愛犬のために備えておきたい!肺炎を予防する4つの対策方法!
肺炎は時として命に直結する危険性のある病気であるという点は、人間であっても犬であっても一緒です。また感染した肺炎の病原体の種類によっては肺炎だけにとどまらず、他の器官にも影響を及ぼす危険性があります。
このように肺炎は非常に危険性の高い病気の一つですから、もし思い当たる症状がある場合にはすぐに病院を受診することが大切です。また普段の予防や対策をしっかりとおこなうことで、発症する危険性を減らすことができます。
犬の肺炎とは?
肺炎は人間だけの病気ではなく犬も起きることがあり、特に免疫力が低下している時や老犬、子犬などは比較的発症しやすいです。肺炎が単体で起こることは滅多になく、ほとんど何かの病気の併発で起こるのが特徴です。
肺という臓器の主な役割は空気中の酸素を体内に取り入れ、それを二酸化炭素に変換してまた空気中に戻すというまさしく呼吸の役割です。そのためこの臓器に炎症が起きてしまうとスムーズな呼吸ができなくなってしまいます。
ですから肺炎を引き起こすと呼吸困難になってしまうため、悪化すると命に関わってくる危険性が高いです。とはいえ健康な成犬が肺炎になることは滅多にないため、そもそもなぜ肺炎になってしまったのかというのが重要です。
他の病気が原因で肺炎まで併発してしまったのであれば、やはりその元となっている病気を根治させなければなりません。
犬の肺炎が起こる原因とは?
犬が肺炎を引き起こした場合にはその原因に合わせた治療が求められるため、まず先にその原因を突き止めることが重要です。肺炎の原因はウイルスなど病気によるものから、薬剤の影響まで多岐にわたり例えば以下があげられます。
- ウイルス
- 細菌
- 真菌
- 寄生虫
- 誤嚥
- 薬剤
- アレルギー
- 有毒ガス
この中でも特に多いのが細菌性肺炎やウイルス性肺炎で、体内に病原菌が入り込んだことにより肺炎が発症してしまいます。ウイルス性の肺炎の場合には、メジャーなウイルスのワクチンが開発されているため予防接種しておきましょう。
細菌性肺炎はそもそも細菌に感染してしまうくらい免疫力が低下していることにも問題があります。
真菌による肺炎は湿気が溜まりやすい季節に起こりやすいため、カビが発生しないように住環境を清潔にすることが予防に繋がります。誤嚥が原因で肺炎になることもありますので、食べる力が弱っている老犬は注意が必要です。
肺炎の症状
肺炎はその名の通り肺が炎症する疾患のため、見られる症状としてはゼエゼエとした呼吸の乱れや呼吸のしづらさなどの症状です。また呼吸の症状以外にも例えば以下の症状が現れることもあるため、気になる場合には受診しましょう。
- 発熱
- 食欲不振
- 嘔吐
- 元気がない
とはいえ呼吸の乱れなどは肺炎以外の呼吸器の疾患であっても生じることがありますので、それだけで肺炎と断定することはできません。またそれ以外の発熱などの症状も、風邪など別の病気で現れる症状と一緒です。
ですから犬に生じている症状だけで判断し、肺炎と素人が決めることは難しいです。大切なのは目の前の犬の状態をよく観察し、急な体調の変化があった場合にはすぐに獣医の診察を受けることでしょう。
特にウイルス性の風邪など別の病気にかかっていて免疫力が落ちている時や、老犬や子犬などは用心してかかる必要があります。
元々疾患を抱えている犬も、何かあった際に肺炎になる危険性が高いため注意が必要です。
肺炎を予防する方法
肺炎は命を脅かす危険性のある病気のため、事前にしっかりと予防をしておくのが大事です。肺炎が発症してしまう状態というのは、相当免疫力が低下している状態ですから、そうなる前に対策をしておくのが大事でしょう。
肺炎の原因はたくさんありますが、きちんと予防しておけば防げるものも多いです。常日頃から健康な身体を維持できるように環境を整えておくことで、肺炎の症状を引き起こす機会をぐっと減らすことができるでしょう。
ワクチンを接種
犬の肺炎予防策としてはワクチンの接種がとても役に立ちます。特にウイルス性の肺炎の場合ですと、ほとんどのウイルスはワクチンにより感染を予防することができますので、きちんと定められた期間に接種しておきたいものです。
ワクチンを打つことで予防できる主なウイルスとしては以下があげられます。肺炎だけではなくこれらのウイルスが引き起こす、他の症状の予防にもなりますので、ワクチンの接種はやはり有効的な手段です。
- イヌジステンパーウイルス
- イヌアデノウイルス2型
- イヌヘルペスウイルス
- イヌパラジインフルエンザウイルス
ウイルスによる肺炎は原因となるウイルスが単独で肺炎をおこすことはあまりなく、ウイルスによる症状が悪化した結果の二次感染として肺炎になるケースが多いです。そのため元となるウイルスに感染するのを防ぐことは重要です。
タバコやアロマを使わない
犬の肺炎の原因がタバコの煙によるアレルギー反応にあることも多いです。タバコの煙を吸い込んだ刺激により咳が生じ、その結果肺炎に至ってしまうこともあるため、タバコを側で吸わないのが一番の対策です。
また一部のアロマは人間にとっては問題なくても、ペットの場合には控えた方がよいものもあります。
アロマの使用は控えるか、あるいは管理を徹底することが肺炎対策としては大事です。部屋の中の換気をこまめにおこない、綺麗で清潔な室内を保つことは肺炎予防はもちろんのこと、健康を維持するうえで重要です。
食事の仕方を工夫する
犬の肺炎の中でも誤嚥性肺炎は、本来であれば食道を通過すべき食べ物や内容物が、気管を通過したことで炎症をおこすのが原因です。誤って飲みこんでしまいやすい老犬や、むせやすい食べ方をしている犬はなりやすいです。
ですから間違って気管を通過するような食べ方をしないように、食事の仕方を工夫することが肺炎対策になります。
むせやすい食べ方をしている犬の場合には少量ずつ与えるようにすると、誤嚥を防ぎやすいです。いずれにしろ食事の際には側で見守ってあげ根気強く食べ方を確認し、上手に食べられるように指導してあげましょう。
寄生虫の予防
犬の肺炎は寄生虫が原因で起こることもあり注意が必要です。寄生虫による被害としては肺炎だけではなく、他の臓器などにも影響を与える危険性があるため、愛犬の身を守るためにも寄生虫対策はしっかりおこないましょう。
肺炎を起こす危険性のある寄生虫には主に以下のようなものがあります。特にじめじめと湿気の多い時期は寄生虫が発生しやすいですし、他国からの渡航者により持ち込まれるケースもあるため決して油断はできません。
- フィラリア
- 肺虫
- 犬回虫
寄生虫対策としては例えばフィラリアの場合ですと、市販の予防薬が販売されていますので、そのようなものを活用してみるとよいでしょう。またダニやノミ対策のスプレーやシャンプーなどもあるため、日頃から活用しましょう。
肺炎の治療方法
犬が肺炎を患ってしまった場合には一刻も早く治療をすることが、予後を良好にするためには必要不可欠です。肺炎を治療するにあたりまずは肺炎の原因となっている疾患を治す必要があるため、その疾患の治療をおこなうことになります。
結局のところ肺炎を起こしている元を絶たないことには再び肺炎を起こす可能性もありますので、きちんと元となっている疾患を根治させましょう。それと合わせて対症療法を用いて、辛い症状の緩和を目的とした治療をおこないます。
例えば咳の症状が苦しい場合には鎮咳薬を投与しますし、呼吸が苦しい場合には酸素投与をおこなうことになるでしょう。このように犬のその時の状態に合わせた治療が施されますので、獣医とよく相談して治療を開始しましょう。
肺炎の治療にあたっては犬の状態により、投薬や点滴などの治療をおこなわれることが一般的に多いです。
重症化している場合ですと入院による治療になってしまうことも珍しくないため、早期発見できるように心がけましょう。
まとめ
犬の肺炎は風邪を引いている時など免疫力が低下している時に発症しやすいため、肺炎を引き起こす前に元となる原因を絶つことが大事です。主要なウイルスはワクチンで防げるため事前に予防しておくとよいでしょう。
また寄生虫や真菌による肺炎を防ぐためには、身体を清潔にしたり住環境を綺麗にしておくことが対策にもなります。きちんと普段から生活習慣を整えて、居心地のよく清潔感のある空間づくりをしてあげるようにしましょう。
きちんと栄養のある食事を摂り清潔にしておくことで免疫力が高まり、肺炎のみならず他の病気を防ぐことにも繋がります。普段から健康管理を徹底することが自ずと肺炎予防にも繋がりますので、規則正しい生活をしましょう。
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