ドッグフード『ピュリナワン』の全てがわかる【原材料・価格・評判】
ペットショップやホームセンターでは、高く評価されている商品ほど消費者の目に入りやすいところに陳列されています。ドッグフードではピュリナワンがこの部類に入るでしょう。愛犬に必要な栄養素をしっかりと摂れる、健康促進のサポートをしてくれるとして人気があるようです。
栄養補給や健康促進に力を入れているブランドは多々ある中、なぜピュリナワンはこんなにも支持されているのでしょうか。店頭のポップを見ると、良質な食材を使用していたり歯の健康をサポートしてくれるなどが掲載されていました。
また飲料メーカーとして有名なネスレが販売しているということもあり、信頼度はかなり高いようです。飲料水と同じように数多くのラインナップも展開しています。中には肥満改善のためのフードなども用意されていますが、実際に効果はあるのでしょうか。
ドッグフード「ピュリナワン」総合評価
ピュリナワンの総合評価表
- 原材料の品質
- 安全性
- アレルギー対策
- 食いつき(口コミ)
- 価格・コスパ
犬の健康を謳っているだけあり、健康面に気を使っている印象を強く受けます。
- 歯の健康を促進するほぐし粒入り
- 主原料にターキーを用いた体重ケアフード
- 天然由来の添加物を使用
- 毛艶と皮膚の健康をサポートするオメガ6脂肪酸
- 骨を強くするカルシウム
このように健康を促進するための成分が含まれているため、健康を意識したフードと言えるでしょう。一方でもう少し配慮してほしかったという点も存在します。
- 子犬用フードはややタンパク質不足
- 穀物アレルギーの犬は注意
- 消化不良の恐れ
- 体重ケアフードは効果が現れにくい
成犬やシニア犬と比べてたくさんのタンパク質が必要となる幼犬のフードは、良質なチキンを使用していますが含有量が足りない印象を持ちます。
また体重ケアフードにはせっかく低タンパク質なターキーを用いているのにも関わらず、炭水化物が多くなかなか体重が落ちない可能性が高いです。
アレルギーの原因となる穀物類を多く使用している部分もマイナス面でしょう。健康な犬でも穀物を摂り過ぎると、消化不良や涙やけを起こします。体調のすぐれない時に与えるとこれらの症状が起きやすいので注意しましょう。
犬の健康をサポートするフードを謳っているだけあり、必要な栄養素は含まれていますが、品質や原材料に不安が残る結果となりました。
ピュリナワンはこんな犬におすすめ
ピュリナワンはラインナップも多く、目的別に商品を選べます。もちろん愛犬にとって嬉しい点も多いです。
- 食が細い
- 嗜好性が高い
- 体重ケアをしたい
- 穀物アレルギーが無い
以上のような犬におすすめになります。特にピュリナワンは嗜好性の高いフードなので、今までのフードから切り替えてすぐに慣れてくれるでしょう。また好き嫌いが激しく食べ物にこだわりがある犬でも、比較的食いつきが良いという声も挙がっています。
体重ケアをしたい犬の場合は、低カロリーで低脂肪なターキーを主原料としたフレーバーを提供しているようです。ドッグフードとしては比較的珍しいターキーを使っているので、食いつき面に問題がないかは気になる点になります。
ピュリナワンには穀物が多く含まれています。そのため小麦や大豆などにアレルギーを起こす犬には与えないようにしましょう。
ドッグフード「ピュリナワン」商品特徴
商品名 | ピュリナワン ほぐし粒入り 成犬用 |
---|---|
種類・タイプ | 総合栄養食・ドライフード |
定価(公式参考) | 1,580円(税込) |
対応犬種・年齢 | 全犬種用・成犬用(1~6歳) |
内容量 | 2.1kg |
主原料・成分 | チキン |
カロリー(100g当たり) | 約399Kcal |
賞味期限 | 開封前12ヶ月 |
原産国 | アメリカ |
ペット専門の栄養士による栄養設計のもと、健康6要素全てをバランス良く配合したプレミアムがピュリナワンです。
- 理想的な体格(タンパク質)
- 抵抗力の維持(ビタミンEなど抗酸化物質)
- 健康的な骨格と関節(カルシウム・リン)
- 消化吸収性と便(動物性タンパク質)
- 皮膚・被毛の健康と目の輝き(オメガ6脂肪酸)
- 健康な歯(カルシウム)
これらを与えることで健康状態が毛艶や便などから可視化できるようになるようです。ただ栄養があるからといって継続して摂取してくれるわけではありません。そのため毎日美味しく食べてもらえるような工夫もしています。
食べる喜びも栄養の1つとしているので、新鮮な生肉や魚を原材料とし、嗜好性を高めているのです。犬にとってタンパク質は必須ともいえる栄養素になります。まずは30日間続けて与え、便の状態などをチェックしてみてください。
販売元の情報
販売元は飲料メーカーとして有名な、ネスレ日本株式会社です。ピュリナワンの他にも数カスのペットフードを提供しています。ピュリナワンはその中でも、犬の健康を重視したプレミアムフードです。
公式ホームページによると、ピュリナワンは30日間与え続けることで、歯や皮膚、被毛の状態などから健康促進を感じることができるそうです。この点にはかなりの自信があるようで、1か月無料お試しキャンペーンを実施したり、実感レポートを掲載するなどの活動をしています。
また肥満傾向の犬に対するダイエットにも注目しているため、公式ホームページ上には各犬種別のおすすめダイエット法も掲載されていました。大切な家族でもある愛犬がずっと健康で長生きしてくれるよう、食を通してサポートしてくれている会社です。
『ピュリナワン』を5つの条件で徹底分析
幼犬からシニア犬まで、あらゆるライフステージで利用できるピュリナワン。目的別のフードも用意されているため、ラインナップが豊富という声も多々あります。では肝心の品質や安全性はどうなのでしょうか。
今回は良い部分も悪い部分も全て含めて、徹底分析しました。必要な栄養素はきちんと含まれているのか、粗雑な品質ではないかなど、素人では判断しにくい部分まで評価してもらっています。
愛犬に安心して与えられるものかを知るための良い判断材料となるでしょう。
1.原材料の品質
まずは原材料を分析
チキン、米、コーングルテン、とうもろこし、牛脂、チキンミール、小麦、脱脂大豆、たんぱく加水分解物、えんどう豆、にんじん、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン)、アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
合成着色料、香料は添加しておりません。
粒により、原材料由来の自然な色合いの違いが見られることがあります。
製造上、形状や大きさにバラつきが生じることがあります。
次に成分をチェック
成分 | 保有率 | AFFCO栄養基準 |
---|---|---|
粗タンパク | 26.0%以上 | 18.0%以上 |
脂質 | 16.0%以上 | 8.0%以上 |
粗灰分 | 9.0%以下 | 8.0%以下 |
粗繊維 | 4.5%以下 | 4.0%以下 |
水分 | 12.0%以下 | 10.0%以下 |
ピュリナワンの主原料は、ラインナップによって異なります。
- チキン
- サーモン
- ターキー
以上の3つが主原料となっており、どれも犬にとって大切なたんぱく質です。しかもミール系ではなく、生肉を使用しています。ただヒューマングレードの掲載はないため、どんな部位を使っているかなどは不明となります。
チキンは様々なドッグフードの主原料として使われていることが多いので、すでに与えている人も多いかもしれません。豊富なたんぱく質と脂質のバランスが良く、健康維持を目的に食べさせるには最適でしょう。また、そのほかにも以下の3つのメリットがあります。
- サーモンも新鮮な状態で製造しているため安心して与えられる
- チキンアレルギーがある子にも与えられる
- 脂質の少ないターキーはとてもヘルシーなのでダイエット中の犬にピッタリ
主原料についてはヒューマングレードではないものの、生肉を使っているため品質に問題はありません。では他の食材はどうでしょうか。まずは油脂類ですが、これには牛脂と植物性油脂を用いています。どちらも健康面のリスクは低いですが、品質については明記されていません。
さらに家禽ミールが含まれるのも不安材料となります。本来破棄されるはずの部位を加工しているので、粗悪な肉が使われている可能性があることは念頭に置いておきましょう。
2.安全性(人工・合成添加物の有無)
ピュリナワンは、人工・合成添加物を使用していません。こちらは素直に嬉しい部分です。他のフードにはBHTやBHAなどの添加物が含まれていることがあります。発がん性を指摘される物質です。
その点ピュリナワンはリスキーな物質を一切配合していません。ただ生肉を使用している以上、酸化防止剤は使用しなければなりません。そのためピュリナワンは天然の酸化防止剤であるミックストコフェロールを配合しています。
犬は色の判断ができないため、嗅覚で食べ物を認識します。そのため本来は着色料も必要ないものなのですが、フードによってはこれらが使われていることもあるのです。ピュリナワンについては、悪影響を与える着色料の配合はありませんでした。
以上の点を加味して、ピュリナワンは人工的なものを一切使用していないことが分かります。この点に関しては、安心して良いと言えるでしょう。
3.アレルギー対策の有無(穀物&肉類)
チキンや家禽ミールは、ご存知の通り鶏肉が使われています。そのためチキンにアレルギー反応を起こしてしまう犬は、食べるのを控えたほうが良いでしょう。その他ターキーやサーモン、牛脂などの動物性の食材については、アレルギーを引き起こす心配は無さそうです。
ピュリナワンで1番心配なのは、穀物類です。
- 小麦
- 大豆
- トウモロコシ
- コーングルテンミール
- 米
これらの食材は、アレルギー反応を引き起こしやすいので注意しましょう。アレルギーの症状としては以下の通りです。
- 痒み
- 湿疹
- 涙やけ
- 下痢
- 嘔吐
穀物アレルギーが無い犬でも、摂取量が多い場合に消化不良を起こすことがあります。特にピュリナワンは穀物の含有量が多いので、様子を見ながら与えると良いです。もしも合わない場合には、他のフードに切り替えましょう。
4.ピュリナワンのみんなの口コミ&評判
普段から食べ物にこだわりがあり、お腹が空いたら仕方なく食事をとる子でしたが、ピュリナワンに切り替えてからは、残さず食べてくれています。特にほぐし粒が気に入ったようです。小型犬には少し粒が大きいかなという印象ですが、食いつきはとても良いように感じます。
食べ盛りですが、なんとか1か月持ってくれるかな?というくらいの食べっぷりです。何かの穀物にアレルギーがあるようですが、今のところは症状が酷くないので継続しています。便の臭いがキツくなくなったので、獣医さんからは褒められています。
食が細く痩せていたので、たくさん食べてくれるようなフードを探していたところ、ピュリナワンと出会いました。このフードにしてから、毎食きちんと完食してくれるため、満足しています。好き嫌いのある子にこそ試して欲しいフードです。
ネスレのシリーズをいくつか試してみましたが、ピュリナワンが1番合いました。食いつきも良くたくさん食べてくれるため、これからも使っていこうと思います。毛並みが艶やかになったのも嬉しいところです。
愛犬が幼いころから愛用しています。成長と共に粒の大きさも変わっていくのが、親切だなと感じました。最近はフードを与えすぎて太ってしまったので、体重ケア用のものを与えています。ターキーフレーバーも美味しそうに食べてくれているようです。
5.価格&1日のコスパ
通常購入(公式参考) | 1,580円(税込) |
---|---|
定期購入 | 1,334円 |
1日のコスパ | 52円 |
送料 | 120円 |
定期購入の回数縛りの有無 | 3回以上 |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
公式ホームページでの購入の場合、2つの買い方があります。
- 単品購入(1,580円/2.1kg)
- 定期購入(1,334円/2.1kg)
定期購入の場合、通常購入よりも15%お得に手に入れられるため、継続して使用したい人にはおすすめです。
またお届け頻度も1か月から3か月まで選べるため、愛犬の食べる量によって調節できるのも良いところでしょう。なお公式ホームページでは2.1kgの取り扱いしか確認できませんでした。
amazonと楽天では、2種類の大きさを選択できます。
- 2.1kg(1,088円~1,397円)
- 4.2kg(1,494円~2,098円)
小型で1食に摂取する量が少ない犬には2.1kgを、大型で1度に食べる量が多い犬には4.2kgを購入できるので、種類の豊富さでは公式ホームページよりも大手通販サイトの方が良いかもしれません。
価格についてはamazonも楽天も共通して、販売店によって違いがありました。どちらかといえばamazonの方が安価で購入できるようです。
ピュリナワンのラインナップ一覧
ピュリナワンには、まず成長段階に合わせたフードが展開されています。
- ほぐし粒入り 子犬の発育と健康ケア 1歳まで
- ほぐし粒入り これからも健康ケア 7歳以上
- いつまでも健康ケア 11歳以上
これらのフードは、全て主原料にチキンを含んでいます。また幼犬や成犬用のフードにはほぐし粒が入っており、歯の健康も促進できるようです。シニア犬は噛む力が弱くなっていることも考え、ほぐし粒は入っていません。
ピュリナワンは成長段階に合わせたフードの他に、目的別のフードも提供しています。
- ほぐし粒入り 体重ケア 1歳以上
- お腹の健康から体重ケア 成犬用
- お腹の健康から体重ケア 室内飼犬用
- 食にこだわる成犬用
- 食物アレルゲンケア 1歳以上
肥満気味の犬に対しては体重ケアの食品を提供しています。中でもほぐし粒入り体重ケアは主原料にターキーを使用しているのでヘルシーです。
食物アレルゲンケアのフードには、サーモンを主原料として用いているので、やや低タンパク質ではありますが品質はどのフードよりも良いでしょう。
以上の8種類がピュリナワンのラインナップです。愛犬が何歳になっても、どんな状態になっても使い続けられるので、食を通して健康をサポートしてもらうといった意味では、ずっと使い続けられるフードではないでしょうか。
【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット
世界的にも有名なネスレが販売しているというだけあり、ピュリナワンはたくさんの人が愛用していることが分かります。総合的に判断した場合、以下のようなメリットがあるでしょう。
- 豊富なフレーバー
- 高い嗜好性
- 様々ライフステージで使い続けられる
- 比較的安価で購入可能
- 天然由来の保存料
以上がピュリナワンのメリットです。たくさんのフレーバー―が用意されているため、好き嫌いの激しい犬でもぴったり合うフードがあるでしょう。また合成添加物を使用していない部分は素直に嬉しいところです。
ただ上記のようなメリットはあるものの、いくつかのデメリットがある点も忘れてはいけません。
- 全体的に穀物の含有量が多い
- 必要な栄養素が不足している
- 品質に不安が残る
- アレルギーの発現率が高い
- 子犬には粒が大きい
特に気がかりなのは穀物類の含有量です。せっかく質の良い生肉を使用しているのですから、他の食材にも力を入れて欲しかったという点は残念としか言いようがありません。
さらにたくさんの栄養が必要な子犬に対してのフードには、タンパク質がやや不足しているのも改善点となるでしょう。
たしかにメリットとなる部分は多いですが、今一つ他のフードと一線を画す部分が無いという印象を持ちました。アレルギーの無い犬にとっては、嗜好性も高く健康に気を使っているフードなので良いかもしれません。
我が家の一員に食べさせたい!
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