ドッグフード『スタイルズ』を分析【原材料・価格・評判・徹底検証】
愛犬に与えるペットフードをどれにすればいいのかは、迷ってしまう飼い主の方も多いでしょう。それだけ多くの種類がありますし、含まれている栄養素や成分も違うため、1つに絞るのはなかなか大変なことです。
スタイルズというドッグフフードがあるのですが、どんな成分が使われていて、安全性は確かなのかなどを分析していきます。実際にスタイルズを愛犬に与えている飼い主の口コミや評判も紹介します。
特に成分や安全性に関しては必ずチェックしておきたい部分で、安心して与えられるドッグフフードであれば毎日の愛犬の食事にも最適です。
【総合】スタイルズを分析した結果
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格・コスパ
スタイルズはセミモイストタイプとも呼ばれる半生タイプで、ドライタイプのドッグフフードと比べて食いつきが良いことが1つの特徴です。この点に関しては評判も良く、問題ないと考えていいでしょう。
犬によって好みもあるので一概には言えませんが、食いつきが良く愛犬がしっかり食べてくれるドッグフフードの1つと言えそうです。
ただし、原材料の表記には少し不安が残る結果になりました。というのも、主な原料に「チキン”等“」と書かれているのです。
「等」を注意しないといけない理由
チキンが使われてるのはわかりますが、等と表記されているということは、他にもなんらかの原料が入っていることになります。ですがその原料がなんなのかは詳しく書かれていません。
場合によってはあまり好ましくない原料が使われている可能性もあるわけです。もちろん安全性には気をつけて作られているでしょうが、原料が正確に表記されていないのはマイナス材料になります。
犬にとってもアレルギーを起こす原料がありますし、健康に悪影響を与える可能性のある、添加物などが使われているかもしれず、その点が気になります。
スタイルズはこんな犬におすすめ
ドライタイプだとあまり食べてくれないという犬でも、ちゃんと食べてくれる可能性があります。柔らかいので歯が弱くなってしまった犬などにも適していいます。
食いつきが良いと評判なので、最近食欲がなくなったという犬にも向いていると思われます。香りが強めなので、食欲がない犬でも匂いにつられて食べてくれることが多いようです。
こうしたことを考えると、あごの力が弱い小型犬や、高齢になった犬などにおすすめのドッグフフードです。
最後にスタイルズがおすすめの犬を整理しておきます。
- 小型犬
- 高齢の犬
- 食欲のない犬
- ドライタイプだとあまり食べてくれない犬
スタイルズの商品特徴
商品名 | スタイルズ |
---|---|
種類・タイプ | 総合栄養食・ソフトタイプ |
定価 | 1,382円(税込) |
対応犬種・年齢 | 犬種別・成犬用 |
内容量 | 1.2kg |
主原料・成分 | 肉類(チキン等) |
カロリー(100g当たり) | 250Kcal |
賞味期限 | 12ヶ月 |
原産国 | 日本 |
スタイルズは以下の6つの犬種別に商品が種類分けされています。
- トイプードル
- ミニチュアダックスフンド
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- ポメラニアン
- シーズー
つまり基本的には小型犬向けに作られたドッグフフードということになります。もちろん他の犬種でも食べてくれますし、与えて問題が生じるわけではありません。
しかし、こうした小型犬でもしっかり食べられるように作られている形です。半生タイプなので柔らかく、噛む力が弱い犬でも食べやすいことにもそれが表れています。
さらに成犬用や高齢犬向けなど、細かくタイプ分けがされているので、愛犬にぴったりの商品を探すことができます。愛犬に理想的な種類を選ぶことで、毎日の食事から健康をサポートできるのです。
販売元の情報
販売元は、ペットフードやペット用品を幅広く製造・販売している株式会社マルカンの展開する、サンライズ事業部です。
創業は昭和45年と長い歴史を持っていて、スタイルズもこれまで培ってきたノウハウをつぎ込んで開発されたといいます。
テレビCMも放送しているので、それで社名を知っているという方も多いのではないでしょうか?ほねっこなどの人気商品も有名です。
犬に限らず、ペットとして飼われるさまざまな動物のためのフードやグッズを販売していて、どれも動物のことをしっかり考えて作られています。
『スタイルズ』を5つの条件で徹底分析
ここからはスタイルズの中身について、詳しく紹介していきます。紹介する項目は次の5項目となります。
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策はされているか
- 食いつきは良いか
- 商品の価格
これらはどれも飼い主なら気になる部分だと思いますので、徹底的に分析していきます。スタイルズがどういうドッグフードなのかがわかり、愛犬に与えるべきかどうかも判断できるようになるでしょう。
特に原材料や安全性、アレルギー対策については必ずチェックしておきたい項目です。
1.原材料の品質
スタイルズの原材料と成分を見てみましょう。
まずは原材料を分析
肉類(チキン等)、糖類、豆類、でん粉類、穀類、油脂類、デキストリン、イソマルトオリゴ糖、果実類(ブルーベリー果汁等)、グルコサミン(カニ由来)、緑茶粉末、種実類(ごま等)、サメ軟骨抽出物(コンドロイチンを含む)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、B6、B12、C、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸類(メチオニン)、増粘安定剤(グリセリン)、品質保持剤(プロピレングリコール)、保存料(ソルビン酸カリウム)、pH調整剤、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
次に成分をチェック
成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
---|---|---|
粗タンパク | 12.5%以上 | 18.0%以上 |
脂質 | 3.3%以上 | 8.0%以上 |
粗灰分 | 11.2%以下 | 8.0%以下 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.0%以下 |
水分 | 35.0%以下 | 10.0%以下 |
上記の原材料が使われています。肉類などは一見すると問題ないように思えますが、類や等という言葉が使われているのがポイントです。
肉の他にも、何か入っているわけですが、それが何かはわからないのです。糖類や豆類なども同様で、原材料の多くには詳しく書かれていない何かが入っている可能性があるわけです。
もしかしたら犬に良くない原材料が使わているかもしれず、飼い主としては不安に感じる表記になっています。
また、品質保持剤や保存料、酸化防止剤が使われていて、これらの成分も犬の健康に悪影響を与える可能性があります。
半生タイプなので、新鮮さを保つために添加物を使用するのは仕方ないことですが、デメリットも生まれるので注意すべきでしょう。
原材料の品質そのものが悪いと言うわけではありませんが、何が使われているかはっきりわからない、品質維持のための保存料などの添加物が使われているのはマイナスです。
愛犬の健康のことを重視するなら、こうした成分も使われていることを把握したうえで判断しましょう。
2.安全性(添加物/製造方法など)
安全性を考えるうえでは、やはり品質保持剤や保存料、酸化防止剤の存在が気になってしまいます。
たとえば品質保持剤にはプロピレングリコールという原料が使われているのですが、これは犬がアレルギーを起こす可能性のある原料です。
すべての犬がアレルギーを起こすわけではないので、食べてもなんでもない犬も多いのですが、万が一のことを考えると不安に感じます。
犬の安全にも決して良いと言えないものが入っているので、安全性が高いとは言えない結果です。工場での品質管理は問題ないようですが、使われている成分に不安が残ります。
3.アレルギー対策の有無(穀物&肉類)
結論から言うとスタイルズは、アレルギー対策はほぼ行われていないと考えるべきでしょう。それは原材料を見ればすぐにわかります。
犬がアレルギーを起こす可能性のある原材料として、穀類や豆類、先程紹介したプロピレングリコールがあるのですが、そのどれもが使われています。
アレルギーのリスクが不明
豆類だと大豆がアレルギーの原因になることがありますが、大豆が使われているのか、使われていないのかもはっきり書かれておらず不明です。
穀類も同様に何が使われているか不明のため、アレルギーのリスクが常に残るドッグフフードです。
また、肉の中にもアレルギーの原因になるかもしれない原材料がありますが、やはり肉類と書かれていて詳細がわかりません。
アレルギーを持っていることがわかっている犬はもちろん、そうでない犬でも与える時はアレルギー症状がないか、慎重に様子を見ることが必要でしょう。
4.スタイルズのみんなの口コミ&評判
小分けされていて常に新鮮な状態で食べさせられるのは嬉しい。しかも食いつきがよくてうちの愛犬はとてもよく食べてくれます。スタイルズに替えた時は食べてくれなかったらどうしようと思いましたが、そんな心配は不要でしたね。
年齢のせいか食欲が落ちてきたので、食いつきが良いと評判のスタイルズを与えてみることにしました。評判通りよく食べてくれたので味も美味しいのでしょう。今では早くご飯が食べたいとねだるようにまでなりました。
うちの犬は嫌いなドッグフフードはまったく食べようとせず、健康面の心配もあることからスタイルズを選んでみました。半生タイプで柔らかいから食べやすそうですし、美味しいのかよく食べてくれています。このまま飽きないなら、ずっとスタイルズでも良さそうです。
ソフトタイプなので老犬になったうちの犬でも食べやすそうです。食いつきに関してはまったく問題ないですね。原材料を見たところ、添加物なども入っていて少し不安があるのですが、食いつきを見ているとしばらくはスタイルズで良いかなとも思います。
愛犬の様子を見る限りは美味しいドッグフフードではないでしょうか。実によく食べてくれます。飽きっぽい性格でドッグフフードも定期的に替えないといけなかったのですが、スタイルズならしばらくは飽きずに食べてくれそうです。
5.価格&1日のコスパ
通常購入 | 1,382円(税込) |
---|---|
定期購入 | なし |
1日のコスパ | 115円 |
送料 | なし |
定期購入の回数縛りの有無 | なし |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
スタイルズの値段は、定価が税込で1,382円です。内容量は1.2キロで、100グラム12パックに分けられています。値段としては決して高くなく、安くもなく一般的な値段といったところでしょうか。
1日に1パックを与えるとすれば1日あたりの費用は約115円で、コスパで考えた場合は優れたドッグフフードと言えそうです。
ただし、1日に食べる量は個体差などもあるため、愛犬が1日にどのくらい食べるのかを考えてコスパも計算しましょう。値段は定価ですので、もっと安く購入できればコスパは良くなります。
最安値はどこ?公式・amazon・楽天?
スタイルズを最安値で購入するにはどこで注文するのがいいのでしょうか?まず公式サイトですが、公式サイトでは通販を行っていないため、商品の情報は見られますが購入はできません。
amazonや楽天では販売されています。amazonでも楽天でも、値段が1,000円を切っていることがあり、かなり安く買えるのは間違いないでしょう。
ただ、どちらがより安いかは判断が難しいところです。というのも時期などによってどちらも割引率が違うからです。
amazonが最安値の時もあれば、楽天が最安値の時もあるので、定期的に両サイトをチェックするのが理想です。タイミングによって値段が変わっていくので、こまめにチェックすれば安い値段で購入できます。
スタイルズドッグフードの各種類一覧
スタイルズは大きく6つの種類に分けられます。
- トイプードル
- ミニチュアダックスフンド
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- ポメラニアン
- シーズー
これは最初でも紹介しましたが、さらに成犬用、6歳以上用、10以上用と3つのタイプにも分かれています。まずは犬種で選び、次に年齢別に適したものを選べるようになっている形です。
種類はどれも小型犬向けに作られています。小型犬は噛む力も弱いですが、その点を考慮して半生タイプとなっています。
ここに書かれた以外の犬種を飼っている方は、スタイルズを選ぶこともほとんどないと思うのですが、逆に該当する小型犬を飼っているなら、適したタイプを与えればよく食べてくれるでしょう。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
メリット
- 半生タイプなので常に新鮮な食事をさせてあげられる
- 小型犬向けに作られている
- 食いつきが良い
デメリット
- 原材料の品質に不安がある
- アレルギーのリスクがある
- 上記のようなことから安全性には難あり
半生タイプのため新鮮で、食いつきも良いと評判のスタイルズはまさにこの点が大きなメリットになります。食欲の無い場合や、他のドッグフフードをあまり食べてくれない時には適しているでしょう。
ですが、メリットだけでなくデメリットもあることに注意しなければいけません。原材料には詳細不明のものが入っていて、アレルギーの可能性がある原材料も含まれています。
安全性という意味では決して優れているとは言えません。メリットとデメリットを両方知ったうえで、愛犬に理想的なドッグフフードなのかを考えることが大切です。
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