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犬の病気・症状

【徹底調査】犬の歯周病の治療方法とは!治療費はどれくらいかかる?

病院で診てもらう犬

多くの人が悩まされている歯周病ですがこれは犬も同じです。もしも愛犬が歯周病になってしまったら、どのように治療していけば良いのでしょうか。またどうしても浮かんでしまうのが経済的な心配事です。

万が一愛犬が歯周病になった時、治療費はどれくらいかかるのかという不安を覚える人も多いかもしれません。愛犬家としてはもしもの時のために歯周病の平均的な治療費について、病気への対策方法と共に知っておく必要があるでしょう。

犬の歯周病とは?なりやすい犬種はある?

並んでいる白黒の犬と茶色の犬

犬の歯周病は自分で症状を訴えたり対策をしたりといったことができないため、人間よりも重症化しやすい傾向があります。

歯周病が重症化すると、膿が出たり骨が溶けたりします。さらに血液内に歯周病菌が入ると心臓や肝臓などさまざまな内臓疾患につながる事もあるのです。歯周病は口の中だけにとどまらない、全身をむしばむ可能性がある病気ということです。

また犬種によって歯周病のリスクの違いはあるのか?という疑問がしばし湧きまがこれの答えとしては、「犬種は関係あります」です。犬は犬種によって骨格や歯の生え方の特徴が異なります。

リスクが高まるのは歯と歯の間隔が狭くなっている犬種や、一部に歯が密集して生えている場合です。

具体的にどういう犬種が歯周病になりやすいの?
グレーハウンドやフレンチブルドッグなどがこれに該当するので、飼い主はより注意してあげる必要があります。

歯周病の原因

注意する医師

歯周病の主な原因は、歯垢・ストレス・老化・水分不足などが挙げられます。歯垢は言わずと知れた歯周病の原因代表格です。歯磨きで落とすことはできるものの、数日放置するだけで歯石に変化してしまいます。

歯石になると普通の歯磨きで落とすことは難しく、専門サロンなどに行って口腔ケアをしてもらう必要があります。またストレスや老化は自己免疫力を下げてしまう原因です。免疫力が下がると菌が繁殖しやすくなり、結果として歯周病のリスクが高まります。

さらに老化によって歯茎が下がり、歯周ポケットが広がってしまうことも要因のひとつです。広がった歯周ポケットに食べカスがつまり、それが歯垢となり、歯周病の種になってしまうのです。

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車の窓から顔を出す犬

歯周病の症状

犬と女性

犬の歯周病の症状は人間とほぼ同じです。口臭が強くなり、歯茎が腫れ、歯も黄色く変色します。症状が進んでくると出血することもあります。この中では口臭が最も気づきやすいサインでしょう。

犬のだ液は、健康体であればほぼ無臭です。もしも思わず顔を背けたくなるようなにおいがするのであればイエローサインだと思いましょう。歯周病は一度発症すると想像以上に早く進行します。

進行するほど治療がむずかしくなり、また費用もかさむため、おかしいと感じたらすぐに病院へ行きましょう。しかし重要なのは、中等度くらいに進行するまで何の症状も出ない犬も多いという点です。

注意点

自分の愛犬だけは大丈夫と思わずに、定期的に動物病院へ行って健康診断を行うのがベターです。

歯周病が悪化するとどうなる?

横顔を見せるレトリバー

歯周病が悪化すると、顔や口の周りが腫れてきます。こうなると膿も出てきて、愛犬は非常に痛々しい姿になってしまうのです。また炎症が血管に広がると菌が血液に混ざり全身を巡ります。すると慢性肝不全などの内臓疾患の原因になってしまいます。

ちなみに口の中で出血が見られる場合は初期段階を過ぎてしまった可能性が高いです。万が一愛犬の口内で出血箇所を見つけた場合は病院へ行くことをおすすめします。

歯周病が重度にまで悪化した場合、たとえ治療を行っても元通りの健康体に戻るのはほぼ不可能と言っていいでしょう。

それはここまで悪化すると歯を抜く抜歯治療が避けられないためです。さらに歯を抜いた後も歯周病再発のリスクは常につきまといます。歯周病の悪化は、愛犬のその後の生涯全てに関わるほどの一大事だということです。

歯周病の対策方法

歯磨き

歯周病の対策は何よりも歯磨きです。毎日が理想的ですが、最低でも2日から3日に1回は愛犬の歯を磨いてあげましょう。もしも今まで歯ブラシをほとんど全くしてこなかったというのであれば、まずは愛犬に慣れてもらうことが必要です。

歯を触る練習から始め、口の中を触る練習、ガーゼで口腔内をなでる練習と段階を踏んで行います。これらの工程で犬が嫌がらないようであれば歯磨きに移行していきましょう。
なお当然ながら歯を触る練習や歯磨きは清潔な手で行います。

歯磨きで人の手に付着していた新たな菌に感染させてしまっては元も子もないので、ここは注意が必要です。

仕事とか用事で忙しい場合はどうすればいいかな?
仕事で忙しいなど、いろいろな事情でこれがむずかしい場合は、犬用のデンタルケアグッズや口腔内ケア専門サロンを活用するのがいいでしょう。

歯周病の治療方法

獣医に診てもらう犬

歯周病の治療は、重症度によって異なります。軽度になればなるほど簡単な治療で済みますが、重症化すると大がかりな治療が必要です。歯周病が原因とはいえ、場合によっては手術が必要なこともあります。

ここからは歯周病の主な治療方法について見ていきましょう。

軽度の歯周病の治療内容

軽度の場合は、歯石除去(スケーリング)・根面清掃(ルートプレーニング)・歯面研磨(ポリッシング)が主な治療になります。基本的に歯垢を除去し、歯の表面に付いた汚れを取り除く治療を行います。

軽度の場合は、こういった治療でも腫れ・出血に対する効果が見込めることもあり、大がかりな治療は必要ありません。また軽度の歯周病なら病院まで行かなくても口腔ケア専門サロンでも対応できます。

治療してもらう際に犬の歯磨きをしてくれるところもあるので、自分で磨いてあげる時のお手本として参考にするといいでしょう。

中度の歯周病の治療内容

注射されている犬

中度になると抜歯する可能性が高くなります。歯周病は進行してしまうと歯垢除去などのケアでは改善されにくくなるため、根本的な治療が必要になるからです。中度になった歯周病の主な治療方法は抜歯・歯内治療・歯肉切開・歯周再生治療などが挙げられます。

抜歯するかどうかを最終的に決めるのは飼い主と獣医の話し合いです。抜歯するかどうかは最終的に犬にそれに耐えうる体力があるかどうかによって決定します。

老犬や持病を持っている犬など、麻酔に耐えられないと判断された場合は、現状維持以上の治療ができないこともあるのです。

重症の歯周病の治療内容

眠っているダックスフンド

重症と呼べるレベルにまで進行すると、症状は骨にも広がっている場合が多々あります。こうなると抜歯はほぼ確実になり、さらに歯周組織・骨に対する治療も必要です。

抜歯や歯内治療のほか、断髄治療や抜髄治療を行い、ここに投薬治療も加わります。重症になると口腔内全体が菌に侵されている可能性が高くなります。その場合は、残念ながら歯を残す治療はむずかしくなるでしょう。

ここがポイント一度壊れてしまった歯周組織は修復できません。そのため、治療後はより一層歯周病再発への対策が必要になります。

治療費はどれくらいかかる?

お金とレシートを見て家計簿

現実的な問題として、治療費が挙げられます。どんな額だろうと愛犬の健康には代えられないとはいえ、それは気持ちの上でのこと。

現実を考えるとやはり金額は気になってしまうでしょう。ここからは重症度に合わせた歯周病の治療費の平均を紹介していきます。

軽度の治療費

軽度の場合、基本的な治療費は15,000円から20,000円程度です。しかしこれは無麻酔の場合で、麻酔や鎮静剤を使った時はここに4,000円から10,000円がプラスされます。

さらにレントゲン撮影をする場合は体の大きさにもよりますが3,000円から15,000円かかります。そのうえ血液検査となると、もう10,000円のプラスです。

軽度の場合、大体どれくらい費用が必要になるの?
計算すると、最大で55,000円かかる場合があります。犬種などにもよりますが、多く見積もって50,000円前後かかると思っておくといいかもしれません。

中度の治療費

指をさす男性医者

中度に進行した場合、治療費は抜歯する歯の本数やレントゲン撮影・麻酔の必要性によって変化します。相場は大体30,000円から150,000円と幅広く、獣医に確認するのが確実です。レントゲン撮影や麻酔が要らない場合は当然その分費用を抑えられます。

しかし飼い主が希望しても、犬の状態によってはそういった処置を取らざるを得ない場面もあります。費用の問題もありますが、最終的には愛犬のため、獣医の判断を仰ぎ治療方法を決めていきましょう。

重症の治療費

カルテを持つ医者

重症になると治療も大がかりなものとなるため、費用も高額になります。相場はレントゲンや麻酔を含めておよそ70,000円から250,000円です。

かなり開きがありますが、犬の状態や病院によっても大きく左右されるので一概に言うことは残念ながらむずかしいのです。

もしも200,000円を超える治療費になってしまったら、そう簡単に払える額ではなくなってしまいます。そうならないため、また何より犬自身の負担を軽減させるためにも、歯周病は可能な限りの早期発見が望ましいのです。

まとめ

獣医に診てもらう犬

犬の歯周病は、その犬の一生涯に関わるほど大変な病気です。早期発見できればいいのですが、不幸にもそれが叶わなかったときは愛犬も飼い主も非常に苦しい思いをすることになります。

これを予防するためには歯磨きはもちろんのこと、飼い主の知識が必要です。歯周病らしい症状が出ても、老犬の場合は老化のせいだと勘違いしてしまう場合すらあるのです。

自分の目で見て判断することに不安があるようであれば、専門サロンや動物病院といった専門家にゆだねてもいいでしょう。定期的にそういった機関に通うことも立派な歯周病予防になります。

現実問題として、もしも愛犬が歯周病になってしまい、それが進行してしまったら、かなりの費用がかかります。同じ費用をかけるのであれば、治療費よりも、愛犬の健康維持費として使った方がいいかもしれません。

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