。

  • ゴールデンレトリバー
  • ジャーマンシェパード
  • ドーベルマン
  • チャウチャウ
  • スタンダードプードル

これらの犬種であれば一度動物病院を受診し、健康診断を受けると良いでしょう。

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腎不全の対策方法

チェック

もし腎不全になってしまっても、適切な治療を受けることが重要です。しかしそれ以前に日ごろから対策を取っておくことで腎不全を予防しておくことが大切です。

対策としては定期的に散歩をするなどの運動などの他にも、食事により予防する方法もあります。

健康な犬であれば毎日食事をすると思われますが、いくつか注意すべきことを守るだけでも犬の命を守るためになるでしょう。

定期的な歯磨き

犬

ある犬の健康に関する研究データにより、歯周病になってしまった犬は健康な犬と比較して腎不全になりやすい傾向にあることが判明しました。

つまり歯の健康を維持することが、犬の腎臓の健康の維持につながるのです。品揃えの良いペットショップに行けば犬用の歯ブラシ、また歯磨き粉をまとめて購入できるでしょう。

歯の磨き方がわからないという人は、ペットクリニックの獣医やペットショップのブリーダーなどに相談することをおすすめします。

水を絶やさない

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体内の老廃物を排出しやすくするための対策として、犬に水を絶やさずに飲ませることは効果的でしょう。人間と同じように、犬の腎臓も脱水症状が原因となり機能が低下してしまうかもしれません。

水を入れておくための食器があれば、常に水が注がれている状態にしておくことをおすすめします。

時間が経った水は衛生的に良くないため、気付いたら捨ててください。その後新しいものに交換して与えれば、犬も喜ぶでしょう。

ぶどうとレーズンを食べさせない

医者のストップ

犬の腎臓にとってぶどうやレーズンは毒物であり、飲み込んでしまうと大きな負担がかかってしまう可能性もあります。

急性腎不全の原因になる可能性もあり、既に腎臓が悪い犬が誤飲した場合はより健康状態が悪くなるかもしれません。

腎臓の機能が低下している場合、体内の毒素や老廃物は排出されにくい状態です。それなのに毒物であるぶどうやレーズンを与えてしまうと、毒素や老廃物を余計に蓄えてしまうことになるので要注意です。

たんぱく質の摂取量を制限

医者

たんぱく質の過剰摂取により腎臓に負担がかかり、腎機能の低下が起こる可能性もあります。

老犬と呼ばれる年齢で腎不全を患っている場合、過剰なタンパク質が毒となりますます健康状態が悪くなってしまうかもしれません。

しかしたんぱく質は身体の組織を作るために必要であるため、まったく摂取させないこともおすすめできません。

たんぱく質の含有量が少ないドックフードを与える、医師の指導の下で食事療法を続ける、などがおすすめな対策です。

リンを制限する

医者

腎不全の治療のためにリンを制限した食事療法が行われることもあります。リンとは骨や歯などを作るために必要な栄養素であり、腎臓の機能低下により余分なリンが排出できなくなることもあります。

リンを制限した食事を続けた腎不全の犬は、長生きしやすいという研究データも存在します。制限した食事には、以下のものをおすすめします。

  • ジャガイモ
  • 精白米

もし卵を使う場合、卵白はタンパク質になるため避けてください。

食事回数をこまめにする

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犬に見られる腎不全の症状として、食欲がなくなってしまう場合もあります。食欲のない犬は一度の食事でたくさん食べることができず、消化機能にも問題がありすぐに満腹になるかもしれません。

消化サポートのために、食事の回数を増やすことをおすすめします。1日あたりの食事量は普通にして、それを3回から6回に分けて少しずつ食事を与えるのです。この対策により腎臓の負担も軽くなるでしょう。

腎不全の治療法

医者

症状の軽い腎不全であれば、食事の対策によって予防や改善が期待できるでしょう。

しかし症状の重い犬に対しては本格的な治療が必要であり、特に慢性腎不全は現代のペット医学では完治されることができないと言われています。

食事内容を見直して予防に務めることは確かに重要ですが、いざというときのために治療法はしっかりと覚えておきましょう。まず急性腎不全の場合、治療法は以下の通りです。

  • 輸血療法
  • 腹膜透析
  • 尿毒症となった犬に対する緊急透析

これらの治療を行った後、慢性腎不全と同様の治療へ移行する場合もあります。次に慢性腎不全ですが、治療法は以下の通りです。

  • 腎臓機能を長く保つための治療
  • 低タンパクを意識した食事療法
  • 造血剤の投与
  • 点滴治療

慢性腎不全は完治できないため、自ずと対症的な治療が選ばれることになります。どのような治療法が選ばれるかは獣医によって異なるかもしれないですが、犬の年齢や体力が考慮されるでしょう。

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まとめ

パグ

動物病院で腎不全の治療を本格的に行う場合、治療費や時間がかかり飼い主の負担も大きくなります。日ごろから食事による対策を取っていれば、負担が大きくなる可能性すら回避できる場合もあります。

食事内容にも注意が必要で、ただ低カロリーのエサを与えるだけでは対策としては不十分です。食事だけでなく水分補給にも注意することで、飼い主自身が健康状態を気にする癖を身に付けると良いでしょう。

愛犬の食事を正しく管理するためには、飼い主が勉強して資格を取得することもおすすめです。ペットに関する民間資格はいくつか存在するため、食事に関するものを選んで受験してみてはいかがでしょうか。

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