犬の口臭予防には歯磨きがおすすめ!難しい方は動物病院で治療しよう
愛犬が寄ってくるのは嬉しいことですが、口臭がきついとそれも苦になります。口臭がきついと家が犬臭くなって、お客さんに迷惑を掛けることがあるので注意しなくてはなりません。犬の口臭予防をするためには、歯磨きをする対策が有効です。
犬が嫌がる歯磨きの習慣を、どのように身につけさせることが出来ますか。いくつかの歯磨きの方法を調べてみました。歯磨きが難しいときには、治療を受けることも出来ます。口臭の治療法には、どんなものがあるかを解説していきます。
口臭の原因
口臭がする原因は、いくつかあります。具体的に、どんな口臭の原因があるのでしょうか。
- ドッグフード
- 歯の汚れ
- 胃腸の不調
- 内臓疾患
毎日食べているドッグフードが理由で、口臭がきつくなることがあります。酸化した古いドッグフードを食べているとか、動物性油脂が多く含まれているときには、口臭がひどくなる場合がありますよ。
穀物類が多く含まれている安いフードも、原因となります。消化がしにくいフードは胃に負担を掛け、口臭がしてしまうのです。動物性油脂を過剰に取ってしまうと、悪玉菌が増えて口が臭くなります。
植物性油を使ったフードを、選んであげて下さい。歯が汚れていることも、臭い匂いの原因となります。
軟らかい食事をする現代の犬は、歯石などの汚れが溜まりやすくなっています。硬い骨や肉を食べると自然と歯の汚れが落ちますが、ドッグフードだけだと、どうしても汚れが残ってしまいます。歯石が溜まって、歯周病や歯槽膿漏になります。
口臭対策に歯磨きがおすすめ
口臭対策には、歯磨きがおすすめです。人間も歯を磨かないと、すぐに虫歯になったり息が臭くなったりするなど問題を抱えます。犬も同じで歯を磨かないと、口腔内の問題が色々と起きてきます。
いつもキレイな息でいて欲しい愛犬には、欠かせない習慣です。犬は口の中に、異物を入れられることを好みません。最初は歯を磨くことを、嫌がるでしょう。
どのように愛犬に歯磨きの習慣を、持たせられるのでしょうか。口臭対策に役立つ歯磨きの仕方を説明します。
口を触ることに慣れさす
まず最初に、飼い主が口を触ることに慣れてもらいましょう。どんな方法で口に触れたら良いですか。
- 口を触る
- 歯茎を触る
- 奥歯を触る
このように段階的に口を飼い主が触ることに、慣れてもらうようにします。最初は口を少し触るだけにして、段々と口を触る時間を長くします。触らせてくれたり、がまんしたりしたときには出来るだけ褒めてあげて下さい。
その後、唇をめくって前歯とか、犬歯などにタッチするようにします。少しずつ歯を触る時間を長くしていくと、慣れていきます。
歯を触らせるというのは犬にとっては不快な行為ですから、毎回の練習の後におやつなどをあげると良いですよ。最後に指を奥の方に入れて、奥歯を触るようにしていきます。
ガーゼで磨く練習
歯を磨くときに、ガーゼを使うことが出来ます。ガーゼを使うことのメリットは何ですか。
- 繊維が抜けない
- 歯茎にやさしい
ガーゼは繊維が抜けず、犬にとって不快感が少なくなります。歯茎にも優しく、傷を付けません。ガーゼ生地で犬の歯を磨いて上げると、指で歯や歯茎の感触が分かるので、犬に出来るだけ痛みを与えずに済みます。
生地が厚い素材だと歯茎を強くこすってしまったりして、血が出てしまいます。痛い思いをすると、せっかく付いた歯磨きの習慣が壊れてしまいますから注意しましょう。
ガーゼを指に巻き付けて、白湯で少し湿らせてから歯の掃除をして下さい。歯をこするようにすると歯石が取れますので、何本か磨いたら、ガーゼの違う面を使って掃除を続けていきます。
歯ブラシに慣れる練習
歯ブラシに慣れてもらう練習は、どうしたら良いですか。まずは、歯ブラシ事態が恐いものではないことを教えます。匂いを嗅いでもらったりなめてもらったりして、歯ブラシに抵抗感を持たないようにします。
初めのうちは歯ブラシをただ口の中に入れるだけにし、犬に慣れさせます。何度も褒めて歯ブラシを口に入れると、飼い主が喜ぶと覚えてもらって下さい。それから徐々に歯ブラシを使って、歯を磨くようにします。
一度に全ての歯を磨こうとせずに、何日かに分けて行なうのがおすすめです。歯磨きを最初にするのは上の前歯、次の日は下の前歯といった具合です。それから上の奥歯、下の奥歯という風にして行きます。ゆっくり力をあまり入れずに磨いて下さいね。
磨けたら褒めてあげるのを欠かさない
磨けたときに褒めることをぜひ続けて下さい。これまでしたことのない歯磨きをするわけですから、褒めてあげないと犬はすぐに嫌がります。口臭対策に欠かせない歯磨きをするためにも、褒めることは大切なポイントです。
歯磨きの後に散歩に連れてく事や、美味しいおやつをあげるなどのご褒美も有効です。思い切り頭をなでて、声を出して褒めてあげるのも良いでしょう。
歯磨きをするべきタイミング
歯磨きで口臭対策をするタイミングは、いつなのでしょうか。
- 散歩の前
- 運動の後
- 眠る前
散歩の前は犬はウキウキしていますから、歯磨きのような嫌なことを多少しても気にしません。また運動の後は口を開けてハアハア言っていますので、歯磨きがしやすいタイミングでもあります。
眠る前もくつろいでいるので、多少の嫌なこともがまんしてくれます。頭をなでながらリラックスした雰囲気で、歯磨きをしてあげて下さい。人間のように食事の後に歯磨きをしたいところですが、思い通りに行かないこともあります。
出来るだけ続けることが大切ですから、あらゆるタイミングを活用しましょう。可能であれば口の中にばい菌が増える就寝前に、歯磨きをして下さいね。
歯ブラシ・ガーゼができない場合はどうする?
どうしても犬が嫌がって、歯ブラシやガーゼによる口臭対策が出来ないときはどうしたら良いでしょうか。もう口臭を予防することは出来ないと、あきらめないで下さい。歯ブラシやガーゼが使えなくても、出来る対策はまだあります。
具体的にどのような方法があるのか、解説していきます。犬に出来るだけ負担の掛からない方法を、ピックアップしてみました。
愛犬がやりやすいと思う対策を選んで、実践してみて下さい。サプリやおもちゃを使った方法を、説明しますね。
サプリメントを飲む
口臭対策として、サプリメントが有効です。サプリメントには、どんな効果を期待することができるのでしょうか。
- 腸内環境の改善
- 悪玉菌を減らす
- 毛並みが良くなる
口臭の原因となる胃や腸の消化器官の状態を、改善してくれると言われています。悪玉菌が増えると、どうしても息が臭くなりますが、善玉菌を増やす効能もあると考えられています。
口臭とは直接関係がありませんが、腸内環境が良くなるので毛並みも良くなります。人気のサプリメントの特徴は、酵素エンザミンやプロバイオティクスなどの成分が配合されているものです。腸の働きを、促進する成分となっています。
歯磨きのおもちゃを利用
歯磨きのおもちゃを使うのも、良い方法です。固いものを噛むことで、犬の歯は清潔さを維持できる用意なっています。そこで開発されたのが、歯磨き効果があると言われているおもちゃです。愛犬が遊びながら、口臭予防が出来るツールです。
歯磨き用のおもちゃには、色々な素材のものがあります。
- ロープ
- 布
- 木
- プラスチック
どの素材が良いかは、犬の好みにもよります。普段遊んでいるおもちゃの種類が、布製の物が多いなら、同じ素材のおもちゃを買ってあげましょう。おもちゃを噛みながら遊び続けることで、少しずつ歯の汚れが落ちていきます。
しかし、歯磨き習慣と比べると効果は限定的ですから、あまり劇的な口臭の改善は望まないようにして下さい。あくまでもサポートとして使える対策方法です。
歯磨き効果のあるガム
歯磨き効果のあるガムを、活用することも出来ます。人間も食後にガムを噛むと、口の中がスッキリします。犬にガムを食べさせることによって、唾液の分泌を促進し、歯間の汚れを洗い流すことが出来ます。
大まかな汚れは落とすことが出来ますが、奥の方の汚れまではガムでは落とすことが出来ません。ガムにも色々な種類があり、硬さもいくつかの段階から選べます。
老犬で歯が弱っているときに固いガムを選んでしまうと、歯が折れるなどの別の問題が発生するので注意して下さい。
病院で歯石除去してもらう方法もある
歯石が原因の場合は、病院で歯石除去してもらう治療法があります。自分でスケーラーを使って歯石を取る方法もありますが、意外と難しいので注意が必要です。鋭いスケーラーが、犬の歯茎に刺さってしまう可能性があります。
そうするとかなり痛いですし、犬は二度と口の中に手を入れさせないかもしれません。出来れば、プロの獣医さんに任せるのが安心です。動物病院では不快な歯石除去を、効率よく行なうことが出来ます。
時には全身麻酔をして、歯石を完全に除去することが出来ます。同時に歯周病などの治療法も、実施してくれます。寝ている間に全ての治療が完了するので、犬にとっても負担が少ない方法です。
歯石除去の費用はどれくらい?
気になるのが、歯石除去の治療法の費用です。この治療法の費用は3万円から、4万円前後となります。麻酔を使わないと、7千円前後が費用の相場です。どのような治療をするかは、動物病院によって違います。
費用の設定も、違いますので注意して下さい。麻酔をする時には、犬が麻酔に耐えられるかどうかを確認する検査をします。老犬などは麻酔に耐えられる体力がないので、注意が必要です。
検査をするために費用が掛かるため、どうしても麻酔を使った治療法はコストが上がります。麻酔のメリットは、犬が怖がって暴れることがないので、徹底的に口の中をきれいにできることです。
犬が動いて口の中が傷つくといった、事故のリスクを減らすことも出来ます。飼い主が側にいれば口の中を掃除させてくれる犬には、麻酔は必要ありません。
まとめ
犬の口臭予防に、歯磨き習慣を持つのは大切なことです。嫌がる歯磨きをさせるには、徐々に慣れさせていくことが必要となります。口を触ることに慣れてもらい、ガーゼで歯を磨く練習をして行きます。歯ブラシを使ったケアにも、慣れてもらいましょう。
覚えておきたいのは、歯磨きをさせたら褒めたりご褒美をあげたりすることです。犬にとって、がまんすればご褒美がもらえると思ってもらえるようにして下さい。歯磨きをするタイミングは、散歩前か寝る前にしましょう。
歯磨きがどうしてもできないときには、サプリメントやおもちゃ、またガムなどを使ってみて下さい。病院で歯石除去の治療法を、してもらうことも出来ます。愛犬にとって、一番良い方法を選ぶようにしていきたいですね。
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