犬用『ドクターズダイエット』の全てがわかる【原材料･価格･評判】

「ドクターズダイエット」の総合評価

ドクターズダイエットの総合評価表

• 原材料の品質
• 安全性
• アレルギー対策
• 食いつき(口コミ)
• 価格･コスパ

ドクターズダイエットは犬の健康を意識して作られたドッグフードであり、口コミをチェックすると獣医に紹介されたから購入したという内容が存在します。確かに獣医がおすすめするものには、どこか安全性を感じるかもしれません。

しかし消化について不安がある穀物が含まれており、犬にとってアレルギー反応の原因になる可能性もあるでしょう。アレルギー持ちである犬の飼い主は当然避けるべきであり、獣医も成分や安全性だけではおすすめしないのではないでしょうか。

すべての犬に等しくおすすめできるものではなく、肥満やその他体調面の問題がある犬には良いのかもしれません。特に健康状態に問題がない犬に食べさせても、体調不調を招くきっかけになるかもしれないため注意が必要です。

素材の産地やグレード、工場の衛生管理について公式から詳細発表がないこともマイナスポイントでしょう。

ドクターズダイエットはこんな犬におすすめ

以下のような条件にあてはまる犬には、ドクターズダイエットはおすすめです。

• トウモロコシや豚や玉子に対するアレルギーがない
• 健康な犬種である
• ダイエットをした方が良い状態である

口コミ上の評判を見ると健康について懸念する内容のものが存在しますが、アレルギー反応がなければ問題ないでしょう。トウモロコシなどの穀物を食べても特に問題ない犬であれば、ドクターズダイエットにするのも一つです。

反対にアレルギー持ちの犬は、たとえ動物病院で取り扱いをしているものであっても避けた方が良いです。また名前にダイエットという文字が付いていますが、標準的な体型の犬でもアレルギーの心配がなければ問題ないでしょう。

ドクターズダイエットの商品特徴

商品名	ドクターズダイエット 犬用 体重管理
種類･タイプ	動物病院専用療法食･ドライフード
定価(petgo参考)	3,656円(税込)
対応犬種･年齢	全犬種用･成犬用
内容量	3.8kg
主原料･成分	トウモロコシ
カロリー(100g当たり)	332Kcal
賞味期限	開封前12ヶ月
原産国	日本

商品特徴にはどのようなものがあるかまとめると、以下の通りでしょう。

• 日本国内の工場で開発と製造が行われている
• フラクトオリゴ糖により腸内環境を整える効果が期待できる
• 合成添加物が使われていない
• 動物病院専用販売である

ドッグフードには海外から輸入されているものもありますが、海外の環境は日本とは違い劣悪で衛生面に問題がある場合も考えられます。国内の工場で作られているとわかるだけでも、安心できる飼い主もいるのではないでしょうか。

またドクターズダイエットには、フラクトオリゴ糖という成分が含まれています。フラクトオリゴ糖は乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌のエサになると考えられており、善玉菌を効率良く増やすために良いでしょう。

販売元の情報

アメリカインディアナ州に本社を置く世界的な製薬企業の一部門として、1954年に設立されました。日本での活動がスタートされたのは1965年のことで、食と動物たちのふれあいを通した豊かな暮らしの実現を目標としています。

1970年代には海外事業の拡大に成功しており、世界38事業拠点と17の製造工場を保有するに至りました。そして以下の事業が行われています。

• 家畜の飼料効率の改善
• 疾病制御ための新製品を開発

その後もドクターズダイエットの販売元の躍進は続き、2014年には以下の部門が強化されました。

• 養鶏分野
• コンパニオンアニマル分野
• 畜産分野
• ワクチン部門
• 水産分野

各部門が強化されていることが、強みになっているのかもしれません。

『ドクターズダイエット』を5つの条件で徹底分析

多数の口コミサイトで一般の飼い主から寄せられた口コミ評判だけではなく、ここでは専門家の視点からドクターズダイエットがどのように批評されているかを紹介します。専門家の声は飼い主にとって、参考にできるのではないでしょうか。

安全性やアレルギー対策については、かかりつけの動物病院に相談できるかもしれません。原材料やドッグフードの味など、消費者の視点から気になることも参考にすると良いでしょう。納得した上で購入した方が、トラブルがないと思われます。

1.原材料の品質

まずは原材料を分析

トウモロコシ、ポークミール、フィッシュミール、おから、コーングルテンミール、ウイートブラン、動物性油脂、セルロース、全卵粉末、チキンレバーパウダー、フラクトオリゴ糖、ビール酵母、ライスブラン、卵黄粉末(グロピゲンPG)、γ-リノレン酸、グルコサミン、セレン酵母、L-カルニチンフマル酸塩、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、アミノ酸類(メチオニン)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンB12、塩化コリン)、ミネラル類(リン酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、亜鉛アミノ酸複合体、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

次に成分をチェック

成分	保有率	AFFCO栄養基準
粗タンパク	26.0%以上	18.0%以上
脂質	7.5%以上	8.0%以上
粗灰分	8.0%以下	8.0％以下
粗繊維	6.5%以下	4.0%以下
水分	10.0%以下	10.0%以下

これらの他にも複数のものが使われていますが、上記のうち上から7つまでのものは危険性があります。アレルギー反応について注意しなければ、身体の弱い犬は体調が気になるところです。

さらにドクターズダイエットのパッケージには、合成酸化防止剤と着色料の不使用に関する説明が書かれています。酸化防止剤として、以下の2つが使われています。

• ローズマリー抽出物
• ミックストコフェロール

この2つは天然由来の添加物であるため、犬に与える負担は少ないと言えるでしょう。ただし原材料の中に動物性油脂が含まれているため、誤解されやすいかもしれません。良質な油よりもコストが安く、低品質なものに使われることもあります。

原材料の品質については、もう少し詳しい説明が公式側からあると良いかもしれません。

2.安全性（人工･合成添加物の有無）

人工または合成添加物の有無に関してですが、まず犬の身体にとって害になる可能性のある合成酸化防止剤は入っていません。酸化防止は品質維持のために重要ではあるものの、発がん性の原料が使われている場合もあります。

合成ではない人工のものでも注意が必要なため、飼い主はドッグフードの成分とその安全性について慎重になるべきです。しかしドクターズダイエットの場合、上記でも説明しましたが天然由来の安全な成分である添加物が使われています。

色や匂いによりごまかすようなドッグフードも一部ある中、ドクターズダイエットに関してはそのような心配はありません。動物病院が飼い主におすすめする場合もあるため、安全性そのものには問題はないと思われます。

3.アレルギー対策の有無（穀物＆肉類）

他の項目でもアレルギーに関する内容は述べましたがある企業によって運営されている犬の情報メディアのデータによると、犬の約40パーセントはアレルギー持ちとのことです。あなたの愛犬も穀物を受け付けない身体かもしれません。

犬は本来肉食の動物であるため、穀物は本来必要がない栄養素となります。犬の身体に合わなければ消化も難しく、アレルギーに対する対策よりもダイエットを目的としたかさ増しに趣が置かれているのではないでしょうか。

肉類に関しては、以下のものが使われています。

• フィッシュミール
• ポークミール
• チキンレバーパウダー

複数のタンパク源が使用されているため、肉類に関してもアレルギー対策が難しいのかもしれません。

4.ドクターズダイエットのみんなの口コミ＆評判

5.価格＆1日のコスパ

通常購入(petgo参考)	3,656円(税込)
定期購入	なし
1日のコスパ	121円
送料	購入サイトによる
定期購入の回数縛りの有無	なし
返金保証の有無	なし
お試しの有無	なし

公式から購入する場合とamazonや楽天などの大手通販サイトで購入する場合、どちらが安いのでしょうか。価格情報をチェックすると、以下の通りです。

• ドクターズダイエットの公式では2,468円
• amazonでは1.8キログラムが2,468円で3.8キログラムが4,250円
• 楽天では1.8キログラムが1,704円で3.8キログラムが3,159円

これだけ見ると楽天が最も安いですが、楽天は送料が店舗によって異なります。もし送料が高い店舗を利用した場合、amazonと大差ないかもしれません。ちなみにamazonでは2,000円以上の場合、送料が無料になるサービスがあります。

公式以外で購入する場合、どちらが良いかよく考えた上で選ぶことをおすすめします。

ドクターズダイエットのラインナップ一覧

以下に挙げるラインナップの中から、目的に合わせて使い分けると良いでしょう。

• パピー幼犬用離乳期
• メインテナンス（pHエイド）成犬用
• エイジングエイド高齢犬用
• 体重管理肥満犬用
• 被毛管理用
• 避妊去勢用

愛犬に最も適切なものはどれか、素人では判断が難しいかもしれません。ドクターズダイエットを動物病院で購入する場合、獣医に相談することをおすすめします。獣医であればどの犬にどの種類のものが良いか、判断してくれるでしょう。

たとえばパピー幼犬用離乳期であれば、離乳期の小さな犬を飼っていれば自然に選ぶかもしれません。しかしある程度成長して身体も大きくなり、被毛管理や避妊去勢が必要になった場合で悩んでいれば相談してみてください。

ドクターズケアとドクターズダイエットの違い

まずドクターケアは、治療を目的としています。既に何かしら病気やトラブルがある犬を対象としており、獣医の指導の元で食べる療法食フードとなります。そのため一般的な犬に向けられたものではなく、獣医も勧めないでしょう。

一方ドクターズダイエットは、あくまでも予防を目的としています。病気やトラブルの予防を考える場合に食べる準療法食フードで、一般的な犬が対象でも問題ないでしょう。この2つは犬の健康状態により、好ましいかが決まります。

栄養過多や不足により愛犬の健康状態が悪くなる可能性があれば、必ずかかりつけの動物病院を受診してアドバイスをもらってください。素人だけの判断に済ませようとするのではなく、獣医の指導があることで安全性が高まるでしょう。

【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット

ドクターズダイエットのメリットとデメリットを総合的に考えると、やはり動物病院で取り扱われており犬の食いつきの良さが期待できるところにあるでしょう。食いつきを評価する口コミも複数存在するため、味は良いかもしれません。

しかし成分の安全性に不安が残り、やはり犬にとってアレルギーの原因になる可能性のある穀物などが使われているところはデメリットかもしれません。獣医に相談する場合、デメリットに関する質問をしてアドバイスをもらいましょう。

ラインナップは豊富であり、口コミ上の評判は総合的に見ると良いのではないでしょうか。ただし一般的なドッグフードと同じように気軽に購入して始められるものではなく、獣医の意見を参考にしてから試すことをおすすめします。