ドッグフード『プロステージ』の全てがわかる【原材料・価格・評判】
食べ物が原因で湿疹や痒みなどのアレルギーを起こす犬には、与えるものを考える必要があります。しかしドッグフードの多くは、アレルギーを起こしやすい穀物が含まれているものがほとんどで、飼い主はフード選びに困ってしまうことも少なくありません。
プロステージはアレルギーを起こしやすい大豆や小麦、トウモロコシなどの穀物を使用していないとして有名なドッグフードです。愛犬の幼いころから与えられるので、きちんと食べてくれればアレルギーに悩むことも無くなるでしょう。
アレルゲンとなる穀物を使っていないとなると、フードのかさを増している材料には何が使われているのでしょうか。また対アレルギーに特化しているとなると、コストがかかると不安に思う人もいるかもしれません。
ここではプロステージの原材料や穀物以外のアレルゲンの有無、気になる価格などについてお伝えします。
ドッグフード「プロステージ」総合評価
プロステージの総合評価表
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格・コスパ
やはりプロステージは、アレルギーのある犬にとってとても嬉しいフードになります。アレルギーを発現しないというだけではなく、湿疹や痒みを抑制してくれるという点も人気の1つでしょう。
ただ心配なのは、品質についてです。ヒューマングレードではありませんし、ポークミールやナマズ魚粉、動物性油脂はどのような状態のものを加工しているかが不明瞭になります。中には病死や事故死をした動物の肉を使用している場合もあるので、愛犬には避けたいものです。
またフードのかさ増しのために含まれている原材料にも不安が残ります。
- 米
- 米粉
- ビートパルプ
これらの食材は、犬とって必要な栄養素がほとんど含まれていません。大豆や小麦などの代わりに上記の食材でかさを増していると考えられるでしょう。全体的に見て、粗悪なフードとは言い切れませんが、中身が不明な食材が多いというのは飼い主にとって不安点になるでしょう。
さらに品質のランクに対して、価格が比較的高めに設定されているのも残念な点でした。アレルギーに悩む犬のために購入する目的であれば問題ありませんが、特にアレルギーに悩んでいない場合は、無理にこのフードを与える必要はありません。
プロステージはこんな犬におすすめ
プロステージは、低価格なドッグフードの中でも数少ない穀物アレルギー対策に力を入れた商品です。そのため以下のような犬におすすめできるでしょう。
- 大豆、小麦、トウモロコシなどの穀物アレルギーがある
- アレルギー症状を抑えたい
- 丈夫な骨を維持したい
- 老化を防止したい
国内ドッグフードメーカーでは、主原料に大豆や小麦などの穀物が必ずと言っていいほど用いられています。穀物があるからこそ安価なドッグフードが提供できるとも言えるでしょう。
しかしプロステージは、アレルギーの原因となる穀物がほとんど入っていません。安心して与えられるというのは、とても嬉しいことではないでしょうか。さらにアレルギーの症状自体を抑える効果のあるβグルタンやビタミンCが含まれています。
肌を健やかに保つためのDHAやEPA、骨粗しょう症を予防する卵殻カルシウムも配合されているので、健康維持をしたいという場合にもおすすめです。
ドッグフード「プロステージ」商品特徴
商品名 | プロステージ ル・シアン ポーク |
---|---|
種類・タイプ | 総合栄養食・ドライフード |
定価(Amazon参考) | 2,355円(税込) |
対応犬種・年齢 | 全犬種用・成犬用(1歳~) |
内容量 | 1.8kg |
主原料・成分 | ポークミール |
カロリー(100g当たり) | 350Kcal |
賞味期限 | 開封前12ヶ月 |
原産国 | 日本 |
高級プレミアムフードとして名高いプロステージ。アレルギーの原因となる原材料を使っていないことで有名ですが、その他にも嬉しい特徴がいくつかあります。
- 腸内環境を整えられる
- 合成保存料・着色料不使用
- 成長段階や状態によって選べる豊富なラインナップ
- 価格が安い
プロステージは抗アレルギーだけではなく、排便がスムーズにできるように高濃度の乳酸菌も配合されているのです。乳酸菌が確実に腸まで届くため、健康な腸内環境を保つことも可能になります。
国内製造という点も嬉しいところです。合成保存料や着色料を使っていないというところも健康面を配慮していると言えるでしょう。またラインナップも11種類とかなり多く、愛犬に合ったものを選択できます。
ドッグフードは毎日必要になるもののため、価格が安いのも嬉しいところです。
販売元の情報
国内生産ということで、プロステージは日本の会社であるイースターが販売しています。本社は兵庫県にあり、工場は本社と同じ兵庫県と宮城県の2箇所に存在しているようです。日本各地に営業所が存在し、一貫した管理体制で生産されています。
元々は鮎用の飼料をメインに販売していた会社で、その後ペットフード業界に進出。今では犬猫だけではなく、ウサギやモルモットなどの小動物から熱帯魚まで幅広く商品を展開しています。
ドッグフードのブランドとしては、どんな犬にでも対応した「愛情物語」から、柴犬専用の「日本犬」という珍しいものまで取り扱っているのです。中でもプロステージは、愛犬の成長に合わせて展開しているため、とても人気があります。
『プロステージ』を5つの条件で徹底分析
アレルギー対策だけではなく、腸内環境も整えられるプロステージは、どんな犬にでも使用できると人気です。しかし実際に専門家の目から見たら、どのような評価を下すのでしょうか?特に品質や原材料は気になるところです。
安全性や体調管理もさることながら、美味しく食事をして欲しいというのが愛犬家の思い
でしょう。食いつきについては、プロステージを使用したことがある人の口コミを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.原材料の品質
まずは原材料を分析
ポークミール、米粉、米糠、ビートパルプ、タピオカ澱粉、動物性油脂、アルファルファミール、ビール酵母、植物性油脂、酵母エキス、精製魚油(DHA・EPA源)、オリゴ糖、植物抽出発酵エキス、ゼオライト、アガリクス(β-グルカン源)、ケルプミール、殺菌処理乳酸菌、月見草オイル(リノール酸、γ−リノレン酸源)、ウーロン茶抽出物、ミネラル類(第二リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、未焼成卵殻カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、硫酸銅、塩化カリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アミノ酸源(DL-メチオニン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、C、A、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6、葉酸、K、B12、D3、ビオチン)、香料(バターオイル)
次に成分をチェック
成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
---|---|---|
粗タンパク | 24.0%以上 | 18.0%以上 |
脂質 | 11.0%以上 | 8.0%以上 |
粗灰分 | 8.5%以下 | 8.0%以下 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 | 10.0%以下 |
プロステージは、主原料にポークミールを使用しています。犬は肉食なため、豚肉をメインに用いているフードのようです。一般的なドッグフードは、主原料にチキンを用いることが多いのに対し、脂肪分の多い豚肉を使われるのは珍しいといえます。
ただミール系を使用しているのは、ほとんどのフードと変わりません。ポークミールは豚肉の副産物のことを言います。これは本来破棄する部分を粉砕してフードに混ぜ込んでいるのです。このような肉は品質が良いとは言い難く、避けたい原材料となります。
またプロステージには、主原料にナマズ魚粉を使用しているものもあります。ナマズは海外では質の良い白身魚として有名です。もちろんドッグフードにも使用されています。
魚粉はミール系と同じように、本来は破棄する部分を用いている可能性があるので、品質には不安が残るでしょう。
主原料が肉類になっているのに対し、第二原材料は米や米糠などの穀物となっています。フードに穀物を入れることは、犬にとってほとんどメリットがありません。量としても比較的多く含まれているので、摂取することで排便の回数が増えたり消化不良を起こす危険性があります。
プロステージに使用されている油は、動物性油脂と植物性油脂の2種類です。植物性油脂は安全性が高いですが、どちらも何から抽出したものか明確ではない部分が不安材料になるでしょう。
全体的に見てミール系が多かったり抽出元が不明であったりと、鮮度や品質に不安が残ります。ヒューマングレードの原材料ではないので、品質自体はそこまで良いとは言えないでしょう。
2.安全性(人工・合成添加物の有無)
人工・合成添加物や着色料を使用していないのが、プロステージの特徴です。ドッグフードの中には、着色料など含むものが多いですが、最近は特に無添加が重要視されているため、高く評価できるでしょう。
しかし保存料を使わなければ、すぐにフードは劣化してしまいます。そのためプロステージでは、天然由来のビタミンKを用いているのです。葉物の野菜や植物油脂、魚介類から抽出しているので、安全性も高いでしょう。
品質の良くないドッグフードは、犬の食いつきを良くするために香料を使っていることがよくあります。プロステージの中で気になる添加物は、香料であるバターオイルや食塩です。特に注意が必要なのは食塩になります。
犬は塩分を特別必要としない生き物のため、食材そのものの塩分だけで充分なのです。必要以上に塩分を摂取することで病気のリスクを高める恐れもあるので、注意しましょう。
3.アレルギー対策の有無(穀物&肉類)
プロステージは大豆や小麦、トウモロコシなど、アレルギーを発症させる原料を使っていないことで有名です。獣医師の指導のもとで製造された安心・安全なフードといえますが、他の原材料には問題は無いのかという点が気になります。
中でも米や米糠はアレルギーを起こしにくい穀物と言われていますが、不安要素が存在するでしょう。
- 場合によってはアレルギーを起こすことがある
- 排便の回数が増える
- 消化不良を起こす可能性がある
このような症状が起きる可能性があるということは、常に頭に入れておかなければなりません。
主原料であるポークミールについては、特にアレルギーを発現するという危険性はありませんでした。またもう1つの主原料、ナマズ魚粉も特に問題はありません。
アレルギーを発現させやすい原材料を使用していないことを売りにしているので、基本的には安全なフードといえるでしょう。
4.プロステージのみんなの口コミ&評判
アレルギー対策のために与え始めました。今のところ特に問題なく美味しく食べてくれているようです。特に嬉しいのは毛がツヤツヤになってくれたことと、湿疹が出なくなったことです。ポークとフィッシュの2種類があるので、使い分けていきたいと思っています。
口コミの評価が高いため購入しました。今までのフードから少しずつ変えて行ったところ、今ではこのフードだけでも完食しています。食いつきを良くするための動物性油脂や食塩が含まれているからか、食べた後もお皿をなめ続けることがあります。
小麦アレルギーがあったのでフード選びに慎重になっており、やっとこのフードに出会えました。アレルギーは落ち着いているのですが、なかなか食いつきが良くありません。フィッシュの方も与えてみようかと考え中です。
喜んで食べてくれるというわけでは無いですがゆっくりと食べています。原材料に含まれている穀物かビートパルプが原因なのか、体調が良くない時は消化不良を起こすことが多いです。アレルギーを持っている子には良いかもしれませんが、そうでない場合は他のフードでも良いかな?と感じています。
初めて購入し今までのフードと混ぜて与えていますが、なかなか食べてくれません。元々好き嫌いの激しいタイプでしたので、慣れるまで時間がかかるのかなと思っています。ポークミールを使用している珍しいフードだったので購入してみましたが、残念です。
5.価格&1日のコスパ
通常購入(Amazon参考) | 2,355円(税込) |
---|---|
定期購入 | なし |
1日のコスパ | 78円 |
送料 | 購入サイトによる |
定期購入の回数縛りの有無 | なし |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
プロステージには購入方法が2種類あります。
- 楽天
- amazon
残念ながらプロステージは、公式ホームページからの購入ができないようです。そのため大手通販サイトやペットショップ、ホームセンターで購入することになります。通販サイトや量によって送料が異なるので、よく調べてから購入しましょう。
- 楽天の場合、1,793円~2,419円(1.8kg)
- amazonの場合、2,355円(1.8kg)
楽天とamazonを比較したところ、販売店によって価格にばらつきがありました。しかし大きな差はないので、どちらで購入しても良いでしょう。市販店はもっと安価で手に入れられるかもしれません。
1日に145gを与える場合、1日のコストは146円相当になります。他のフードと比較すると少々高い印象があります。しかしアレルギー対策に特化したものと考えると、購入しても良いかなと思える程度ではないでしょうか。
プロステージのラインナップ一覧
プロステージには2種類の主原料を使ったラインナップが存在します。
- ポーク
- フィッシュ
ポークをメインにしたフードはタンパク質の量が多く、反対にフィッシュをメインにしたフードは低タンパク質という特徴があります。運動量が少なかったり肥満気味な犬には、フィッシュをメインにしたものを与えましょう。
またポークの場合は、成長段階に合わせて4種類の商品が展開されています。
- ポーク&ライス パピー(1歳までの幼犬用)
- ポーク&ライス アダルト(成犬用)
- ポーク&ライス ライト(肥満体質の成犬用)
- ポーク&ライス シニア(7歳からのシニア犬用)
子犬の頃はタンパク質を多く摂取しなければならず、逆にシニア犬になると低タンパク質なフードを与えなければなりません。プロステージはこの点も重視して配合量を調整しています。
フィッシュタイプもポークと同じように、成長に合わせて3種類のラインナップが展開されています。
- フィッシュ&ライス アダルト(成犬用)
- フィッシュ&ライス ライト(肥満体質の成犬用)
- フィッシュ&ライス シニア(シニア犬用)
フィッシュ&ライスの場合は、子犬用のフードはありません。またどれも低タンパク質なので、ダイエットを目的として購入する人も多いです。さらにプロステージには、目的別のフードも何種類か存在します。
- ル・シアン ジョイル(目の関節ケア)
- ル・シアン アイル(目の健康ケア)
- ル・シアン デトル(腎臓ケア)
- ル・シアン ミュール(免疫維持)
ル・シアンシリーズにはポークとフィッシュの他に、チキンをメインにしたものもあります。不安な原材料は含まれていないものの危険なものは無いため、健康面で気になることがある場合は、こちらを与えてみるのも良いかもしれません。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
アレルギーの心配が無いとされているプロステージには、これ以外にもいくつかメリットがあります。
- 全犬種に対応している
- 気になる部分に特化したラインナップ
- 人工・合成添加物なし
- アレルギーを抑える作用がある
中でも1番嬉しいのは、アレルギーを発現しないというだけではなく、アレルギーを抑制するという特徴がある点です。完治させることはできませんが、実際に湿疹が引いたなどの声もあるので、アレルギーの酷い子には積極的に与えてみると良いでしょう。
上記のような嬉しい部分がある一方で、残念な部分も存在します。
- 原材料の品質に不安
- 1日あたりのコストが比較的高い
- 米や米粉などの穀物を使用
- フードのかさを増すための原料が多い
やはりポークミールやナマズ魚粉、動物性油脂などは、質の悪いものを使用している可能性があります。またアレルギー対策のために作られているフードのため、米などの穀物も一切含有していない方が良かったという点が残念な部分でした。
我が家の一員に食べさせたい!
モグワンドッグフード♪
愛犬の健康は毎日の食事で作られているのはご存知ですか?市販のフードは残念ながら健康に良いとはいえません。
モグワンドッグフードは愛する家族の一員のために作られたドッグフードです。また食いつきも97.8%が食べたという驚きの結果です。愛犬は食事が大好きになるフードなんですよ。
公式サイトはこちら