ドッグフード『ビューティープロ』犬用を分析【原材料･価格･評判】

ドッグフード「ビューティープロ」の総合評価

ビューティープロの総合評価表

• 原材料の品質
• 安全性
• アレルギー対策
• 食いつき(口コミ)
• 価格･コスパ

獣医師監修で開発されたビューティープロは、おいしさに自信を持つ国産ドッグフードです。ワンちゃんがおいしく食べ続けることを重視していて、原材料には厳選したうまみ成分を使っています。

ドッグフードとしてはドライフードの総合栄養食に該当し、愛犬の年齢や体質にあわせた種類を選択可能です。

安全性にもしっかり配慮しているメリットを持ち、原材料に着色料や合成酸化防止剤といった人工・合成添加物を使用していません。

さらにビューティープロにはマリンコラーゲンなどの成分が含まれるため、おいしさだけでなく毛並みの美しさも実感できる特長を備えています。

肝心の肉類も原材料表にてチキンミールと記載されていますから、どのような部位を使っているのか分かりません。

あくまでも基本的な原材料の違いをドッグフード選びの判断基準にするのであれば、ビューティープロはおすすめできないでしょう。

ビューティープロはこんな犬におすすめ

ドッグフードの差別化を念頭に置くと、ビューティープロは美しい毛艶の実現を目指せるコラーゲンを配合した総合栄養食です。

おやつやサプリメントを別に用意しなくても、これと水分を与えるだけでワンちゃんは必要な栄養を欠かさず摂取していけます。

ビューティープロをおすすめできる代表的なワンちゃんは次の通りです。

• トウモロコシや小麦など穀物に対するアレルギーが無い
• チキンのアレルギーに該当しない
• 胃腸の弱い体質とは異なり、消化不良の心配が無い
• 健康な状態を保ちながらも食欲が減ってきている

含有量の多い原材料にアレルギーを持ったワンちゃんの場合には、総合栄養食と言ってもビューティープロは適していません。

そもそも穀物は消化不良を起こしやすい成分ですから、胃腸の状態が弱くないワンちゃんにあっているでしょう。

ビューティープロの商品特徴

商品名	ビューティープロ
種類･タイプ	総合栄養食･ドライフード
定価	2,346円(税込)
対応犬種･年齢	全犬種用･成犬用
内容量	6kg
主原料･成分	穀類（トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン、小麦粉、ライスブラン）
カロリー(100g当たり)	370Kcal
賞味期限	開封後1ヶ月
原産国	日本

世界中で数多く存在するドッグフードの種類ですが、そのほとんどが商品として異なる強みを持っています。

ビューティープロとは、どのような国産ドッグフードなのでしょうか？購入を判断する前に以下の商品特徴を知っておきましょう。

• 獣医師監修の優れた栄養バランスで愛犬の健康をサポートしている
• マリンコラーゲンなど毛艶の美しさに作用する成分が含まれている
• 日本で暮らす愛犬のために脂肪分が調整されている
• 目の健康維持に貢献するブルーベリーが配合されている
• パッケージによっては小分けパック包装が採用されている

獣医師監修の総合栄養食で愛犬の健康を保ちつつ、毛並みの美しさも実感していきたいときにビューティープロはピッタリかもしれません。

国産ドッグフードにこだわりたいのであっても、ビューティープロは選択肢のひとつです。

販売元の情報

ビューティープロの販売元は、ISO9001認証取得工場の静岡工場を保有する日本ペットフード株式会社です。お客様相談センターを開設しているほか、WEBサイトや特設ページを公開しています。

日本ペットフードと言えば、1960年に日本で最初の国産ドッグフードとしてビタワンを発売したことが有名です。

ビューティープロは2007年にD’sセレクトビューティープロとして発売が開始し、現在では10年以上継続して人気を集めるドッグフードになります。

日本ペットフードでは、食べ継がれる信頼をブランドコンセプトに掲げています。

『ビューティープロ』を5つの条件で徹底分析

ビューティープロは、万全の品質管理を誇るペットフード専用工場で国内生産されています。

ヘルシーフードサイエンス研究所で獣医師監修プログラムを基に開発された経緯もあり、安全性を期待できる要因が揃っているのです。

もちろんドッグフードの製造がしっかり行われていることは最低限の条件に過ぎず、ドッグフードを選ぶ際には以下の要因もチェックしなくてはいけません。

1. 原材料の品質
2. 安全性
3. アレルギー対策の有無
4. 食いつき・おいしさ
5. 価格情報

それぞれについて見られるビューティープロの具体的な特徴など、口コミや評判を含めた詳細を個別に確かめていきましょう。

1.原材料の品質

ビューティープロに使われている主な原材料は、以下の通りです。

まずは原材料を分析

穀類（トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン、小麦粉、ライスブラン）、肉類（チキンミール、チキンレバーパウダー）、油脂類（動物性油脂、植物性油脂、共役リノール酸、γ-リノレン酸（オメガ-6脂肪酸））、魚介類（フィッシュエキスパウダー、マリンコラーゲン、小魚粉末（DHA、EPA/オメガ-3脂肪酸源））、ビール酵母（β-グルカン源）、糖類（オリゴ糖、エリスリトール）、カゼインホスホペプチド、果実類（クランベリーパウダー、ブルーベリーパウダー（アントシアニン源））、トマト（リコピン源）、L-カルニチン、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ素、コバルト）、ビタミン類（A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン）、バチルスサブチルス（活性菌）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）、アミノ酸類（アルギニン、タウリン、メチオニン）、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸

次に成分をチェック

成分	保有率	AFFCO栄養基準
粗タンパク	25.0%以上	18.0%以上
脂質	12.0%以上	8.0%以上
粗灰分	8.5%以下	8.0％以下
粗繊維	3.0%以下	4.0%以下
水分	10.0%以下	10.0%以下

ドッグフードに使われる原材料は高品質であるほど望ましく、品質の違いがワンちゃんの食いつきの良さや健康管理にも大きく関係してきます。

ビューティープロに用いられている原材料は、以下の通りになります。

• 主原材料はトウモロコシや小麦などの穀物
• 肉類はチキンミールとチキンレバーパウダー
• フィッシュエキスパウダーなどの魚介類
• 動物性油脂と植物性油脂が含まれる油脂類
• 安全性が高い天然由来の酸化防止剤

原材料表で最初に表示されているのは穀物なので、ビューティープロは穀物メインのドッグフードです。

しかも穀物の種類はトウモロコシや小麦など様々であり、肉食動物の犬にとって消化吸収の負担がそれなりに大きいドッグフードかもしれません。

肉類や魚介類では、ミールやパウダーという表記がいくつも用いられています。このような表記からは破棄相当の部位が含まれている心配が出てきます。

油脂類においても、原料が不明確な動物性油脂や植物性油脂の表記があります。これでは粗悪な油が含まれかねず、原材料の品質を判断不可能です。

原料が明確に記載されているかどうかが、品質チェックでは重要なポイントになるでしょう。

2.安全性(人工・合成添加物の有無)

人工・合成添加物がドッグフードに配合されていると、それを食べたワンちゃんの健康に深刻な影響が出る可能性が考えられます。

ビューティープロでは、このような合成酸化防止剤や人工添加物がどちらも原材料に使われていません。

合成酸化防止剤の代わりにミックストコフェロールとローズマリー抽出物が、天然の酸化防止剤として活かされています。

着色料や香料もビューティープロの原材料には含まれず、あくまでも素材の持つおいしそうな香りがワンちゃんの食欲を刺激する仕様です。

3.アレルギー対策の有無(穀物＆肉類)

ワンちゃんがアレルギー体質の場合には、該当する穀物や肉類が含まれるドッグフードを与えることができません。ビューティープロで実践されているアレルギー対策の内容は、どうなのでしょうか？

通常の成長段階に合わせたビューティープロでは、穀物とチキンがアレルギー体質のワンちゃんに影響を及ぼしてしまいます。

食物アレルゲンに配慮というドッグフードを選んでも、トウモロコシなどの穀物はそのまま使用されているので注意しなくてはいけません。

4.ビューティープロのみんなの口コミ＆評判

May 14, 2018
朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。
犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。
めしをビューティープロにしたくらいで逃げやがって。
おえら方に見つかったら大変だ。

— ユマチソ@ゴリブラック (@reaper_6666) 2018年5月14日

5.価格＆1日のコスパ

通常購入	2,346円(税込)
定期購入	なし
1日のコスパ	78円
送料	購入サイトによる
定期購入の回数縛りの有無	なし
返金保証の有無	なし
お試しの有無	なし

公式サイトではビューティープロの商品詳細が記載されていますが、価格情報は存在せず、公式サイトを通じてビューティープロを直接購入することは不可能です。

ビューティープロの販売は、ネットショップや実店舗で行われています。

ビューティープロ成犬用1歳から国産チキンの6キロサイズを確かめると、2018年10月時点にてamazonでは税込2,346円です。楽天の最安値においては税込2,067円ほどになっています。

ビューティープロのラインナップ一覧

年齢と体質にあわせてビューティープロなら切り替え可能です。愛犬にピッタリなものを選び、パッケージに記載の給与量表を参考にしつつ、適量を与えることを心がけましょう。

ビューティープロには以下のラインアップが揃っています。

• 年齢別に12か月頃までの子犬用と1歳からの成犬用
• 同様に7歳以上のシニア犬用と10歳以上のシニア犬用
• 体質に応じて与えられる低脂肪とダイエット
• 食物アレルゲンに配慮したものと同じ仕様のシニア犬用
• 腸内環境の健康維持用と特殊形状粒が特徴になっている口腔内環境の健康維持用

基本的にビューティープロは小粒に対応していますが、7歳以上のシニア犬用は大粒のものしかありません。

1歳からの成犬用に限っては、小粒と大粒の両方が生産されていますから、愛犬に適したタイプを選択できます。

【まとめ】総合的に見たメリット･デメリット

ビューティープロのメリットとデメリットを簡単にまとめると次のようになります。

メリット

• ワンちゃんの食いつきが良い
• コストパフォーマンスが良い上に毛艶を整える成分が含まれている
• 総合栄養食として栄養バランスに優れている
• 人工・合成添加物が配合されていない
• 年齢や体質に応じて切り替えられる

デメリット

• 穀物が主原材料になっている
• ミールやパウダーなどが原材料に存在する
• 不明確な油脂類が使われている

ビューティープロは価格負担を抑えつつ、愛犬に栄養バランスの優れたドッグフードを与えられるメリットを備えています。

しかし、原材料のメインは穀物になっていて、ミールやパウダーなども使われているデメリットが見られます。

口コミや評判を参考にするよりも原材料の安全性を優先したい場合には、別のドッグフードを愛犬に与える候補として取り上げていきましょう。