愛犬の食欲はあるのに元気がないのはなぜ?5つの原因と5つの対策!
愛犬の元気がないと感じたら病気ではないかと不安になることでしょう。ただ食欲が変わらずあると、元気がないのは気のせいかとも思ってしまいがちです。ですが食欲があるから大丈夫ということはありません。
病気や怪我の可能性もありますし、ストレスでも放置していれば状況は悪化してしまうこともあります。ここでは食欲があるけど元気がないといった場合に考えられる原因をまとめていますので、愛犬に当てはめて早急に対策しましょう。
なぜ食欲はあるのに元気がない?
食欲があるのに元気がない時でも何か原因は必ずあります。特に元気がないのが長く続くようなら、早めに原因に気付いてあげることが大切です。食欲はあるのに元気がない、そんな時に考えられる原因をまとめています。
- 夏バテを起こしている
- 関節炎など怪我をしている
- 犬風邪をひいている
- 肝硬変などの病気を発症している
- 犬がストレスを抱えている
これらの原因の中には食欲もなくなるケースもありますが、それは重症化した場合ですから、その前に飼い主がしっかり気付いてあげましょう。
1.夏バテを起こしている
食欲は普段と変わらないのに元気がないという場合、それが夏場の暑い時期なら夏バテの可能性があります。人間が夏バテをするように、犬も夏バテはあります。人間なら日中はクーラーの中で生活する方が多いですが、屋外犬は常に外です。
せいぜい日陰に避難するくらいですから、当然夏バテはしやすくなります。犬は人間のように体に汗腺がなく、汗で体温を調節する機能がありません。そのため犬種にもよりますが、身体に熱がこもりやすく夏バテしやすいです。
本来なら食欲もなくなるものですが、食欲はそれほど変わらない、少し残す程度というケースもあります。ただ、たかが夏バテと思っていると熱中症を引き起こしてしまう恐れもあります。夏場で特に身体に怪我などがなければ夏バテかもしれません。
2.関節炎など怪我をしている
食欲はあるし、飼い主が近くに来るとしっぽを振って喜ぶ。それなのにいつものように飛び跳ねたりせず、起き上がるのもゆっくりもしくは起き上がらない場合は、関節炎を引き起こしている可能性があります。
厳密に言えば元気がないわけではなく、関節炎で痛みがあるために動けないのです。関節炎は肥満の犬に発症しやすく、特に成犬になるまでの1年間は股関節形成不全を引き起こしやすいです。悪化してしまうと歩けなくなる恐れもあります。
関節炎の場合は、体を触ってみて関節をゆっくり曲げたりすると痛がるので、それで判断できます。また患部を触ろうとすると嫌がるそぶりをみせます。
放置すると悪化する恐れがあるので、早急に獣医に診てもらうようにしましょう。
3.犬風邪をひいている
人間も風邪をひくように犬も風邪をひきます。ただ犬風邪とはあくまで俗称であり、代表的な犬の風邪にケンネルコフという犬伝染性気管・気管支炎があります。人間の風邪のように咳や鼻水、くしゃみ、発熱といった症状があります。
このケンネルコフは犬アデノウイルス2型や気管支敗血症菌、マイコプラズマなどのさまざまなウイルスや細菌が組み合わさって発症します。単独感染なら軽傷で済みますが、混合感染すると重症化することもあります。
たかが風邪と思うかもしれませんが、放置していると悪化して肺炎を引き起こしてしまうなど危険な病気です。
4.肝硬変などの病気を発症している
愛犬がいつものように元気がない場合、病気を疑う飼い主も少なくありません。ただ食欲があるから大丈夫だろうと思ってしまう人もいます。ですが、食欲があっても病気を発症している可能性はあります。
食欲があるのに元気がない場合に考えられる病気には肝硬変があります。人間と同じで肝臓が硬化して機能低下を招いてしまう病気です。犬の肝硬変の原因はウイルスや寄生虫などが原因で慢性的な肝炎を起こしてそれが原因で発症することが多いです。
初期段階では元気がなくても食欲はあるので犬の変化に気が付きにくいです。食欲がなくなった頃には重症化してしまい、余命わずかとなってしまうこともあります。ですので食欲があるからと甘く見てはいけません。
5.犬がストレスを抱えている
人間がストレスを抱えることがあるように、犬もストレスを感じます。犬は自分でストレス発散できないので、飼い主が気付いてあげないとどんどん悪化してしまうこともあります。以下はストレスを抱えた犬が主に取る行動です。
- 食欲はあるのに元気がない
- 散歩でぐいぐい引っ張り、言うことを聞かない
- すぐに吠えるようになった
- 物を壊すことが多くなった
- 自分のしっぽを追うようにクルクル回る
- 食器をひっくり返すなどいたずらが増えてきた
人間もストレスが溜まってイライラしていると、物に当たり散らしたり落ち込んだりするものです。
犬も同じで普段はやらないような行動をとります。もしそんな行動が続くようならストレスを抱えているのではと思いましょう。
ストレスが原因のときの対策
犬に元気がない原因がストレスの場合、飼い主がしっかりとストレスを発散させてリラックスさせてあげる必要があります。
犬は自分では何もできませんので、飼い主がしっかりとリーダーシップを取りましょう。以下は主なストレス対策になります。
- 水分をできるだけ多く摂らせる
- 食生活を見直してみる
- 犬の状況に応じて運動の量を増やしたり、減らしたりする
- 犬がリラックスできる環境を整える
- 飼い主がしっかり遊んであげてコミュニケーションを取る
1.水分をできるだけ多く摂らせる
犬の体は60%から70%が水分からできていると言われ、水分不足は脱水症状だけでなく、消化・吸収が悪くなったり、体温調節もできなくなるなど元気がなくなっていきます。ストレスの原因はその水分不足かもしれません。
特に暑い日などは水分不足になりがちで、食欲があるのに元気が出ないということも考えられます。まずは水分を取らせるようにしてみましょう。ただ、犬のよってはしっかりと水分を用意しているにも関わらず飲まない場合もあります。
もし水分をあまり摂らないようなら
- 食事に水分を含めてみる
- 夏場なら氷を入れてみる
- 室内犬なら飼い主の近くに常時置いておく
などの対策もいいでしょう。
2.食生活を見直してみる
食欲はあるのに元気がない、もしくは食欲はあって食べても下痢や嘔吐を繰り返している場合、食事に問題がある可能性もあります。もちろん下痢や嘔吐を繰り返すようなら内臓系の病気や寄生虫などの可能性もあります。
ですので、動物病院で検査してもらう必要はありますが、もし異常がない場合には与えている食事に問題があるかもしれません。
ドッグフードの中に消化に悪いような成分や添加物が多く含まれていたり、アレルギーのある成分が含まれているかもしれません。
ダイエットをしようと急に食事をダイエット食に変えたりすると、物足りなさを感じてストレスになってしまう犬もいます。食事を好きなだけ食べさせるのもよくありませんが、量はしっかりと考えた上で食事の内容を見直してみましょう。
3.犬の状況に応じて運動の量を増やしたり・減らしたりする
基本的に犬は散歩や運動が大好きです。特に飼い主と遊ぶのは一番の楽しみでストレス解消になります。散歩の時は待っていましたとばかりに大喜びするでしょう。ただそれが、少なくなって満足がいかないと、徐々にストレスが溜まってしまうでしょう。
雨や雪の日、もしくは真夏の暑い日などは飼い主も散歩を長くしたくないと思うこともあります。1回散歩すればいいという感じで運動させれば、犬は欲求不満になってしまいます。
また、どこかを怪我している場合もあります。その場合は運動がストレスになってしまうこともあります。
ですので、愛犬をよく観察して、運動を増やしたほうがいいのか、逆に減らしたらいいのか変えたらいいのかをしっかり見極めて、運動を改善していきましょう。
4.犬がリラックスできる環境を整える
犬は環境の変化に敏感です。引っ越しをしたり、環境が変わったりすればストレスになってしまうでしょう。例えば生まれたばかりは室内で飼っていたのに、大きくなってきたから屋外に出す、なんてことになれば大きなストレスになります。
また神経質な犬は敷いている毛布やマットが汚れたり、曲がっているだけでストレスを感じる場合もあります。毛布やマットを変えただけでもそうです。ですので、もし環境が変わった後に元気がなくなったのなら環境を考え直してみましょう。
周囲に迷惑をかけないようなら、リードを長くしたり、庭を自由に走り回れるようにすると、環境に慣れてくるかもしれません。まずは犬が落ち着ける環境を整えることを最優先に考えてみましょう。
5.飼い主が遊んであげてコミュニケーションを取る
犬の元気がなくなる原因としては飼い主とのコミュニケーション不足も考えられます。犬は人に付き猫は家に付く、という言葉があるように犬は飼い主とのコミュニケーションが一番の喜びです。以下がおすすめするコミュニケーションの取り方です
- ただ散歩をするのではなく公園などではボール遊びもする
- 忙しい時でも目があったら声をかけてあげる
- 1分でも近寄って頭をなでてあげる
- 休みの時は特にいっぱい遊んであげる
おそらくどんな飼い主でもその犬を飼い始めた頃は頻繁にコミュニケーションを取っていたことでしょう。それが徐々に少なくなり、構ってあげられなくなると犬はそれが大きなストレスとなってしまいます。
まとめ
愛犬の元気がないけど食欲はある場合、食欲があるから大丈夫と安易に考えがちです。確かに元気がなく食欲もなければ何らかの病気の可能性があります。ですが食欲があっても病気の可能性も否定できません。
そうでなくとも、元気がないのには何か原因があるものです。仮にそれがストレスだったとしても、犬にとっては大きな問題であることは間違いありません。
特に身体に問題がないという場合はストレスの可能性もあります。その場合もしっかり対策をしないと、そこからさまざまな病気を引き起こしてしまうかもしれません。元気がないのは飼い主が一番気付くところですから、早急に対処しましょう。
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