ドッグフード『ビルジャック』の全てがわかる【原材料･価格･評判】

ドッグフード「ビルジャック」の総合評価

ビルジャックの総合評価表

• 原材料の品質
• 安全性
• アレルギー対策
• 食いつき(口コミ)
• 価格･コスパ

ビルジャックは、使用している原材料の品質がかなり良いです。私たち人間が口にできるレベルのチキンを用いているという点は、愛犬家から評価される部分ではないでしょうか。小麦や大豆を使っていないのも良いです。

しかしどうせなら穀物は一切使わず、グレインフリーのフードにしてほしかったという点が、少々残念な部分ではないでしょうか。

発がん性のリスクがあるBHAを含んでいるため、その点は評価が下がると言わざるを得ないでしょう。含有量は問題ないかもしれませんが、敬遠したい成分であることに変わりはありません。

主原料の品質は良い分価格も高めに設定されていて、どうせなら穀物や合成添加物も一切使用せず、真に安心安全なフードにした方が良かったのではないかという念が残るでしょう。

チキンが全体の80％以上を占めている点は、高い評価となるだけあって、残念な部分が目立ってしまいました。

ビルジャックはこんな犬におすすめ

本場アメリカのトレーナーやブリーダーから高い支持を得ているビルジャックは、以下のような犬におすすめです。

• 好き嫌いが激しい
• 過去に与えていたフードでは食いつきが悪い
• いつも同じフードでは飽きてしまう
• 小型犬やシニア犬
• チキンやトウモロコシにアレルギーが無い

ビルジャックの強みは、その嗜好性の高さになります。アレルギー発現率は懸念材料となりますが、食の細い犬や好き嫌いが激しい犬にはかなりおすすめです。実際にビルジャックに変えたところ、すぐに完食してくれるようになったという声も挙がっています。

また粒の形状が円筒形と特殊なため、小型犬やシニア犬も食べやすくなっているのが特徴です。動物病院での取り扱いもあるため、安心して与えられると感じている人も多いようでした。

ドッグフード「ビルジャック」の商品特徴

商品名	スモールブリードアダルト
種類･タイプ	総合栄養食･ドライフード
定価(公式参考)	4,990円(税込)
対応犬種･年齢	小型犬用･成犬用
内容量	2.7kg
主原料･成分	鶏
カロリー(100g当たり)	不明
賞味期限	開封前12ヶ月
原産国	アメリカ

ビルジャックのドッグフードは、味を第一に考えるのではなく、栄養のニーズを満たすという面に重きを置いています。肉の栄養価を損なわないように製造された結果、今ではアメリカを代表するドッグフードとなったのです。

犬の体のことを第一に考えているからこそ、必要な栄養素が豊富に含まれています。

• 鶏肉
• アルギニン
• メチオニン
• コーン
• オートミール

特に主原料である鶏肉は、ヒューマングレードとなっているため、安心して与えられるでしょう。また免疫力を維持するために必要な必須アミノ酸である、アルギニンやメチオニンが含まれているのも嬉しいところです。

コーンやオートミールは一見懸念されがちですが、特別な方法でブレンド・調理することで、犬の体に負担をかけることなく消化や吸収が可能となります。

販売元の情報

ビルジャックは、1947年にアメリカのオハイオ州で設立されました。設立当時から犬の食に対してこだわりを持っており、細心の注意を払って製造してできた新鮮なものこそが最良のペットフードだと考えていたようです。

最初のうちは肉の鮮度を保つために、新鮮な肉を冷凍して使用していました。しかし技術が発展していくうちに、ドライフードでも鮮度を保つことが可能だと分かったため、それからはドライフードを提供しています。

数多くあるドッグフードの中でも、ビルジャックはドッグショーで入賞するなどの優秀な犬が食しているのも特徴です。

ハリウッド映画やドラマに出演するスター犬もビルジャックを愛用しているというくらい人気があるのは、鮮度の良さや栄養価の高さを認められた証といえるでしょう。

『ビルジャック』を5つの条件で徹底分析

フードの味よりも栄養価に力を入れたビルジャック。本当に優れた栄養価を含んでいるのか、専門家に徹底分析してもらいました。メリットもデメリットも隠すことなく公表しているので、本当に良いフードかどうかが分かるはずです。

もちろん愛犬に与えるのであれば、フードの味も気になるのではないでしょうか。食いつきの良さや美味しさについては、実際にビルジャックを使用した人の口コミを掲載しています。リアルな声を載せているので、購入する際の参考にしてみてください。

1.原材料の品質

まずは原材料を分析

鶏、鶏の副産物（アルギニン源である鶏肉の内臓のみ）、とうもろこしミール、鶏副産物ミール、乾燥甜菜果肉、オートミール、さつまいも、醸造用乾燥イースト、第一リン酸カルシウム、亜麻仁、塩化コリン、炭酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウ（保存料）、DL-メチオニン、L-リジン、乾燥ブルーベリー、乾燥クランベリー、乾燥りんご、ビタミンE補強剤、Ｌ-アスコルビン酸-2-ポリリン酸（ビタミンC源）、亜鉛プロテイン、酸化亜鉛、銅プロテイン、ビタミンA酢酸塩、硫酸銅、ナイアシン補強剤、ビオチン、亜セレン酸ナトリウム、パントテン酸D-カルシウム、イノシトール、マンガンプロテイン、リボフラビン補強剤、硝酸チアミン、ビタミンB₁₂補強剤、塩酸ピリドキシン（ビタミンB₆）、混合トコフェロールおよびBHA（保存料）、酸化マンガン、コバルトプロテイン、炭酸コバルト、ビタミンD₃補強剤、ヨウ化カリウム、葉酸、ローズマリー抽出物

次に成分をチェック

成分	保有率	AFFCO栄養基準
粗タンパク	260%以上	18.0%以上
脂質	15.0%以上	8.0%以上
粗灰分	不明	8.0％以下
粗繊維	4.0%以下	4.0%以下
水分	10.0%以下	10.0%以下

ビルジャックは、味の良さよりも品質にこだわりを持っています。特に主原料であるチキンには特に力を入れています。

• ヒューマングレード
• 専属の養鶏場からの仕入れ
• 鮮度を保ったまま加工される

愛犬家にとって1番嬉しいのは、ヒューマングレードの食材を使用しているという点ではないでしょうか。4Dミートや粗悪な肉を用いていないので、安心して与えられると考えていいです。

原材料の中には、鶏副産物ミールが含まれているという表記がありました。しかしこちらで使用される内臓類も鮮度の高いものを使っているようです。大切な栄養源となるため、特別敬遠する必要はないでしょう。

ただビルジャックはグレインフリーのフードではありません。原材料の中にトウモロコシミールが含まれています。

ミール系の食材は、人間の口にしない粗悪なものが含まれている危険性もあります。他のフードと比較して含有量は少ないかもしれませんが、不安に思う人はグレインフリーのフードを与えるようにしましょう。

ビタミン補給の役割を担っている果物類は、全てが生のものを使用しているわけではありません。ビルジャックは乾燥の果物を使用している点が目立ちます。生のフルーツと比べ栄養面が劣るという部分が、犬の体に気を使っているブランドであるからこそ少々残念な部分です。

2.安全性(人工・合成添加物の有無)

原材料の中で特に注意したいのは、BHAという成分です。この成分は酸化防止剤として使用されることがありますが、発がん性や健康被害を起こすリスクが生じます。基準値以内の摂取であれば問題ないとも言われており、その数値は一般には摂取不可能なほど多量です。

そのためドッグフードの中にBHAが含まれていても、特筆すべき問題はないと説く学者もいます。ただ合成添加物の場合、長い時間が経たない限り健康被害を確認できないため、愛犬家にとっては敬遠したい成分といえるでしょう。

またドッグフードの多くには、嗜好性を高めるために塩分が足されることがあります。ビルジャックも例外ではなく、原材料に塩が含まれています。摂取しすぎることで健康被害を及ぼすことがあるので注意が必要です。

3.アレルギー対策の有無(穀物＆肉類)

主原料であるチキンは犬にとって貴重なタンパク源ですが、近年ではこのチキンに対してアレルギーを起こす犬も増えています。特にささみ肉に強い反応を示すようです。

ビルジャックはフードの大半がチキンとなっているため、アレルギーを持っている犬に与えるのは控えた方が良いでしょう。

トウモロコシやオートミールなどの穀物も、痒みや湿疹などの原因となります。他のフードと比較して含有量は少ないものの、与えすぎると症状を発現する危険性があるので注意しましょう。

• チキン
• 鶏副産物ミール
• トウモロコシ
• オートミール

以上の原材料が、アレルギーを起こす危険性のある食材です。その他の原材料には、特にアレルギーを引き起こすようなものはありませんでした。

4.ビルジャックのみんなの口コミ＆評判

ごはん食べない問題でお馴染み、サラだよー☺︎ かかりつけ獣医さんオススメのビルジャックにしたよー☺︎ 写真みんなみたいに撮り慣れてないけど気にしないでねー☺︎☺︎ ・ #ごはん食べない問題#フード食べない問題#ビルジャック#写真写り ・ 他のドッグフードは粒が大きくて、小粒が好きなサラ←たぶん😳 には合わなかったんですが ・ 指で折れるような硬さの枝っぽい形状のフードです👌 太さはプリッツくらい😳 消化吸収がしやすいらしくて良さげ😊 #プリッツ#消化に良い ・ 食いつきはぼちぼち… ガツガツ食べてないんかーい😫 ・ でも1.9キロのサラに１日30g程とのことなので、少ししか食べなくてもそれなりに栄養は取れているのかなと思います💡 でも少なすぎてこれで良いのかちょっと心配です😢 ・ みなさんフードは何グラムあげてますか？😫 ・ #チワワ#ロングコートチワワ#ロンチー#クリーム#chihuahua#チワワ大好き#愛犬#犬#いぬ#わんこ#ペット#成長記録#パピー#子犬#６ヶ月#いぬバカ部#いぬすたぐらむ#サラスタグラム#いぬ部#ふわもこ部#わんこなしでは生きていけません#犬好きな人と繋がりたい#無言フォロー大歓迎#エブリドッグ

サラちゃんさん(@salasalasalachan)がシェアした投稿 – 2018年 5月月10日午後3時51分PDT

体調が悪いまま1週間動物病院に通い注射と点滴。心身共に疲労…でもはるが一番頑張ってるからとなんとか1週間乗り切りやっとご飯も食べて便も順調に出るようになりました 涙。今日はついに留置針も抜いて次は１週間後に採血。内服薬はご飯に混ぜなくてもペロッと食べてくれるからありがたい♪今日からは食事も変える事に。消化吸収の良いビルジャックのシニア。なんとか元気になってくれて良かった！長生きしようね。 #ジャックラッセルテリア#jackrussell#jrt#ビルジャック#biljac#ドッグフード#動物病院

haruさん(@smile86haru)がシェアした投稿 – 2018年10月月13日午前4時08分PDT

5.価格＆1日のコスパ

通常購入(公式参考)	4,990円(税込)
定期購入	4,990円(税込)
1日のコスパ	166円
送料	324円
定期購入の回数縛りの有無	不明
返金保証の有無	なし
お試しの有無	なし

ビルジャックは公式ホームページから購入できます。

• 1,858円（800g）
• 4.990円(2.7kg)

また楽天やAmazonでも購入可能でした。

• 1,987円（800g）
• 4,990円（2.7kg）

ビルジャックについては、どこで買っても価格に大差はありません。また上記の価格にプラスして送料もかかるので注意しましょう。もちろん量もこの2種類ではなく、豊富に取り揃えてあります。

• 800g
• 1.0kg（2,095円）
• 2.7kg
• 6.8kg（8,250円）
• 13.6kg（12,960円）

800gでも一般的なドッグフードより価格は高めに設定されているため、他のフードをトッピングして使うのにはコストがかかり過ぎてしまうかもしれません。ただこれも品質の良さ故の価格と思えば安いと感じる人もいるでしょう。

ペットショップやホームページでは取り扱いが無いことが多いので、どうしてもインターネットからの購入となってしまいます。楽天やAmazonはポイントを貯められるので、長い目でみれば公式ホームページから買うよりもお得でしょう。

ビルジャックのラインナップ一覧

ビルジャックは3種類のカテゴリに分かれており、そこからさらに細かく展開されています。

• 全犬種対応フード
• 犬種別フード
• 肥満傾向にある犬用フード

上記が目的別の大きなカテゴリです。全犬種対応フードはここから2種類、犬種別フードは5種類、肥満傾向犬用は1種類存在するようです。

• 全犬種パピー用
• セレクト・アダルト（全犬種成犬用）
• スモールブリード パピー（小型犬パピー用）
• スモールブリード セレクト（小型成犬用）
• ラージブリード パピー（大型幼犬用）
• ラージブリードセレクト アダルト（大型成犬用）
• シニア（シニア犬用）
• リデュースファット（肥満体型犬用）

パピー用のフードは、栄養価の高い食材をふんだんに使用しており、逆に消費量の少ないシニア犬や肥満傾向の犬には、低たんぱくな食材を使用しています。基本的な原材料は変わりません。

どのフードにも共通して危険な添加物であるBHAや塩が含まれています。また穀物も使用されているので、グレインフリーというわけではありません。愛犬に与えるのに不安がある人は、グルテンフリーやグレインフリーのフードを購入しましょう。

【まとめ】総合的に見たメリット・デメリット

ビルジャックは、ブリーダーやオーナーたちからも絶大な支持を得ているだけあって、かなり優秀なドッグフードです。

• 新鮮な肉が全体の80％以上を占めている
• ヒューマングレードの鶏肉を使用
• 嗜好性が高い
• 健康維持・免疫力維持のサポートをしてくれる
• 毛艶や便の調子が良くなる

人間の口に入るものと同じ品質の鶏肉を使用しているという部分は、特に評価できる点になるでしょう。嗜好性も高く、好き嫌いが激しい犬や食が細い犬でも喜んで食べてくれるのも嬉しい点です。

ただ懸念材料となる部分も存在します。

• BHAや食塩を含有
• トウモロコシ・オートミールを使用
• 一般的なフード比較して高価である
• 粒の形状が特殊で柔らかめ

発がん性のリスクがあるBHAは、摂取量を間違わなければ問題ないと言われています。しかしそのような物質が入っていること自体を避けたいという愛犬家も多いでしょう。また粒が柔らかいため、歯やあごを鍛えるのには適していません。

全体的に見ても食材の品質はかなり良いです。ただ穀物やBHAが配合されているという部分を考慮すると、もう一息という印象を受けます。