ドッグフード『jpスタイル(和の究み)』を分析【原材料・価格・評判】
春や秋は人間だけでなくワンちゃんも過ごしやすい季節なので、総じて食欲が増す傾向が見られます。こうした季節にはドッグフードの食いつきが良くなりやすく、たくさんドッグフードを与えてしまう人も多いかもしれません。
もちろんワンちゃんの健康を維持するには、ドッグフードを適量与え続けていくことが必要なので要注意です。どれほど優れたドッグフードを選んでも、与え方を誤るだけで肥満体型や痩せすぎといった事態は発生していまいます。
給与量表を参考に体重測定や運動量をチェックしつつ、ドッグフードは適量を与えていきましょう。jpスタイルは人気のドッグフードに数えられますが、ワンちゃんにあった与え方を常に心がけながら活用していくことが大切です。
ドッグフード「jpスタイル(和の究み)」総合評価
jpスタイル(和の究み)の総合評価表
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格・コスパ
jpスタイル(和の究み)は、国産のドッグフードです。旧パッケージにはトータルボディケアやセレクトヘルスケアといった記載がありましたが、新パッケージではドライフードの粒サイズや特長が目立つデザインに変更されています。
こうしたパッケージの一新にあわせて、販売終了したラインナップも見られるので注意してください。また、那須研究所では、ワンちゃんやネコちゃんの平均寿命を20歳まで伸ばしたいという目標であるLIFE20に取り組んでいます。
ドッグフードのjpスタイル(和の究み)は、もちろん積み重ねられた研究結果をベースとして開発されたLIFE20対応ブランドのひとつです。独自の栄養設計で作られていて、おいしさだけでなく安心・安全にも配慮したブランドになっています。
LIFE20が魅力的に感じられる一方で、主原材料においては、ドッグフードに望ましくない小麦全粒粉とチキンミールが使われています。
jpスタイル(和の究み)はこんな犬におすすめ
jpスタイル(和の究み)は、主原料国産と国内製造にこだわった総合栄養食です。ドッグフードにおける日本国内のシェアでは海外の輸入製品が占める割合が高く、和の究みという名称からも伝わるように国産であることを強みとしています。
jpスタイル(和の究み)1歳からの成犬用をおすすめできる主なワンちゃんは次の通りです。
- 小麦と大豆に対するアレルギー体質では無い
- チキンやフィッシュの食物アレルギーに当てはまらない
- 胃腸の弱い体質とは異なり、健康で消化不良の心配が無い
- ドッグフードの粒サイズにて好き嫌いが大きい
jpスタイル(和の究み)は総合栄養食になるものの、原材料にアレルギーを持つワンちゃんには適していません。小麦や大豆は消化不良につながりかねないため、胃腸が健康な上に粒サイズの好みがあるワンちゃんにおすすめできるでしょう。
ドッグフード「jpスタイル(和の究み)」商品特徴
商品名 | jpスタイル(和の究み) |
---|---|
種類・タイプ | 総合栄養食・ドライフード |
定価 | 2,894円(税込) |
対応犬種・年齢 | 全犬種用・1歳からの成犬用 |
内容量 | 2.1kg |
主原料・成分 | 小麦全粒粉 |
カロリー(100g当たり) | 360Kcal |
賞味期限 | 製造より2年間 |
原産国 | 日本 |
ドッグフードはそれぞれ独自の強みを目指して開発されていますが、jpスタイル(和の究み)とは、果たしてどのような国産ドッグフードなのでしょうか?
愛犬に与えることを決める前に、以下の代表的な商品特徴をチェックしておきましょう。
- 安全性が確認された食物繊維豊富な国産小麦全粒粉を主原料にしている
- 腸内フローラを整えて免疫力を保つ成分を組み合わせている
- 愛犬に不必要な成分を可能な限り除外している
- 粒サイズの形状を3種類から選べる
- 脱酸素剤入りの新鮮小分けパック包装が採用されている
安全性審査や品質管理が徹底された国産ドッグフードを選びたいのなら、jpスタイル(和の究み)を役立てられます。
食べやすい粒の形状に仕上がっていますし、小分けパックでいつでも新鮮なおいしさが維持されていることもポイントかもしれません。
販売元の情報
jpスタイル(和の究み)の販売元は、ISO9001認証取得工場の鶴見工場を保有する日清ペットフード株式会社です。1970年の設立以来、同社ではペットフードの研究・開発から製造と販売まで、ペットライフを総合的にサポートしています。
日清ペットフード株式会社は3つの柱を軸に事業活動を推進していて、鶴見工場以外にはペットフードの研究・開発を担う那須研究所とお客様相談室があげられます。お客様相談室では、獣医師などの専門スタッフが対応する特徴を備えています。
jpスタイル(和の究み)は2015年の3月に発売開始され、主原料に国産原料を使用しているのが強みになるでしょう。ドッグフードにてワンランク上の安心を求める人に、日清ペットフード株式会社の商品はおすすめできます。
『jpスタイル(和の究み)』を5つの条件で徹底分析
jpスタイル(和の究み)は製品化前に、那須研究所やISO17025認定を取得したQEセンターで安全性を審査されています。原材料だけでなく製法にもこだわりがあり、独自製法が駆使されつつ、ドッグフードの生産が行われています。
人間が食べる食品と同様に注意しながら製造されているものの、ドッグフードにおいては以下の要因も欠かせないポイントです。
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策の有無
- 食いつき・おいしさ
- 価格情報
口コミや評判を含め、続いてjpスタイル(和の究み)に当てはまる特徴などを調べていきましょう。
1.原材料の品質
まずは原材料を分析
小麦全粒粉/チキンミール/中白糠/ビーフオイル/脱脂大豆/ビートパルプ/ホミニーフィード/フィッシュオイル/チキンレバーパウダー/オリゴ糖/β-グルカン/脱脂米糠/魚肉抽出物/N-アセチルグルコサミン/クロレラ/有胞子性乳酸菌/ミネラル類(カリウム/ナトリウム/塩素/銅/亜鉛/ヨウ素)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
次に成分をチェック
成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
---|---|---|
粗タンパク | 24.0%以上 | 18.0%以上 |
脂質 | 14.0%以上 | 8.0%以上 |
粗灰分 | 9.0%以下 | 8.0%以下 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 4.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 | 10.0%以下 |
jpスタイル(和の究み)1歳からの成犬用に使用されている原材料は、以下の通りになります。
- 主原料として食物繊維や鉄分が豊富な小麦全粒粉
- 脱脂大豆やホミニーフィードなどの穀物
- 肉類はチキンミールとチキンレバーパウダー
- 腸内フローラのバランスを改善する有胞子性乳酸菌とオリゴ糖
- ビーフオイルやフィッシュオイルの油脂類
- 安全性が高い天然由来の酸化防止剤
肉食動物の犬にとって穀物は消化しにくく、小麦全粒粉が主原料になっていることはjpスタイル(和の究み)のデメリットに数えられます。ホミニーフィードはトウモロコシの皮や胚芽といった副産物なので注意しなくてはいけません。
肉類はミールとパウダーになりますから、破棄相当の肉類が原材料に含まれている可能性があり得ます。これでは肉類の品質はあまり期待できないところです。高品質の肉類を使っている場合には、チキン生肉などの表記が用いられます。
さらにビーフオイルとフィッシュオイルは、品質が判断できない粗悪な原材料なので気をつけてください。その一方で原材料の有胞子性乳酸菌とオリゴ糖は、jpスタイル(和の究み)の主要な特長を支える成分として含まれています。
酸化防止剤は天然由来のローズマリー抽出物を使用しているため、化学物質における危険性は避けられるでしょう。
2.安全性(人工・合成添加物の有無)
ドッグフードの原材料には、一般的に人工・合成添加物が使用されていたりします。しかし、海外で使用を禁止されているような危険性の高いものがドッグフードに使われていれば、内臓疾患やけいれんといった症状にもつながりかねません。
人工・合成添加物の有無は、ドッグフード選びにおいて重要なポイントになっているのです。jpスタイル(和の究み)は、こうした危険な添加物を使っていないので、もちろんドッグフードの安全性がしっかり確保されています。
jpスタイル(和の究み)なら着色料だけでなく香料も使用していません。天然由来の酸化防止剤が役立つことに加えて、香りを逃がさないように小分けパックが機能していますから、素材の持つ香りがワンちゃんの食欲を高めています。
3.アレルギー対策の有無(穀物&肉類)
jpスタイル(和の究み)は小麦全粒粉が主原料になっている通り、穀物メインのドッグフードです。国産の小麦全粒粉で確かな品質を備えていたとしても、穀物におけるアレルギー体質を持つワンちゃんには、ドッグフードとして適していません。
例え健康なワンちゃんであっても、このような穀物メインの食事を摂取し続ければアレルギーを発症する可能性があります。アレルギー対策を踏まえると、jpスタイル(和の究み)は決して優れているとはいえないでしょう。
さらにチキンとフィッシュが原材料に配合されているため、食物アレルギーにはくれぐれも注意してください。健康志向の総合栄養食といえどもアレルゲンに配慮したラインナップは存在しませんし、原材料に問題が無いか確かめながら選ぶことが大切です。
4.jpスタイル(和の究み)のみんなの口コミ&評判
品質管理と衛生管理を信頼できる安心の国産ドッグフードです。ほかのドッグフードと比較しても、うちのワンちゃんは食いつきが良く、おいしそうに食べていますよ。無難な値段で乳酸菌類などが含まれていることもポイントですね。
愛犬の腸内環境を改善したかったので選びました。軟便気味でしたけど、これに切り替えてから硬めのウンチをするようになりましたよ。便の臭いも薄くなったように思いますし、小麦が大丈夫ならおすすめできます。
小分けパックになっていますから、開封後にも香りを失わずに与えられる仕様のドッグフードです。最後まで鮮度を保てますから、飽き性のワンちゃんにピッタリかもしれません。粒サイズの別バリエーションを揃える方法も使えますよ。
ドッグフードの影響とは限りませんけど、愛犬の毛艶が悪くなったように思います。喜んで食べている様子でもないので、ほかの商品に切り替えました。高評価の意見が多くありますが、犬の体質によってそれなりに差が出るドッグフードみたいです。
主原材料になっている小麦は、犬がアレルギーを起こしやすい原材料として有名です。使用されている肉類の品質も高くないため、がっついて食べていてもリスクがあると思います。おいしさの評判よりも成分と価格を考慮して判断したほうがいいでしょう。
5.価格&1日のコスパ
通常購入 | 2,894円(税込) |
---|---|
定期購入 | なし |
1日のコスパ | 78円 |
送料 | 購入サイトによる |
定期購入の回数縛りの有無 | なし |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
jpスタイル(和の究み)の公式サイトでは商品詳細が載っていますが、価格情報の記載はありません。それでも公式サイトには商品取扱店舗を探せる販売店検索が用意されていますから、自宅近くの実店舗を検索可能です。
jpスタイル(和の究み)小粒1歳からの成犬用4.2キロサイズを確認すれば、2018年10月時点にてamazonで税込2,672円です。amazon定期おトク便で同一商品を購入する場合には、5パーセントオフの税込2,538円などになります。
また、楽天でjpスタイル(和の究み)小粒1歳からの成犬用4.2キロサイズを買う際には、税込2,679円ほどなのでamazonと価格設定はさほど変わりません。送料や配達に要する日数も参考にしながら、どこで商品を買い求めるかを決めましょう。
jpスタイル(和の究み)のラインナップ一覧
ドッグフードのjpスタイル(和の究み)は、ドライフードの粒サイズやワンちゃんの年齢にあわせて切り替え可能です。
これ以外にもケアしたいポイントに適した種類が用意されています。jpスタイル(和の究み)では以下のラインナップが揃っています。
- 小さい口でも食べやすい薄型の超小粒サイズが年齢別に計4種類
- 食べやすい小粒サイズが年齢別に計4種類
- しっかりした噛み応えの大粒サイズが年齢別に計3種類
- スリムな体型の維持サポートが年齢別に計2種類
- 皮膚・被毛の健康維持サポートが年齢別に計2種類
愛犬の体型や好みにあわせて粒サイズを選べますし、幼犬からシニア犬まで個別に適した商品が登場しています。ただし、スリムな体型の維持サポートといった種類では1歳からの成犬用と7歳からの2種類のみで、どちらも粒サイズは小粒に限られています。
皮膚・被毛の健康維持サポートの種類でも、1歳からの成犬用と7歳からの2種類しかありません。両方とも粒サイズは小粒です。このようなセレクトヘルスケアも総合栄養食として活用できますから、ワンちゃんの状態に応じて切り替えても問題無いでしょう。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
jpスタイル(和の究み)のメリットとデメリットを簡単にまとめると次のようになります。
メリット
- 国産の小麦全粒粉を使った総合栄養食になっている
- 腸内フローラを整える成分が原材料に含まれている
- 便利な脱酸素剤入りの小分けパックが採用されている
- 人工・合成添加物が配合されていない
- 粒サイズが3種類あり、年齢や体質に応じて切り替えもできる
デメリット
- 肉類ではなく小麦全粒粉など穀物が主原材料になっている
- ミールやパウダーなどが原材料に存在する
- 品質を明確に判断できない原材料が含まれる
- ワンちゃんによって好き嫌いが出やすい
jpスタイル(和の究み)は、ワンちゃんの健康や免疫力を保つメリットを備えた総合栄養食のドッグフードです。
ただし、原材料が小麦全粒粉などの穀物メインで、肉類も粗悪になりやすいミールやパウダーが使われているデメリットがあります。
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