これだけは避けて!サルモネラ菌に汚染されたペットフードに要注意!
食中毒の原因でもあるサルモネラ菌は人が口にする食材だけではなく、愛するペットが食べるペットフードも汚染されている可能性があるのをご存知でしょうか?もちろん出されているメーカーによって、事例は様々ではあります。
2007年以降にはアメリカでサルモネラ菌による汚染でペットが体調不良になる事例が発生して以来、メーカーによっては製品自体をリコールする対応も行われているようです。購入前には必ず、リコール製品ではないか確認しましょう。
サルモネラ菌に汚染されたペットフードの発生状況
サルモネラ菌に汚染されたペットフードおよびペット用おやつなどで確認されてからアメリカでは、FDAと言われるアメリカ食品医薬品局が定めた基準をクリアしたペットフードのみが市場に出回るようになり、定期的な検査も行われています。
海外で発生した2007年から2011年までの過去サルモネラ菌によるリコールは、下記のような製品です。
- ドーンペットケア(2007年6月)
- マース(2007年8月、2008年8月、2008年9月、2008年10月)
- Bravo(2007年9月、2011年6月)
- ハーツ(2007年11月、2008年10月、2010年9月)
- Rollover(2008年3月)
- Petmart(2009年2月)
- PetCarousel(2009年12月)
- メリックペットケア(2010年1月、2010年8月、2011年2月)
- ネイチャーズバラエティ(2010年3月)
- Pro-PetAbuitDailyVitamin(2010年6月)
- Feline′sPride(2010年7月)
- P&G(2010年9月)
- PrimalPetFoods(2011年6月)
- ネスレ(2011年7月)
以上のように海外で確認されているペットフードのリコールの発生件数はたった5年間で21件にも、のぼっているのがわかるでしょう。
サルモネラ菌とは?
世界には、数万種類もの食中毒や体調に異常をきたす細菌やウイルスが存在しているでしょう。その中でも非常に繁殖力も強く人体だけでなく、愛するペットにも食中毒を引き起こしたり、異常をきたす可能性があるのがサルモネラ菌です。
サルモネラ菌はダニエル=サルモンの名前から名付けられており、サルモネラ菌は1885年にアメリカで発見された細菌の一種です。サルモネラ菌の大きさは、2マイクロメートルほどなので肉眼ではもちろん確認ができません。
食中毒にならないために必要な知識としては入れない、増やさないが絶対条件と言えるでしょう。ではサルモネラ菌が繁殖しやすい条件や潜んでいる場所とは、どのような場所なのでしょうか?次のような条件にならないように注意しましょう。
サルモネラ菌の潜伏場所
まずサルモネラ菌を潜伏しやすい場所といえば栄養分が豊富で、暖かい水分のある場所を好む性質があるでしょう。人体だけではなく、その他にも良質な環境は次のようなところです。
- ウシやブタ、ニワトリなどの畜産動物
- 河川や下水道などの湿地
- ネズミなどの病原菌を保有している動物
- ゴキブリやハエなどの病原菌を保有している昆虫
- イヌやネコなどのペット
サルモネラ菌による症状
サルモネラ菌の主な症状としては食事を終えてから早くて6時間、遅くても48時間ぐらいで症状が現れるでしょう。食事により感染しますので主には消化器系に異常が起こり、嘔吐や下痢、腹痛などが初期症状として現れ始めます。
特にサルモネラ菌は感染した対象の体力によって、その症状の大小が別れますので小さい子供とくに乳幼児や高齢者、ペットにとってはかなりの重症化する可能性もあるでしょう。重度になると、死亡するケースもあるので侮れません。
犬や猫の症状
飼っているペットにもサルモネラ菌に関しては、ヒトと似ていてほとんどの場合は嘔吐や下痢など消化器系に症状が現れるでしょう。ですがヒトと違って言葉を話せるわけではないので、買い主がサルモネラ菌にかかっているのが分かりにくいです。
分かりやすい症状としては排便の状態によるので、いつもより便が柔らかかったり下痢気味の場合はサルモネラ菌の可能性があると考えましょう。イヌやネコなどのペットのサルモネラ菌については、下記のような場合もあるようです。
- イヌやネコの中には感染していても症状が出ない場合もある
- 下痢や腹痛に関しては1週間ほどで症状が収まる
- 嘔吐が続くと栄養失調や脱水症状など合併症を引き起こす
- 生後1年未満だと重症化する恐れがある
上記のように普段と少しでも違うと感じたら、近くの動物病院で受診して治療してもらう方が安心でしょう。食事も出来るだけ消化の良い物や水分をしっかり与えて、体力が落ちないように気をつけてください。
人にも症状が現れる
色々な物を食べたり触ったりすることが多いヒトは、サルモネラ菌に感染する可能性が非常に高いと言えるでしょう。急性胃腸炎を引き起こすと嘔吐や下痢だけでなく、高熱や腹痛も症状として現れるのでしばらく寝たきりになります。
特にイヌやネコなどを飼っている人は、ペットから感染る可能性も高いですが次のような事に注意しましょう。
- 便や尿などの排泄物に直接触らない
- 嘔吐物に直接触らない
- 噛まれたり舐められたりした場合は直ぐに手洗いをする
- 一緒の部屋やベッドで寝ないようにする
- ペットのエサを直接手で触らない
サルモネラ菌も含め病原菌が居そうな排泄物や嘔吐物は、絶対に素手で触ってはいけません。
いくら洗浄したとしても完全に死滅させられているかどうかは視認するのは困難ですので、触らないのが一番の予防策と言えるでしょう。
サルモネラ菌による汚染を防ぐためには
サルモネラ菌が増殖しているものを食べたり、食中毒を引き起こしてしまうのは理解できたでしょう。ですが目に見えない菌に対して、どう対処すべきでしょうか?その答えとして最も有効的なのが、サルモネラ菌をいかに増やさないかです。
そのためにはサルモネラ菌が最も嫌う環境を理解し、サルモネラ菌を増やさないそして滅菌することこそ大切と言えるでしょう。愛するペットが食べるペットフードがサルモネラ菌に汚染されないように、飼い主の責任として覚えておきましょう。
増やさない
一番はサルモネラ菌に汚染されないのが一番ではありますが汚染がわからない以上、万が一のことを考えてペットフードなどは保存方法を理解しておきましょう。サルモネラ菌は、温度によって繁殖力が変わり下記のような環境では低下します。
- 10℃以下で増殖力は低下する
- おすすめの保管場所は冷凍庫が良い
- 空気に触れない密閉容器で保管する
サルモネラ菌は温度が低くなればなるほど、繁殖力は低下し菌の増殖を止められるでしょう。ですが増殖を止めているだけで、死滅させたわけではありません。再度冷凍の場合、解凍するとサルモネラ菌は目覚めるでしょう。
細菌を死滅させる(手作りフードのとき)
市販で売っているペットフードではなく、自宅でペットのためにペットフードを調理している方も多いでしょう。サルモネラ菌は基本的に高温に弱く、加熱すると死滅すると言われています。是非ペットフードを手作りする場合は、温度に気をつけましょう。
サルモネラ菌が最も嫌がる温度は、75℃以上で1分間加熱調理するとサルモネラ菌は死滅します。65℃でも死滅はしますが、その場合は3分半ほど加熱すると、75℃と同じように死滅ができるでしょう。
豚肉や鶏肉などの生肉はサルモネラ菌が付着している可能性が高いので、ペットフードだけでなくヒトが食べる場合も必ず75℃以上で1分以上加熱し、体内にサルモネラ菌を完全に死滅させてから食べてください。
まとめ
身近な細菌の一種でもあるサルモネラ菌ですが、一番は感染を防ぎ増殖を止めてきちんと死滅させるというステップを忘れなければ、サルモネラ菌による食中毒は未然に防げるでしょう。特に、火が通っていないものや常温保管の物に気をつけます。
そして人もペットも体力の低下や免疫力の低下が、通常サルモネラ菌が体内に入っても退治してくれる場合もありますが、低下すると発症しやすく悪化もしやすいのです。サルモネラ菌の感染そうですが、日頃から体調管理も大切にしておきましょう。
市販されているペットフードもリコール製品は基本的に回収されているケースが多いでしょうが、買い貯めしている人は製品がリコールされているのを知らずにペットに与えてしまうケースもあるので注意が必要です。
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