安全なドッグフードを選ぶなら『キャリーオーバー』が重要【まとめ】
安全なドッグフードを愛犬に食べさせたい、そう思う飼い主の方はたくさんいるかと思います。安全なドッグフードを選ぶ場合、知っておくべきポイントもあります。 無添加ドッグフードと聞けば、安全で健康にいいドッグフードだと思うでしょう。
ですが無添加ドッグフードでもキャリーオーバーの問題も考えないといけません。まずはドッグフードのキャリーオーバーから考えて本当に安全なドッグフードについて正しい知識を持ちましょう。
キャリーオーバーとは?
キャリーオーバーとはロト6などとテレビCMなどよく耳にするかと思います。これは1等当選者がおらず次回に持ち越しという意味です。ドッグフードのキャリーオーバーも同じような意味合いがあります。
ドッグフードには無添加を謳っている製品も多いです。添加物が入っていないから安全だろう、と思って愛犬のために無添加ドッグフードを購入する方も少なくないでしょう。ですがこの場合の無添加は製造段階で添加物を使用していないというだけです。
原材料を生産するのに添加物が含まれている可能性があります。原材料に添加物を使われていれば製造段階で無添加でも添加物の影響は残る可能性があります。これがまさに添加物の持ち越しつまりキャリーオーバーということなのです。
安全なドッグフードはない?
愛犬には安全なドッグフードを食べさせたいと思うのは当たり前のことです。そのためにドッグフード選びを慎重に行っていることでしょう。中には無添加は安全と思い込んでいる飼い主の方も少なくありません。
結論から言えば、安全なドッグフードはあります。ただその見極めポイントが、パッケージに表記されている無添加や獣医が推奨という言葉だけではいけないということです。安全なドッグフードとはどれなのか、考えてみましょう。
無添加は安心?
飼い主はできるだけ愛犬の健康に良いものを選びたいもので、そこで気になるのが無添加ドッグフードではないでしょうか。無添加なら身体に悪い添加物が含まれていないのだから安心と思って選ぶ方も少なくありません。
ですが実は無添加だから安全というわけではないのです。それは、『添加物を使っているのに無添加と偽っている』ということではありません。
日本ペットフード協会の公式サイトには、製造に使われた原材料だけでなく使用された添加物もすべて記載するよう義務付けられています。
ペットフードに使用される添加物は、まず初めにペットフード公正取引協議会でルール化され、使用した原材料(添加物を含む)全て記載するよう義務化されました。添加物の表示方法については「ペットフードの表示に関する公正競争規約」に定められ、ペットフードの製造に使用した添加物の個別の名称を記載することが、また、添加物を甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤および発色剤の目的で使用する場合は、何のために使われているのかがわかるように、その用途名も併記することになっています。
ただし表示義務は、あくまで製造過程で使用した添加物についてです。つまり原材料を生産する過程において、使われていた添加物については記載する義務はありません。
極端な話、添加物まみれで生産された肉を原材料とし、製造段階で添加物を使用しなければそれでも無添加になってしまうのです。つまり必ずしも無添加は安全というわけではないことは頭に入れておきましょう。
獣医やテレビで紹介されているのは安全?
ドッグフードには獣医さんオススメといった製品もあります。愛犬にはできるだけ安全なドッグフードを与えたいため、獣医やテレビで紹介されているからという理由で選んでしまう人もいます。実はそれも100%安全とは言い切れません。
獣医なのだから犬に悪いものが入っているなら勧めないのでは、と思うでしょう。ですが、獣医だからドッグフートについて詳しく知っていると思ったら大間違いです。
日本の獣医学校では食餌のカリキュラムがありません。ペットフードに関して安易に人間の食べる食事の残り物を与えないことくらいの警告しかないのです。
ドッグフードメーカーによっては獣医師会や獣医師大学に資金援助をして売り込んでいるところもあります。
単純にメーカーのセールストークを鵜呑みにして、飼い主に紹介する獣医も少なからずいるのです。確かにいろいろ勉強・調査をして犬のために良いドッグフードをチョイスしている獣医もいるでしょうが、すべての獣医がそうだとは限らないのが現状です。
注意すべきフード
ドッグフードを選ぶ場合、注意すべきフードがあります。まずはドッグフードのパッケージをしっかり見極めてみるのが一つの方法です。以下が注意すべきフードのポイントです。
- 肉副産物もしくはミンチ肉・チキンミール
- 消化が良くない穀物類が豊富に含まれる
- 原材料の生産地、生産工程が不明
- 穀物などを分割して表記
犬の好物であり、犬の栄養に欠かせないのが肉類です。どれくらい肉類が含まれているかを見極めるには原材料を見ればわかります。原材料表記では一番先頭に表記されているのが、一番多く含まれている原材料になるからです。
ただ肉類がたっぷり配合されていればいいというものでもありません。肉類でも本来は捨てるべき内臓や骨、脂肪、鶏冠、口ばしなどもすべてミンチにして混ぜているケースもあります。
穀物が少ないと思っても、同じものを分割して表記してあたかも少ないように見せかけている場合もあるのです。
安全なドッグフードを選ぶためには
安全なドッグフードを選ぶには、本来は原材料の生産工程や製造工程をチェックすればいいのですが、現実的には不可能です。まずは記載されている原材料をチェックしてみましょう。以下がドッグフードのチェックポイントです。
- どんな肉を使用しているのか明確に表記されているか
- 肉類が多く含まれているか
- 添加物の有無ではなく必要なものか、身体に害のあるものか
- グルテンフリー(穀物が含まれていない)
- かさ増しと思われる無駄な原料が含まれていないか
飼い主が選んでしまいがちな条件の一つに挙げられるのが無添加です。ただ添加物の有無だけでは判断できません。例えば着色料は犬は色を識別できないのですから、人間のように食欲に直結するものではありませんので不要です。
逆に食用として問題のない添加物もいろいろあります。そして、そもそもキャリーオーバーがあれば無添加でも安全とは言えません。大切なのは犬にとって安全で必要なものがしっかり含まれていて、不要なものが含まれていないことがポイントになります。
購入すべきは「たんぱく質」を含むもの
犬の健康のために大切な栄養素は動物性たんぱく質であり、わかりやすく言えば“肉”です。犬が肉を好きだということは誰しもわかっていることでしょうが、肉は犬が好きだからだけでなく犬の健康に必要な栄養素なのです。
成分表を見ても明確に何がどれくらい含まれているのかは記載されていません。ですがある程度判断できるのです。
成分表は配合量の多いものから順番に記載されています。つまり先のほうに肉類が記載されていれば動物たんぱく質の多いドッグフードということになります。ですが、同じ穀物を使用しているにも関わらず、分割して記載しているものもあります。
例えばトウモロコシの他に挽き割りコールグルテンなどと記載されているものもあります。どちらもトウモロコシなのですが、これを同一にすると量が多くなり先に記載しなければいけなくなるのです。それ避けるために分割しているドッグフードもあります。
おすすめはカナガン
愛犬に美味しく安全性の高いドッグフードを食べさせたい、そう思っている飼い主の方はカナガンがおすすめです。カナガンは犬に必要な栄養素に着目して、厳選された原材料を使用した安全なドッグフードです。以下がカナガンの特徴です。
- 穀物を使用していないグレインフリー
- 野菜やハーブ配合でヘルシー
- 高たんぱく・低炭水化物
- FEDIAFの厳しい基準を満たした工場で製造
- ナチュラルな原材料のみ使用
- 産地イギリスから直輸入
- 原材料の配合量も明確
犬は穀物類を消化しづらく特に大豆類はガスが発しやすくなり、胃拡張から胃捻転を引き起こす恐れがあります。大型犬は特に注意が必要です。またカロリーが高すぎると肥満を引き起こし、成犬になる前だと股関節形成不全を引き起こすリスクが高くなります。
カナガンはグレインフリーですし、野菜やハーブが配合されて炭水化物が少ないので肥満防止にもなります。また原材料から製造工程まで、高い安全性を保ち安心して愛犬に与えられるドッグフードです。以下は犬にとって喜ばしいポイントです。
- 食べやすい小粒タイプ
- 新鮮な骨抜きチキン生肉を使用しているので美味しい
- 消化しやすく栄養価が抜群に良いので、体調も良くなる
つまり飼い主も安心して食べさせられ、愛犬も喜ぶのがカナガンというわけです。
まとめ
愛犬に美味しくて健康にも良いドッグフードを食べさせたいと思ったら、まずはドッグフードについてよく見極める必要があります。一番やってはいけないのは、無添加だからとか獣医が勧めるからといって安易に決めないことです。
無添加でも原材料の生産過程で大量の添加物が使われ、キャリーオーバーが発生していれば安全なドッグフードとは言えません。実際に任意で選択したドッグフードの半分に有害な物質が検出されているようです。
安全でおいしいドッグフードを選ぶには、しっかりとどのような原材料が含まれているのかチェックしましょう。
犬のよってアレルギーも違うので、100%どんなドッグフードでも安全ということはありませんが、カナガンのように安全性の高いものもあるので、よく見極めましょう。
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