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犬の病気・症状

【愛犬の抜け毛に困ってる方必見】脱毛症を引き起こす原因とは?

寝転ぶシーズー

ふと気が付くと愛犬の毛が大量に抜けている、もしくは局所的に脱毛して地肌が見えているというケースもあるでしょう。犬の抜け毛は生え変わりの時期に多く起こりますが、局所的もしくは広範囲にわたる場合は何らかの原因があります。

皮膚疾患による脱毛症の可能性もありますが、場合によっては内臓疾患からくる場合もあります。まずは飼い主としてどのような脱毛症があるのか、そしてどのような症状があるのかを知っておき早急に対処しましょう。

犬の脱毛症とは?

虫眼鏡と?

犬の抜け毛が気になるという飼い主の方も多いのではないでしょうか。犬は換毛期という毛が生え変わる時期が年に春と秋で2回ほどあります。

その時期以外に毛が抜けるという場合には脱毛症の場合もあります。以下が季節による抜け毛以外の脱毛症です。

  • アトピー性皮膚炎などのアレルギーによる皮膚病
  • ストレスからくる脱毛症
  • ホルモンの異常による脱毛症

これらの脱毛症は脱毛部位や痒みの有無、皮膚の状態などによってある程度判断ができます。例えば皮膚炎の場合は炎症や発疹などの症状が現れますので、痒がりますし皮膚を見れば炎症を起こしているのも確認できるでしょう。

ストレスについては原因が犬によってさまざまですが、ストレスによって同じ部位を舐めたり噛んだりすることで、その部位だけ脱毛してしまいます。ホルモン異常などによる脱毛の場合は左右対称に脱毛したり、広範囲にわたって脱毛します。

まずは愛犬の脱毛の原因は何なのかを突き止める必要があるでしょう。

痒くて眠れないんだ。
皮膚に炎症が起こってるかもしれないね。

脱毛症の原因

犬の脱毛症の原因は一つとは限りません。ノミやダニなどによるアレルギーもありますし、人間と同じように食物アレルギーもあります。またストレスが内臓疾患によるものもあるので、素人ではなかなか判断できないでしょう。

まずは脱毛症の種類と特徴を知り、どのような原因が考えられるのかを知っておくことが大切です。

動物病院に行くのがベストでしょうが、行かなくても対処できる脱毛症もあるので、まずは見極めが大事になってきます。

アレルギー性の脱毛症

ベッドで寝るパグ

人間にもアレルギーはいろいろありますが、犬もさまざまなアレルギーにより皮膚トラブルを発症します。アレルギー性の皮膚炎を起こしてしまうと、痒みが伴うため犬はその部分を掻いたり舐めたりしてしまいます。

それが原因で脱毛を引き起こしてしまうことがあり、これをアレルギー性の脱毛症と言います。アレルギーにはいろいろな原因があり、主なケースは以下の通りです。

  • ノミ
  • アラカス症
  • 疥癬
  • ツメダニ症
  • 皮膚糸状菌症
  • 膿皮症
  • 食物アレルギー

食物アレルギーに関しては全体に痒みが発生しますが、その他のノミ・ダニ、真菌や細菌による皮膚炎の場合は局所的に発症することが多く、脱毛も局所的になります。

ノミ・ダニなら駆除薬の投与やかゆみ止めなどの対処が必要です。

ホルモン性脱毛症

マッサージをする犬

人間でもそうですがホルモンバランスが乱れると、身体の様々な部位に異常をきたしてしまいます。犬も同様でそれが原因で脱毛症を引き起こすこともあります。ホルモンといっても以下のようにいろいろあります。

  • 成長ホルモン
  • 性ホルモン
  • 副腎皮質ホルモン
  • 甲状腺ホルモン

成長ホルモンの異常は先天的なものと後天的なものがあり、1歳から2歳のオスに多く見られます。性ホルモンの異常は先天的なものの他に避妊や去勢などに伴うホルモンバランスの乱れが原因です。

副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモンの異常はクッシング症候群の影響なども関係しています。ホルモン性脱毛症の特徴として痒みはほとんどなく、左右対称性脱毛になることが多いです。

ホルモンの病気ってどんな治療をするの?
基本的にはホルモン剤の投与などで対処したりします。

アトピー性皮膚炎

カーペットの上で寝る犬

アトピー性皮膚炎は人間でも長年苦しんでいる方がいる皮膚炎で犬にも発症します。犬のアトピー性皮膚炎は、元々アトピーの体質にある犬はハウスダストマイトやカビの胞子などのアレルゲンを吸い込むことで発症します。

激しい痒みが伴うため、掻いたり噛んだりすることで脱毛してしまいます。治療法としては炎症を抑えたり、痒みを鎮めるなどの薬物療法を根気強く続けていくしかないでしょう。

またその上で原因となっているアレルゲンに触れないようにする対応も必要になってきます。

そのため、こまめな掃除やシャンプーなどで部屋と犬の体を綺麗にしてあげることと、しっかりと保湿をして低下している皮膚のバリア機能を正常化させることが大切です。

ストレス性脱毛症

布団でぐっすり寝る犬

ストレス性脱毛症と聞くと人間だけのものと思うかもしれませんが、犬もたくさんのストレスを抱えています。それどころか犬のほうがストレスに過敏と言われますし、自分で発散できません。主なストレスの原因は以下の通りです。

  • 遊ぶ時間が少ないなどの運動不足
  • 環境の変化
  • 飼い主や家族が構ってくれない
  • フードが変わった
  • 家族が減った
  • 発情期によるストレス

こういったストレスを抱えていると、犬は毛を同じ部位を噛んだり舐めたりすることが多くなりそれが脱毛となります。皮膚炎ではないので悪化することはないでしょうが、犬が発しているサインだと思いましょう。

もし1か所だけ毛が抜け落ちていて炎症もないようならストレスの可能性が高いので、運動したり撫でるなどして愛情をたっぷり注いであげましょう。

毛の問題

犬用のベッドで寝る犬

犬の脱毛症の原因は皮膚炎やストレス、内臓系の疾患などが考えられますが、それ以外には毛そのものの問題の場合もあります。以下が毛の問題で起こっている脱毛の原因です。

  • 遺伝により毛が脆い
  • 血行不良などにより毛穴が委縮
  • 老化により毛が生えにくくなる
  • 栄養不足により毛が生えにくくなる
  • 抜けやすい犬種

遺伝的な原因で毛が脆く脱毛してしまうこともありますし、人間と同じように老化や栄養不足により毛が生えにくくなることもあるようです。また犬も運動不足や肥満などで血行不良を起こすこともあり、それも脱毛の原因になります。

そして犬種によっても抜けやすい犬とそうでない犬がいます。抜けやすい犬種としては、毛が二重構造になっているダブルコートの犬です。例えば、ゴールデンレトリーバーやポメラニアン、柴犬などがそれにあたります。

初めてこういった犬種を飼う人は抜け毛の多さに驚くかもしれませんが、局所的に抜け落ちる脱毛症とは違うので心配いりません。

生活環境

昼寝をするゴールデンレトリバー

脱毛症の原因には生活環境も少なからず関係しています。その一つに挙げられるのが不衛生な生活環境です。アトピー性皮膚炎はハウスダストマイトやカビの胞子などのアレルゲンを吸い込むことで発症しますし、ノミやダニも脱毛症の原因です。

犬は人間と違って体毛が長いので皮膚トラブルを起こしやすくなります。特に毛の長い犬種は毛玉にもなりやすくそこに湿気がたまり皮膚炎を起こしがちです。シャンプーと毎日のブラッシング、定期的にトリミングも必要でしょう。

生活環境の変化によって犬がストレスを抱え脱毛になることもあります。

注意点

飼い主や家族の誰かが亡くなった、いなくなった時や、引っ越しして環境が変わった時なども犬はストレスを抱えてしまいます。

生理現象

白い布に座る犬

犬の抜け毛は皮膚炎や内臓疾患などが関係しますが、生理現象で抜け毛が多くなることもあります。人間に衣替えの時期があるように、犬も季節によって毛が生え変わる時期があり、その時期は抜け毛が多くなります。

年に2回、春と秋に換毛期がありますが、この時期の抜け毛は特に気にする必要はありません。生え変わりが終われば抜け毛はおさまります。ただ春や秋ではないのに抜け毛が多いと感じる方もいるようです。

もちろん皮膚炎や病気の可能性もありますが、室内犬の場合は外気に触れることなく常に暖かい環境で生活しているので季節関係なく毛が抜けることもあります。

ここがポイントもし毛が抜けて部屋が散らかるのが嫌なら頻繁にブラッシングしてあげましょう。

発症しやすい犬種

アトピー性皮膚炎やノミやダニによる皮膚炎、内臓疾患による脱毛症は犬種に関係なく発症するものです。ただ原因不明のアロペシアXという皮膚炎による脱毛があります。アロペシアXに関しては発症する犬種が限られています。

アロペシアXは別名ポメラニアン脱毛症とも呼ばれており、その名の通りポメラニアンに多く発症するようです。

その他にはチャウチャウやトイプードル、シベリアンハスキーやアラスカン・マラミュートなどの北欧系の犬種も発症が確認されています。

換毛期に犬の毛は生え変わり抜け毛が多くなりますが、特にダブルコートの犬種は毛が多く抜けます。例えば、ゴールデンレトリーバーやウェルシュコーギー、ボーダーコリーなどです。

注意すべき脱毛の症状

人差し指を立てて注意する

犬の脱毛症の多くは皮膚疾患によるものです。痒みが伴うために犬が患部を噛んだり毛を引っ張ったりすることで脱毛してしまいます。犬のとっては早急に治してもらいたい症状ですが、それよりも注意すべき脱毛もあります。

単なる脱毛と思っていると、実はその脱毛は内臓疾患などの影響により引き起こされているケースもあります。以下が脱毛症を伴う主な内臓疾患です。

  • クッシング症候群
  • 甲状腺機能低下症
  • 糖尿病

クッシング症候群は副腎皮質機能亢進症とも呼ばれ、副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気です。放置していると高血糖を引き起こします。

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの機能が弱まることで発症します。甲状腺機能低下症はクッシング症候群を併発することが多く、その確率は約50%にも上ります。

また、犬も糖尿病を患うことがあり、それにより脱毛します。それとともに体重が減って痩せてくることもあります。これらの病気は放置していると重篤な症状になる可能性もあるので注意しましょう。

予防法

犬の脱毛症の原因はいろいろあり、すべてを防ぐことは難しいです。ただ予防することで避けられる脱毛症もあります。まず飼い主ができることしては、犬とその生活環境を清潔に保つことが重要になります。

定期的にシャンプーやブラッシングをし、毛が長い犬種の場合はトリミングもしましょう。また室内犬の場合はハウスダストにも注意が必要です。

犬がストレスを抱えないように、運動したり遊んであげるなどして愛情を注いだりするのも大切な対策です。そして食生活にも注意しましょう。

アレルギーを引き起こすような食品を避けたり、栄養価が高く、それでいてカロリーが低い、そしておいしいフードを選ぶのも犬の抵抗力を高めることに繋がります。そういった小さなところから対策しましょう。

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定期的にブラッシングをしてあげるとコミュニケーションを取れるので、それでストレス解消にもなったりしますのでおすすめですよ。

まとめ

寝転ぶシーズー

犬はさまざまな原因で抜け毛が多くなることがあります。春と秋の換毛期であれば抜け毛が多くても問題ありませんが、局所的もしくは広範囲にわたり脱毛が見られるようなら、必ず原因はあります。

ストレスが原因なら運動や愛情を注ぐことで解消することがありますが、それ以外の脱毛症だと動物病院に行って治療を受ける必要があります。まずは脱毛の状態を確認して、正常なのか異常なのか見極めましょう。

アレルギーによる皮膚疾患の可能性もありますし、場合によっては内臓疾患からくる脱毛の場合もあります。

単なる抜け毛と思わずに早急に病院で検査を受けることをお勧めします。脱毛の原因が分かることで、少しでも犬の負担を軽減してあげられるはずです。

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