プリンシプル『ナチュラルドッグフード』分析【原材料･価格･評判】

「プリンシプルナチュラル」の総合評価

プリンシプルナチュラルの総合評価表

• 原材料の品質
• 安全性
• アレルギー対策
• 食いつき(口コミ)
• 価格･コスパ

プリンシプルナチュラルは、できるだけ化学合成物をドッグフードに使ってほしくないと思っている方には、魅力的に映る製品といえるでしょう。無添加の製品としては、他社と比較してみても決して劣ることはないはずです。

プリンシプルナチュラルは、このタイプのドッグフードを探している方に適している商品であるともいえるでしょう。

また、アレルギーに配慮されたドッグフードを購入したいと考えている方にも、プリンシプルナチュラルは適しているでしょう。プリンシプルナチュラルにはアレルギー発症リスクが比較的高い種類もありますが、そうではない種類の取り扱いもあります。

そのほか、犬にダイエットをさせてあげたい、食物アレルギーで皮膚疾患になっているなど、悩みを抱えている方も少なくないはずです。プリンシプルナチュラルは、特定の悩みに配慮したタイプの商品もあり、良い評判を得ています。

プリンシプルナチュラルはこんな犬におすすめ

ドッグフードは製品によって配合されている原材料・成分などの特徴に違いがあるため、犬によって合う・合わないがあります。プリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトは、下記の素材にアレルギーを持っていない犬と相性が良いでしょう。

• 鶏
• コーン

その上で、健康状態にとくに問題がないということであれば安全に、かつ安心して製品を与えてあげることができるはずです。なお、アダルト以外の種類に関しても、上記の原材料にアレルギーを持っていなければ大丈夫でしょう。

また、現状で犬に与えているドッグフードを食べなくなっている状態でも、この製品はおすすめです。食いつきが良いことは口コミで良い評判を得ている理由のひとつであり、切り替えてみるとしっかり食べてくれるようになる可能性があるでしょう。

プリンシプルナチュラルの商品特徴

商品名	プリンシプルナチュラル
種類･タイプ	総合栄養食･ドライフード
定価(Amazon参考)	3,240円(税込)
対応犬種･年齢	全犬種用･成犬用
内容量	3kg
主原料･成分	良質鶏肉粉
カロリー(100g当たり)	360Kcal
賞味期限	開封前12ヶ月
原産国	アメリカ合衆国

プリンシプルナチュラルは、ペットフードの製造に特化しているメーカーによって生み出されたドッグフードです。栄養学の分野で裏づけられた高品質な素材を絶妙なバランスで組み合わされていると謳っているのが特徴のひとつ。

その結果、消化吸収に優れ、毎日安心して食べさせてあげられるドッグフードに仕上がっているといいます。また、この製品を摂っている犬は、下記の面において良い意味での実感が得られるとして、口コミで高く評価している人もいます。

• ウンチのニオイ
• 体臭
• 体毛のツヤ

ちょうどこれらの中にあてはまるお悩みがあるという方は、もしかするとドッグフードが合っていないのかもしれません。より詳しくプリンシプルナチュラルの特徴を知った上で、切り替えを検討してみるのも良いでしょう。

販売元の情報

販売元は、株式会社ワイ・エス・エンタープライズです。2002年に設立された会社で、プリンシプルナチュラルドッグフードの輸入販売を事業として行っています。輸入販売とありますので、製造会社は別にあるということを意味しています。

製造を行っているのは、アメリカアラバマ州にあるサンシャイン・ミルズ社で、工場はミシシッピ州に設置されています。プリンシプルナチュラルドッグフードの開発者は動物栄養学博士であるために、製品には栄養学的研究が活かされているというのもうなずけます。

なお、株式会社ワイ・エス・エンタープライズの公式Webサイトでは、プリンシプルナチュラルドッグフードに関する多くの情報は得られます。ただし、公式Webサイト上からのネット通販には対応していません。

『プリンシプルナチュラル』を5つの条件で徹底分析

プリンシプルナチュラルドッグフードのうち、アダルトについて精通している方の評価を見られるとなれば、参考にしたいと思う方は少なくないはずです。専門家による徹底分析として以下に情報をまとめているため、気になる方はぜひご一読ください。

内容については、原材料の品質に問題はないかや、危険な化学合成物が使用されていないか、アレルギーへの配慮はされているかが盛り込まれています。厳選したユーザーの口コミでの評価や製品の価格、1日あたりのコスパについても触れています。

1.原材料の品質

まずは原材料を分析

良質鶏肉粉、ライス、コーン粗粉、コーン粉末、鶏肉脂肪（酸化抑制剤トコフェロール配合）、コーングルテンミール、乾燥ビートパルプ（糖質カット）、天然風味、亜麻仁、乾燥全卵、キャノラオイル、醸造酵母、塩化カリウム、レシチン、タウリン、L-リジン、ローズマリーエキス、L-カルニチン>、グルコサミン、コンドロイチン ＜ビタミン類＞塩化コリン、ビタミンE源補給、ビタミンA補給、アスコルビン酸（ビタミンC源）、ビタミンD3補給、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、チアミン硝酸塩（ビタミンB1源）、ピリドキシン塩酸塩（ビタミンB6源）、リボフラビン補給、葉酸、ビオチン、ビタミンB12補給 ＜ミネラル類＞多糖類海草灰亜鉛複合物、鉄、マンガン、銅、硫酸亜鉛、硫酸銅、硫酸マンガン、ヨウ素酸塩カルシウム、コバルト炭酸塩、亜セレン酸ナトリウム

次に成分をチェック

成分	保有率	AFFCO栄養基準
粗タンパク	24.0%以上	18.0%以上
脂質	15.0%以上	8.0%以上
粗灰分	不明	8.0％以下
粗繊維	3.0%以下	4.0%以下
水分	11.0%以下	10.0%以下

メインの原材料としてプリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトに採用されているのは、良質鶏肉粉です。これは、動物性のタンパク源となる素材のことを意味しています。また油脂類として鶏肉脂肪が配合されており、これも動物性タンパク質の源になります。

良質鶏肉粉は良質という言葉が入っていて、信頼できそうと思う方もいるでしょう。しかし、どんな裏づけがあって良質と表示しているのかがはっきりと示されていません。

ただ、納入された原材料は自社だけでなく第三者の検査機関により、以下のような項目が厳しくチェックされているようです。

• 細菌
• かび
• 腐敗
• 重金属汚染
• 異物混入の有無

また、原料納入業者の工場監査まで実施、納入業者を3ヶ月サイクルで審査して、認定納入業者の更新をしていると公言しています。これに嘘偽りがなければ、原材料の品質には信頼が置けるといえるでしょう。

そのほか、原材料の品質という点で気になるところがあるとすれば、複数種類の穀物類が配合されていることです。もともと犬は穀物類の消化が不得意なことはよく知られている話です。

とりわけ消化器官が弱い犬だと嘔吐や下痢のような消化不良の症状を起こしてしまうかもしれません。

2.安全性(人工・合成添加物の有無)

プリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトの、人工・合成添加物の有無についてですが、高く評価できるといって良いでしょう。具体的には、下記の人工・合成添加物が不使用となっています。

• 安定剤
• 発色剤
• 着色料
• 香料
• 硬化剤
• 膨張剤
• 表面処理剤
• 固定剤

安定剤や着色料などの化学合成物が使用するのは、粒の大きさを均一にする狙いなどがあります。この製品の場合はこうした添加物が不使用であるために、若干粒の大きさに違いが認められるのです。

なお、酸化抑制剤としてミックストコフェロールが配合されています。トコフェロールというのはビタミンEのことです。天然由来の成分でできているため、安全性についてとくに心配する必要はないといえるでしょう。

3.アレルギー対策の有無(穀物＆肉類)

アレルギー対策への配慮が十分になされているかどうか、プリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトに関していえば、不十分といわざるを得ません。この製品には、穀物類が多く使用されています。

• ライス
• コーン粗粉
• コーン粉末
• コーングルテンミール

犬と穀物類というのは相性が良くありません。もちろん、すべての犬が間違いなくなるということではないのですが、穀物類はアレルギー発症リスクが高い素材なのです。中でもコーンは、アレルギーを起こしてしまう危険度が高い原材料として指摘されています。

また、この製品には先述したとおり良質鶏肉粉や鶏肉脂肪が原材料として使用されています。したがって、チキンにアレルギーを持つ犬との相性も良くないという評価になるでしょう。

4.プリンシプルナチュラルのみんなの口コミ＆評判

5.価格＆1日のコスパ

通常購入(Amazon参考)	3,240円(税込)
定期購入	なし
1日のコスパ	135円
送料	購入サイトによる
定期購入の回数縛りの有無	なし
返金保証の有無	なし
お試しの有無	なし

プリンシプルナチュラルの販売元、株式会社ワイ・エス・エンタープライズの公式Webサイト上に掲載されている、アダルトの価格を見ていきましょう。

• 800gは1,140円
• 800g×3袋入りは3,000円
• 4.5kg×2袋入りは8,400円

なお上記の価格はすべて、税抜きのものです。1日あたりのコスパですが、販売元の公式Webサイトや販売サイトで、1日あたりの給餌量をチェックすれば算出できます。

たとえば犬の体重が5kgの場合、目安給餌量は100gです。この目安給餌量に製品価格を掛けて、製品内容量で割れば1日あたりのコスパが出ます。800g×3袋入りを買った場合、計算式は100g×3,240円÷2,400g＝135円です。

最安値はどこ？公式･amazon･楽天？

販売元の公式Webサイト上で注文できない場合、大体の人はamazonや楽天から買おうとするでしょう。プリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトについて、最安値がどこかリサーチしてみました。

結果としては、大体どこも一緒の価格で販売されていました。ただ、ネット通販は送料手数料が発生するかしないかで、1回あたりのショッピングでの費用負担は違ってきます。商品自体の費用も含めて、最安値になる販売店から購入しましょう。

また、ネット通販の場合、出店している販売店が信頼に値するかチェックすることも大事です。配送までのスピードや梱包の丁寧さ、問い合わせ時の対応など、ショップの利用者のレビューを見たほうが良いです。

プリンシプルナチュラルのラインナップ一覧

プリンシプルナチュラルドッグフードは、アダルト以外にも多くの種類が発売されています。現状で取り扱われている種類としては、以下の製品をあげることができます。

• パピー（子犬・母犬向けの総合栄養食）
• プレミアムライト（成犬の理想体重維持のための特別療法食）
• ラム＆ライス（牛肉・大豆・小麦不使用で食物アレルギーなどによる皮膚トラブルを持つデリケートな成犬向け総合栄養食）
• ザ・ハーベスト（コーン・大豆・小麦不使用の全犬種・全年齢対応の総合栄養食）
• プレミアムシニア（穀物不使用・低カロリーの高齢犬用総合栄養食）
• グレインフリー サーモン＆SW（穀物不使用・乳酸菌配合の全犬種・全年齢用総合栄養食）
• グレインフリー ターキー＆SW（穀物不使用・乳酸菌配合の全犬種・全年齢用総合栄養食）

アダルトは穀物類が多く使用されていることで、消化不良による嘔吐や下痢といった症状やアレルギー発症を心配する方もいるでしょう。そのような方向けに、グレインフリーの製品が用意されているのはポイントが高いです。

プレミアムライトってどうなの？

成犬が理想体重をキープするために設計されている特別療法食が、プレミアムライトです。ダイエット用のドッグフードを探している方に向いているといえるでしょう。主な特徴は以下のとおりです。

• コーン・小麦・大豆不使用
• 乳酸菌・ビフィズス菌入り
• グルコサミン・コンドロイチン含有
• 低タンパク・低脂肪・ローカロリー設計

トウモロコシなどが入っていないことには、穀類の食物アレルギーを避けるために注力されていると受け取れます。また、乳酸菌やビフィズス菌はお腹の健康を保つために役立つもので、グルコサミンやコンドロイチンは関節の健康を助ける成分です。

タンパク質や脂肪、カロリーが抑えられていることで、運動量に乏しい室内犬に与えてあげるのに適しているといえるでしょう。犬が太り気味で困っているということであれば、購入候補として悪くありません。

子犬やシニアにはプレミアムシニアおすすめ

子犬に与えるドッグフードであれば、プリンシプルパピーが良いでしょう。また、7歳からの高齢犬に与えるドッグフードについては、プリンシプルプレミアムシニアが適しているといえます。まず、パピーの特徴をご紹介します。

• 体の基礎づくりに欠かせない栄養素がバランス良く配合されている
• お腹の健康を保つために配慮されている
• 皮膚と毛並みの健康を応援してくれる
• タウリン入りで心臓機能の健康に配慮されている

ただ、原材料に米、コーン粗粉、コーングルテンミール、粗挽き小麦のように穀物類が使用されているのは気がかりです。続いて、プリンシプルプレミアムシニアの特徴を見ていきましょう。

• トウモロコシ・小麦が使用されていない
• 乳酸菌・ビフィズス菌入りでお腹の健康をサポート
• タウリン入りで健やかな心臓機能をサポート
• グルコサミン・コンドロイチン入りで関節の健康に配慮

食物アレルギーへの配慮がなされているだけでなく、高齢犬としてのライフステージに合った設計になっているのが評価できるポイントです。良い製品にまで出合えていない方は、切り替えを検討してみるのも良いかもしれませんね。

【まとめ】総合的に見たメリット･デメリット

プリンシプルナチュラルを総合的に見たメリット・デメリットをまとめましたので、最後にチェックしておきましょう。

メリット

• 添加物が極力排除されている
• ライフステージ・お悩み別に合った種類の商品が販売されている
• 穀物不使用の製品も取り扱われている

デメリット

• 商品の種類によっては穀物類が使用されている
• グレインフリーでない製品はアレルギー体質の犬に不向き

スタンダードタイプであるプリンシプルナチュラルドッグフードのアダルトは、穀物類が使用されています。そのため、アレルギー体質の犬と相性が良いとはいえません。

しかし、グレインフリータイプの種類の商品をチョイスすれば、デメリットは排除することができ、与える上での安心感が違うでしょう。