ドッグフード『ユーカヌバ』の全てがわかる【原材料・価格・口コミ】
犬の健康のことを考えるのであれば、ドッグフードの原材料・成分に注目し、安全性を確認することは非常に重要です。ここでは、口コミで良い評判を得ているユーカヌバの特徴について、徹底分析していきます。
さらにほかにも、どこであればこの製品を安く購入できるのかや、実際の使用者の口コミなど、気になりやすい情報へのアンサーを網羅しています。さまざまな会社のドッグフードを比較するときにも、きっと役に立つはずです。
また、ユーカヌバの販売元に関する情報や、1日にかかるコスト、商品ラインナップについてもまとめています。興味のある方はあわせてご覧ください。そして今回ご紹介する内容が、最良のドッグフードと出会うきっかけになれば望外の喜びです。
「ユーカヌバ」の総合評価
ユーカヌバの総合評価表
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格・コスパ
犬の体を構成する筋肉や骨、臓器、血液のもとになるのはタンパク質です。ユーカヌバはその製品の特徴から、主要なタンパク源として良質な動物性タンパク質のドッグフードが良いと思っている方に適しているといえるでしょう。
このほか、どんなに高品質なドッグフードであっても、犬がまったく口にしてくれなければ意味がありません。ユーカヌバは、食いつきが良いと口コミで良い評判を得ている製品に期待したいと考えている方にも合っているといえます。
さらに現在、犬を飼っている方の中には、太り気味になっているなど、特別なお悩みを抱えている方もいるでしょう。そのようなピンポイントの問題に対応するための製品をお探しの方にも、ユーカヌバは適しているといえます。
そのほか、健康被害のリスクがあると確認されている添加物が使用されていない製品が欲しい方にも、ユーカヌバは良いでしょう。
ユーカヌバはこんな犬におすすめ
すでに犬に別のドッグフードを与えている方は、吐き戻したり、うんちが緩くなったりすることはないでしょうか。ドッグフードが原因で症状が出ているとすれば、ユーカヌバに変えても改善されないかもしれません。
吐き戻したりうんちが緩くなったりする症状が出てしまうのは、食事を与えている犬の消化器官が弱いのが理由となっている可能性が高いのです。ユーカヌバは、消化器官の強くない犬と相性バッチリとは残念ながら断言できません。
ただ、こうした症状がなく、健康上の問題を抱えていない犬であれば、大抵はユーカヌバをおすすめできます。種類の充実度がユーカヌバの強みのひとつです。
しかもひとつひとつの種類は、異なる特徴を持っています。そのため、さまざまなタイプの犬にマッチする商品といえるのです。
ユーカヌバの商品特徴
商品名 | ユーカヌバ |
---|---|
種類・タイプ | 総合栄養食・ドライフード |
定価(Amazon参考) | 4,082円(税込) |
対応犬種・年齢 | 全犬種用・成犬用 |
内容量 | 2.7kg |
主原料・成分 | 肉類(鶏、七面鳥) |
カロリー(100g当たり) | 404Kcal |
賞味期限 | 開封前12ヶ月 |
原産国 | ポーランド |
プレミアムドッグフードユーカヌバは、犬のお腹を満たし、必要な栄養を摂取できることだけが特徴ではありません。これらに加えて、多くの魅力的な要素が詰まっている製品といえるのです。
一例として、ユーカヌバは特殊な形状の粒が歯にフィットし、ヘキサメタリン酸ナトリウム配合で、歯と歯茎の健康をサポートしてくれます。ドッグフードを犬がよく噛むことで、歯垢・歯石の形成が抑制されるということです。
ほかにも、腸内環境を整えて免疫力の維持を助ける、プレバイオティクスが配合されています。また、健康な皮膚や被毛、骨や関節を保つのをサポートする、オメガ-6・オメガ-3不飽和脂肪酸などの成分が配合されているのも特徴のひとつです。
販売元の情報
ユーカヌバの販売元は、ロイヤルカナンジャポン合同会社です。平成3年が設立記念年であり、東京都港区に本拠地が設定されています。ペットフードの輸入販売事業を展開しています。
販売元の公式サイトをチェックしてみると、ユーカヌバの品質に関する有益な情報が得られます。たとえば、専門的な外部機関による監査を受けていることも、その中のひとつに含まれます。
この監査の目的は、全製造工程において品質基準がクリアできているかどうか、第三者による客観的な評価を受けることです。
結果、ユーカヌバには最高の評価が10年という長期間にわたり与えられているといいます。最高評価を獲得するのは、人用の食品メーカーでもたやすくないということで、品質に期待が持てそうと思う方もいるでしょう。
『ユーカヌバ』を5つの条件で徹底分析
口コミでも良い評判を得ているドッグフードのユーカヌバ。専門家が見たときにはどのような評価を下すのか興味はないでしょうか。リサーチした上で徹底批評をしていきます。興味がある方はご覧ください。
内容としてはたとえば原材料や添加物について、犬の健康被害につながるようなものが使用されていないか、アレルギーに配慮されているかが含まれます。分析以外では口コミや価格に関する情報も掲載していますので、購入を決めるために役立つことでしょう。
1.原材料の品質
まずは原材料を分析
肉類(鶏、七面鳥)、小麦、とうもろこし、動物性油脂(オメガ-6不飽和脂肪酸源)、とうもろこし粉、米、大麦、ビートパルプ、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、魚油(オメガ-3不飽和脂肪酸源)、フラクトオリゴ糖、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、D3、コリン、E、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、葉酸、B12)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)●粒の色、形、大きさ等のばらつきは天然由来の原材料を使用しているために起こるもので、品質に問題はありません。
次に成分をチェック
成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
---|---|---|
粗タンパク | 26.0%以上 | 18.0%以上 |
脂質 | 16.0%以上 | 8.0%以上 |
粗灰分 | 8.0%以下 | 8.0%以下 |
粗繊維 | 1.4%以下 | 4.0%以下 |
水分 | 9.0%以下 | 10.0%以下 |
ユーカヌバに使用されている原材料としては、メインに肉類が使用されている点に注目したいところです。
鶏、七面鳥が使われているのですが、犬が最も必要とする動物性タンパク質を摂ることができるのを意味しています。また、ラム肉も多く使われている点にも注目です。
- 高タンパク
- ローカロリー
- ビタミンA・B群が豊富
- 鉄分も多い
- カルニチンも豊富
上記の成分に関する特徴を、ラム肉は持っています。ただし、原材料については犬に与えることにするのであれば気をつけなければいけない点もあります。小麦やトウモロコシなどの穀類や油脂類、ピートパルプが使用されている点に要注意です。
穀類は消化不良や炭水化物の摂り過ぎでの肥満のリスクがあります。油脂類は何由来なのか明記されておらず、粗悪な素材が使われているのではないか不安視する方もいるかもしれません。
ピートパルプは便秘の原因になったり、残留薬物があれば摂り続けることによる犬の体への健康被害が心配されたりします。
このように、ユーカヌバは原材料・成分だけ見てみても、メリットとデメリットが存在します。良い面を評価して購入を決めるか、万が一のことを考えて購入を避けるか、頭を悩ませる方もいるでしょう。
2.安全性(人工・合成添加物の有無)
ユーカヌバはドッグフードとして、安全性に関する問題をひとつ解決できたといって良いでしょう。というのも、以前は下記2種類の添加物が酸化防止剤として使用されていたためです。
- BHA
- 没食子酸プロピル
すでにご存知の方も少なくないでしょうが、これらの酸化防止剤には発がん性が確認されています。
そのまま配合されていればユーカヌバの安全性の評価は低くせざるを得ませんが、現在は天然成分であるローズマリーエキスやミックストコフェロールに仕様変更されているのです。
そのほか、着色料や香料、発色剤といった人工添加物についても、配合されていません。これらの点を総合して人工・合成添加物の有無で見る安全性は評価できるといって良いでしょう。
3.アレルギー対策の有無(穀物&肉類)
本製品の特徴として、メインの原材料には肉類がきているものの、アレルギー対策としては十分にできていないといわざるを得ません。どうしても、穀物不使用であるいわゆるグレインフリーではない点が引っかかる方は少なくないはずです。
穀類というのは、アレルギーの発症リスクが犬にとっては非常に高いものです。とくにトウモロコシや小麦はハイリスクですが、ユーカヌバには配合されています。
また、肉類として鶏が使用されていますが、チキンに関しても絶対にアレルギーを発症しないとはいいきれません。そのため、チキンや穀類に対するアレルギーを持っている犬は、使うのは避けておくのが賢明な判断といえるでしょう。
持っていないと思っていても、異常にかゆがる、皮膚が赤くなる、抜け毛が増加するなどの症状が出た場合は、それ以上与え続けるのをやめましょう。その際にするのは、早期に獣医師のもとへ行くことです。
4.ユーカヌバのみんなの口コミ&評判
以前、別のドッグフードに変えようと思ったときに食べてくれなかったという苦い経験があります。が、今回ユーカヌバを試しに買ってあげてみたところ、すんなり食べてくれました。毎回完食してくれて、食べっぷりの良さにびっくりしています。
リニューアルを機に容量が少なくなってしまったのは少し残念。でも、食いつきが良く、皮膚や被毛、糞の状態が安定している点はリニューアル前と何も変わりません。ほかの製品に切り替えるほどの不満はないので、今後も我が家の愛犬の食事として買い続けていきます。
食いつきが良い点には満足していますが、これまで与えていたドッグフードに比べて軟便といいますか、下してしまうことがあるのが気になっています。ウンチのニオイもきつくなったため、戻すかどうか検討中です。相性が合ってくれればいいなと思ったのですけどね。
一番心配していたのはアレルギーでしたが、ウチの子は問題なく美味しそうにたいらげてくれます。おまけに、食事を摂ると動じに歯磨き効果があるというのも、気に入っているポイントのひとつです。リピート確定です。
あまり食欲のない犬だと思っていたけれど、この商品を使ってみたらぜんぜん違いました。バクバク食べるようになり、以前より元気になったような感じがします。嗜好性に優れているかどうかに目を向けて食事を選んであげることは大事なのですね。
5.価格&1日のコスパ
通常購入(Amazon参考) | 4,082円(税込) |
---|---|
定期購入 | なし |
1日のコスパ | 136円 |
送料 | 購入サイトによる |
定期購入の回数縛りの有無 | なし |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
ユーカヌバは数多くの種類の製品が販売されており、種類によって価格には違いがあります。また、どこで購入するのかによっても、価格には差が生じます。
ここではある時点におけるユーカヌバスモールアダルト7.5kgという種類の製品の価格と1日のコスパを例に解説しましょう。楽天市場におけるこの製品の最安値は、商品価格だけで約5,000円です。
犬の適正サイズが6kgだとすると、この製品の目安給餌量は90gと設定されています。1日あたりのコスパは目安給餌量に商品価格を掛け、ドッグフードの内容量を割ると算出できます。今回の例の場合は60円です。
適正体重あたりの給餌量については、公式サイトや販売サイトで確認することが可能です。ユーカヌバを購入しようと思ったときには、食事を与えたい犬の場合の1日にかかるコスパをチェックしてみると良いでしょう。
最安値はどこ?公式・amazon・楽天?
ユーカヌバは公式サイトで注文することができないため、ネット通販を利用するのであればamazonや楽天で探す方が多いでしょう。先述したユーカヌバスモールアダルト7.5kgの場合、amazonと楽天ではどちらが安いのでしょうか。
お互いの最安値の販売店を調べてみたところ、amazonは7,050円で送料無料、楽天は4,982円で送料540円という結果でした。あくまである時点での販売価格ですが、楽天市場で買ったほうがいいのは一目瞭然です。
amazonや楽天の良いところは、商品価格で各販売店を一覧表示できる点です。サイト内で出店している販売店の中でどこが最安値なのか簡単に知ることができるため、購入時にはチェックする癖をつけるようにすると良いでしょう。
ユーカヌバのラインナップ一覧
ユーカヌバは犬の大きさやライフステージ、ケア用、犬種別、運動量という具合に、犬に合わせて商品を選べる点が魅力のひとつといえるでしょう。現状では、24種類の製品が販売されているのを確認することができます。
種類別の製品の詳細については、公式サイトや販売サイトでもチェックすることは可能です。しかしその前に、軽くどんな商品が取り扱われているのかを、予習しておくのも良いでしょう。
子犬・成犬・シニア用一覧
ライフステージ別にユーカヌバは商品選びをすることができるわけですが、子犬用としては下記の商品が販売されています。
- 小・中型犬用:~12ヶ月までのスモールパピー
- 大型犬用:~24ヶ月までのラージパピー
- 全犬種用:~12ヶ月までのパピーラム&ライス
スモールパピーとパピーラム&ライスは内容量800g、2.7kg、7.5kgの3種類から選択できます。これに対し、ラージパピーに関しては800gの取り扱いはありません。続いて、成犬用のユーカヌバを見ていきましょう。
- 小型犬用:1歳以上対象のスモールアダルト
- 中型犬用:1歳以上対象のミディアムアダルト
- 大型犬用:1歳以上対象のラージアダルト
スモールアダルトは内容量800g、2.7kg、7.5kgの3種類展開です。ミディアムアダルトは2.7kgと7.5kgの2種類から選べます。そしてラージアダルトは、2.7kg、7.5kg、13.5kgが用意されています。そのほか、シニア用については以下のとおりです。
- 小型犬用:7歳以上対象のスモールシニア
- 中型犬用:7歳以上対象のミディアムシニア
- 大型犬用:7歳以上対象のラージシニア
内容量に関しては、スモールシニアは内容量800g、2.7kg、7.5kgの3種類があります。ミディアムシニアは2.7kgと7.5kgの2種類から選択可能。ラージアダルトは、2.7kg、7.5kg、13.5kgから選べるようになっています。
犬種別・ケア用・その他一覧
まず、犬種別のユーカヌバとしては、以下の商品が取り扱われています。
- 成犬用:1歳以上対象のミニチュア・ダックスフンド
- 成犬用:1歳以上対象のトイ・プードル
- 成犬用:1歳以上対象のチワワ
- 成犬用:1歳以上対象のラブラドール・レトリーバー
ミニチュア・ダックスフンドとトイ・プードルの内容量は800gと2.7kgが用意されています。チワワは800gのみ、ラブラドール・レトリーバーは2.7kgと10kgの2種類から選択することが可能です。続いてケア用商品の一覧をチェックしましょう。
- 体重管理に配慮された設計のウェイトコントロール
- 皮膚に配慮された設計のセンシティブスキン
- お腹に配慮された設計のセンシティブダイジェスチョン
- 関節に配慮された設計のセンシティブジョイント
成犬用である点は、上記4種類は共通していますが、対象となる犬のサイズ、内容量は商品によって異なります。
そのほかの製品としては、活発犬用に設計されているプレミアムスポーツジョギング&アジリティがあります。この商品は全犬種用であり、1歳以上が対象です。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
総合的に見てユーカヌバを見て、プラス評価につながる点とマイナス評価につながりやすい点をおさらいしておきましょう。
メリット
- 肉類がメイン原材料として使用されている
- 酸化防止剤が自然派に変更された
- 着色料や香料、発色剤なども無添加
- 製品のラインナップが充実していて犬の特徴・お悩みに合わせて選べる
デメリット
- 穀物不使用ではないなど安全性の不安は払拭しきれない
- 安さだけがウリの製品よりは割高感がある
安全性については酸化防止剤が天然の添加物に変更されるなど、改良が見られるのは非常に良いです。
しかし、グレインフリーではないため、消化器官が弱い犬やアレルギー持ちの犬にとっては不向きな製品といわざるを得ないでしょう。このあたりにさらなる改良があれば、より評判も良くなっていくのではないでしょうか。
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